住んでいる北海道5区は裏金議員が落選、立憲が返り咲いた。
自民党惨敗、立憲民主党大躍進、国民民主党大飛躍。なのに世の中に何か〝熱〟が無い。自分だけがそう感じるのか。
総選挙の前から三つのことが言われていた。
一つは、投票率の低下は組織票のある自民、公明に有利に働くという経験則は今度は当てはまらないのではないか。政治不信により、無党派層の中の自民票も減るからというのがその理由だった。
二つ目は、立憲が勝っても野田代表には棘の道が待っているというもの。野党連携が進まないから国会でどう戦線を構築するか頭を悩ますことになるという理由だった。
そして三つ目は、自公で過半数が取れなくても直ちに石破首相退陣と言うことにはならない。石破降ろしの狼煙を上げる人物が自民党内にいないし、それだけのパワーが今の自民党に無い、というものだった。
結果は三つとも見事に的中した(している)。
投票率は戦後3番目に低い二人に一人の割合だったが、立憲民主党の得票数は前回と変わらないにも拘わらず議席が大幅に増え、自民党は「政治とカネ」で票と議席を大きく減らした。これらは低投票率の中で起きた単純な裏返しの現象で、これ迄の投票率の経験則には無かったこと。
野党連携が進まないのは泉・前代表の責任大である。百戦錬磨の小沢一郎の知恵を借りる時間は十分にあったはずだし、「シャドー・キャビネット」は声ばかりで、政権交代の千載一遇のチャンスと言われ続けていても自民党との政策の違いは何かを世間へ浸透させることは出来きず、石破自民党に不意打ちを食らってしまった。
石破首相は党内野党と言われて総裁・総理になった途端、前言を平然と翻したが、これだけの厳しい審判をうけたのだから〝党内圧力〟は誤りであると再度訴えて、政治改革に真摯に取り組めば意外と長続きするかもしれない。
かつての政権交代の時の民主党のスローガンである〝コンクリートから人へ〟のようなダイナミックなエネルギーを今回の選挙結果から感じないのは予想されていた三つのことが的中し、「これでは何も変わらない。」と肩透かしを食らったからかもしれない。間隙を縫って国民民主が存在感を示そうとしている。
「最大の政治改革は政権交代。自・公で過半数割れに追い込み、政権交代を実現する。」
立憲民主党の野田代表の公約が果たされるかどうかに焦点が移ってきたが、「野党間の調整は来年の参院選までに。」と早くも先送り宣言だ。
さしあたって、特別国会の首班指名選挙は今のところ「石破続投の予測」しか無い。
しかし、政治の一寸先は闇。政権交代熱が何かの弾みで高まり、炎となって燃え上がって欲しいものだ。
今回の選挙後の状況は、安倍政権以降の1強他弱をやっと抜け出したと思います。
与党も野党もいい加減な動きができない緊迫した国会を期待したいと思っています。
国民生活という大義を外れて党利党略で動く政党は厳しくチェックすべきですね。
首班指名選挙で「長男の立憲」に弟達が全然従わない姿が浮かびます。無駄に議員だけが居るということにならないように野田代表には頑張ってもらうだけです。
仰るとおりですね。
私達が大きな期待を持った「今こそ!」が少し拍子抜けのような状況ですね。
国民民主の「不穏な動き?」も気になるところですが・・・
この状況を長く続けるわけにはいかないことは百も承知の筈・・今こそ立憲民主の力を発揮すべき共闘で万全を尽くしてほしいですね。