今日は『世界初のトーキー映画が公開された日』だそうです。
アメリカで公開された「ジャズ・シンガー」という映画で、1927(昭和2)年10月6日のことでした。
それまでは、音のついていない「サイレント映画」が主流でした。
とはいえ全くの無音だったわけではなく、劇場でオーケストラやピアノ弾きが流れる映画に合わせて生演奏を披露していました。
また日本では、活動弁士らによる世界でも珍しい独自の演出方法があったようです。
それは、上映の際活動弁士と呼ばれる人たちがスクリーンのそばでストーリーを説明したり、声をマネてセリフを読み上げたりするもの。
つまりは声優さんの元祖みたいなものですかね??
このようなサイレント(無声)映画に対して、今では当たり前のことですが、映像と音声が同期した映画をトーキー映画(トーキング映画の略)と言います。
「ジャズ・シンガー」では、主人公が歌うシーンなど一部だけが映像と音声を合わせて作られていましたが、普通のドラマの部分はまだサイレントだったようです。
それでも大ヒットを記録し、以後は音声・音楽付きのトーキー映画が主流になっていきました。
ちなみに世界初の全編トーキー映画は、1928年公開の「紐育(ニューヨーク)の灯(ひ)」という作品だったそうです。
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