この撮影地は直前まで列車の姿を見る事が出来ません。その代わり、遠くから急勾配を登るモーター音が山々に響きながらやって来ます。この音が楽しめるのも、この撮影地の魅力のひとつです。 10,04,03 白石-越河 9114レ Canon EOS50D
今日(3日)は東北線にED75が牽引する12系客車の回送列車が走ったので撮影に出撃してきました。
ED75がノーマル塗装の青い12系を牽引し、更に東北線きっての撮影地である白石-越河間の有名撮影地を光線の良い時間帯で通過するとあっては、喜んで出撃した方が良いと思い出掛けたしだいです。
喜んで出撃とは言え、福島は近い様で遠い所です。一人では経費と運転の労力が気になるところですが、幸いにも青年部長とマチさんもご一緒していただけるということなので、経費も労力も1/3になるという事で、それは渡りに船と出撃を決心しました。
越河の撮影地でマチさんと記念写真です。列車通過10分くらい前に近くの鉄ちゃんに撮ってもらいました。画面には入ってませんが左側に多数の三脚が並んでいます。
マチさんのご自宅のある世田谷に3時に青年部長と集合し、FORESTERで首都高-東北道と一路北上しました。早朝なので渋滞もなく、順調に国見ICを降り、越河の撮影地へ向かいます。そして撮影地には列車通過1時間前の6時過ぎに到着する事が出来ました。
この撮影地を知ったのは鉄道ファン誌でこの場所の写真が掲載されていたからで、初めて訪れたのはまだ私が高校生だった76年の事です。当時はED75が一番輝いていた時代で主要列車はED75が牽引し、軽い客レやローカル貨物をED71が牽引していました。
30年以上前の高校生の身分ですので当然免許も、車もなくアクセスは上野から前夜に急行「ばんだい・あづま」(会津若松・仙台行)に乗ってやっと白々と夜があけだした越河駅で下車し(郡山より単独運転となった「あずま」は福島より各駅停車となっていました。)徒歩で現地まで歩いたものでした。事前に地図で撮影地は確認してあり、撮影地まで線路際の犬走をひたすら歩いた記憶があります。そして途中で102レ「八甲田」が来てしまい、慌てて撮った事だけは鮮明に覚えています。
今回の回送列車は仙台支社でのEF510型乗務員訓練で供された12系客車を所属である高崎への返却回送で、3月下旬には運転の情報が入手できたので、あえて休みを入れておきました。ちょうど関東地方は桜満開の時期なのですが、ED75の12系の列車など、もしかすると二度と撮れないかもしれません。そのため無理を言って他の日の休みを振り替えて休みを入れてもらいました。そんな思いは皆さん同じだったからでしょうか、土曜日と言う事もあって撮影地にはざっと150人もの撮鉄が集まり、撮影地近くの道路沿いに多数の車が駐車したため、パトカーが出動する程になっていました。
本来、私はこんなに人が集まる列車を撮る機会に恵まれないので、久々に三脚の谷間で撮影すると若い皆さんのパワーに圧倒され緊張してしまいます。
目的の列車は現場を07:42頃に通過して、描いていた通りの写真が撮る事が出来ました。この列車そのものは回送列車ため定期列車の合間を走り主要駅で停車時間が多く設定されていて車でゆっくり走っても追っかけが充分間に合いました。私たちは越河での撮影後は東北自動車道をフルに活用して松川-安達間と久田野付近で撮影する事が出来ました。
この撮影地はED75華やかな時代に国道4号を走っていてチェックしておいた場所です。当時は撮らずじまいの撮影地でしたがロケハンして20年経った今日、やっと撮影する事が出来ました。 10,04,03 松川-安達 9114レ Canon EOS50D
本来、私の趣味的ポリシーの基本としてJRマークの付いている国鉄形式は撮影の対象から外れているのですが、かつては東北線でうんざりするほどやって来たED75も今は風前の灯で、その命もあと僅かです。ED75の華やかな時代を知っている私にとってここ数年はEH500が行き交う東北線を眺める度に時代の流れを感じずにはいられませんでした。それだけにJRマークが付いているとは言え、思い出多きED75の牽引する12系客車列車は正直に魅力的な撮影対象だったと思います。かつては毛嫌いした700代とは言え、ED75を堪能したのは何年ぶりでしょうか…天候にも恵まれ懐かしさを感じた、一日になりました。
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