近々、安倍首相が国連総会の時にトランプ大統領と会談して「日米貿易交渉協定」を締結するという新聞報道が繰り返されている。
政権広報のNHK報道を始め、民法TVニュースを見ないし、唯一の情報源は在京の数局のラジオ番組だけなので知らないだけかもしれないが、いつ呼び方が変わったのだろう。
確か昨年の9月には「TAG(日米物品協定)」と言ってはいなかったか。国会でも〝あくまで農産物に係る関税交渉〟なのでTAGだと政府は言い張っていたはずだ。
新聞ではアメリカが自動車輸入関税に25パーセントの上置きをするという主張が継続協議になったので「日米貿易交渉協定」を締結するのだという。
たったA4版1枚の「TAGに関する共同声明」にはそもそも25パーセントの記述は無い。既に農産物以外の交渉が進んでいるということだ。
報道が韓国と内閣改造で目くらましの片棒を担いでいる間にTAGが物品に限らないFTA(日米2国間協定)に移行しているのに指摘する報道が無い。
海外で何をしているか分からない安倍首相のことだ。今度は自動車、サービス分野も含めたFTAを国会論議も無く密約してくるに違いない。
全てにおいて国民無視の国家の体を為していない状態だ。