今日は『時刻表記念日』だそうです。
1894(明治27)年10月5日、庚寅新誌社(こういんしんししゃ)が日本初となる本格的な月刊時刻表「汽車汽船旅行案内」を発売したことにちなんで制定されました。
庚寅新誌社を創業した手塚猛昌氏が発車時刻のほか、運賃や広告、紀行文などを掲載して発行しました。
その影には、手塚氏の恩師でもある福沢諭吉氏がいたとかいなかったとか。
この時参考にしたのが、イギリスのブラッドショーが毎月発行していた鉄道案内(これが世界で初めての時刻表)だったと言われています。
ちなみにブラッドショーの鉄道時刻表は、「ブラッドショーと言えば鉄道時刻表を指す」という暗黙の了解があるほど有名だったようで、かのシャーロック・ホームズにも度々その名前が登場しているそうです。
1000ページを越える分厚さで、全鉄道および航路の全便を平日と休日に分けて全駅の時刻が記載され、さらに乗換案内もあって随分複雑な内容だったようです。
よくもまあそんなん読んでましたねシャーロックさん...。
さてそのブラッドショーにならい、手塚氏の「汽車汽船旅行案内」は日本全国の時刻表をまとめたものだったみたいです。
この功績から手塚氏は「時刻表の父」と呼ばれており、地元の山口県萩市・JR山陰本線須佐駅前には手塚氏の功績を称える碑が立てられています。
当初、「汽車汽船旅行案内」は右綴じ縦書き漢数字を使用した体裁になっており、大正になってから横書きの時刻表が登場しています。
たいていの場合、現在の日本の電車は時刻表通りに来ますが、それは世界的に見ると凄いことだったみたいです。
日本は1分以上の遅れで遅延となりますが、イギリスの短距離路線は5分以上、イタリアの普通列車は15分以上じゃないと遅延扱いにならないそうです。
うっっっそやん。15分とか苦情出るレベルやで( ゚д゚)
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