【ナミキ絵本療法™️66回〜やどかりのおひっこし】
夏休みに、磯あそびをした。
年中の孫が、大好きな生き物。
やどかり、エビ、かに、巻貝などを採ってきた。
海水を交換しながら日々観察をした。
じっと見ていると、何やらけんかをし始めた。
調べてみると、殻が窮屈になってきたヤドカリが少し大きなサイズの殻を交換しろと仲間に迫っているらしい。
タイムリーに、
『やどかりのおひっこし』エリック・カール作もりひさし訳 偕成社刊
を読んだら、年中さんが、熱中していた。
読んでいると、やどかりの背中に仲間のイソギンチャクから、1匹だけが離れ、ヤドカリの背中に引っ越してきた。つぎからつぎへと違う生き物が一匹だけ、仲間から離れ背中にのってきた。
それがふしぎで、年中さんがなにやらゴニョゴニョ言いだした。
「ほかのみんなは、どうしているんだろう?会いたくないのかなあ」
「どうして1匹だけが、みんなとはなれたんだろう?一緒に遊びたくなんないのかなあ」
と、次々不思議な思いがわき起こり、さまざまな生き物の心情を考え始めた。
絵本の内容を深く読みはじめたようだ。
これが絵本の醍醐味で、想像し、考える力がついていく。
再度、飼育箱を覗き、様々なことを考える。
残念にも死んでしまったエビやカニのお墓を庭に作り、お祈りする。お月様になってねって。
繰り返し追体験を重ねていく。
素晴らしい幼児期のドキドキ💖した夏休み。
大人の方までルンルン弾み若返る。
♪人偏に 本が入れば 体なり♪
♪みんな光ってみんなE♪
ナキ 滝井なみき
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