今年も最終日曜日を迎え、本稿が今年の最終アップになりました。毎週日曜日に欠かさず続けることができたのは、多くのアクセス数と、毎日お寄せ頂くコメントのおかげです。回を重ねる毎に賑わうコメント欄は、宛ら週刊ジャズ・バトル誌の様相を呈し、忌憚のない皆様のご意見は大変貴重なものであり学ぶものが多々ありました。多様な聴き方、捉え方はジャズの面白さと奥深さを教えてくれるものです。
語呂がいいタイトルの暮れにクレイトンですが、心優しい読者の皆様は、高尚なジャズ・ギャグと理解していただけるものと思います。(笑)今ではあらゆる音源がCD化されておりますが、レコード時代はレーベルによっては全く再発されずオリジナル盤も入手困難でした。写真は Swingville の数枚の音源からピックアップし、日本で編集されたアルバムです。プレスティッジの傍系レーベルのスイングビルは、コールマン・ホーキンスを初めバック・クレイトン、バディ・テイト、ジョー・ニューマン等の中間派の作品がカタログを埋めていたこともあり、モダン・ジャズ期には完全な形の再発が見送られたのでしょう。
このアルバムには、カウント・ベイシー楽団全盛時代の40年代に在籍したクレイトンとテイトの61年の選りすぐりのセッションが収められております。60年代、中間派のビッグネイムが往時の活力を失なうケースが多いなか、フロントの2人とチャールス・トンプソン等のリズム・セクションは凋落の翳りがなく音に伸びがあり生き生きとしております。溌溂としたプレイを聴くと来年のエネルギーが湧き出てきます。歳相応のスタイルは自然ですが、ことジャズは年甲斐もなく色気を放つほうが魅力ありますね。そんな魅力を失いたくはないものです。
明けても暮れてもジャズ三昧の日々は来年も続くでしょう。クレイトンのように歳を重ねる毎に若く新鮮な記事を心がけますので来年も引き続きご覧頂ければ幸いです。コメントをお寄せ頂いた皆様、そして毎週ご覧頂いた皆様、ありがとうございました。
九拝
語呂がいいタイトルの暮れにクレイトンですが、心優しい読者の皆様は、高尚なジャズ・ギャグと理解していただけるものと思います。(笑)今ではあらゆる音源がCD化されておりますが、レコード時代はレーベルによっては全く再発されずオリジナル盤も入手困難でした。写真は Swingville の数枚の音源からピックアップし、日本で編集されたアルバムです。プレスティッジの傍系レーベルのスイングビルは、コールマン・ホーキンスを初めバック・クレイトン、バディ・テイト、ジョー・ニューマン等の中間派の作品がカタログを埋めていたこともあり、モダン・ジャズ期には完全な形の再発が見送られたのでしょう。
このアルバムには、カウント・ベイシー楽団全盛時代の40年代に在籍したクレイトンとテイトの61年の選りすぐりのセッションが収められております。60年代、中間派のビッグネイムが往時の活力を失なうケースが多いなか、フロントの2人とチャールス・トンプソン等のリズム・セクションは凋落の翳りがなく音に伸びがあり生き生きとしております。溌溂としたプレイを聴くと来年のエネルギーが湧き出てきます。歳相応のスタイルは自然ですが、ことジャズは年甲斐もなく色気を放つほうが魅力ありますね。そんな魅力を失いたくはないものです。
明けても暮れてもジャズ三昧の日々は来年も続くでしょう。クレイトンのように歳を重ねる毎に若く新鮮な記事を心がけますので来年も引き続きご覧頂ければ幸いです。コメントをお寄せ頂いた皆様、そして毎週ご覧頂いた皆様、ありがとうございました。
九拝