おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

怒りというより落胆+どうでもよろしいお話し(笑)

2012年06月15日 06時19分15秒 | 家づくり
あの震災による屋根瓦崩落・・・・当時のあの風景は、津波による被害とは異なるが、ぼくにとっては驚異的な光景だった。自分で言うのもなんだが、がんばってがんばって、OB施主様宅はお盆までに、そして一般のお客様は昨年末までに、かわらぶき職人のたくさんの援助をいただいて屋根の修理を完了した。

その後も修理は続いているし、周りではまだまだ治っていない屋根も多い。それでも『収束傾向』だった。

ところが!!!!







まるで、すごろくの振り出しボタンをあっさりと押されたかのような感覚に陥りました。

なんじゃこりゃ!!!1年3カ月も経つんですよ。治せないまでも、養生なりなんなり、やることはあるだろう。これじゃまるで震災直後だ。ひど過ぎる。依頼をした『かわら屋』はのらりくらりで、一向に連絡もなければ来ることもなかったのだそうだ。

もー怒りを超えて落胆の域です。また横綱級の修復の始まりです。

かわらぶき職人のふるやさん、今回の仕事をすべて終えて気持ち良く帰るばかりだった矢先。ほんとは今日ぼくと東京方面で友人たちと楽しい時間を過ごすはずだった。でもこれ見ちゃったら、、、、行けない。ふるやさんも意気消沈しながら『たとえ1日でも、やりますか。せめて雨漏りだけでも止めてやらなきゃ・・・・』

明日からまた雨模様。今日できるだけの措置を施すことになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからはまたどーでもよろしいお話し。

昨晩は千尋棟梁も合流して、自宅でお好み焼きパーティー?をしました。一昨日の餃子に引き続き、ふるやさん大活躍。



納豆お好み焼き、キムチお好み焼き、ツナコーンお好み焼き、スタンダード豚お好み焼き、紅ショウガお好み焼き・・・・・・



ま、どーーーーーでもよろしいお話しでした。

ではまた。

おさむ




窯業系サイディングを考える+どうでもよろしいお話し(笑)

2012年06月14日 05時51分18秒 | 家づくり
一般的な住宅は、ほとんどが『窯業系サイディング』という外壁材でつくられている。タイル調やレンガ調、石積調や左官仕上げ調などなど、目が回るくらいの種類がラインナップされている。

でもあたくし、あんまり好きじゃない。

『タイル調』とは、『タイルみたいな』ということ。『レンガ調』ということは『レンガみたいな』ということになる。なんちゃっては、あまり好きでない。

それと、製品のラインナップ期間が異常に短い。なにかあって部分的に交換したくても、ほとんど、ない。お家は20年30年50年と住まうものなんだから・・・。

加えて、コーキングの寿命、表面塗装の寿命から、10年から15年ごとに『必ず』メンテナンスが必要。メーカーが言うほど現場では長持ちしてない。そんな写真を2.3枚。

これは、浴室の結露による結露水が窯業系サイディングを腐食しているところ。



こちらは接合部分が地震等により破断してしまっている。



一番多いのが、このようなコーキングの剥離。



ま、どれもたぶん、メーカーの標準施工仕様にしたがってない可能性も高いのですが。これらは一部分でなく、家全体に現れてしまっている。リフォームには相当高額な費用が伴いそうです。

やはり、北澤工務店で一押ししている『そとん壁』『無添加しっくい壁』がいいなぁ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからはどーでもよろしいお話し。

昨日も紹介した山梨のかわらぶき職人ふるやさん。多才です。(笑)



なんと、餃子を一緒に作りました。その包むのがうまいことうまいこと。今回は大判で80個。ツナカレー餃子・キムチ餃子・大根葉たらこ餃子・ノーマル鳥餃子など4種類(笑)



ふるやさん、子供たちにも大好評で爆笑の連続。ご近所迷惑だったかしら(汗)

ま、どーーーでもよろしいおはなしでした。(笑)

ではまた。

おさむ



お客様のこころ

2012年06月13日 05時17分54秒 | 家づくり
毎度毎度書いていることですが、ほんとにこの家づくりっていう仕事はすごい仕事だ。

先日ご紹介した、あの地震から1年3か月も経ってから修理の依頼を受けた現場でのこと。

その現場のおばあちゃんがほんとに喜んでくださってましてね。どうやってその喜び、うれしさを表現したらいいのかわからないくらい喜んでくださっている。

『お茶やってくれ』『お昼だぞ』『こんなに早くやってもらって・・・』『いい人にあたってよかった・・・・』

現場段取りの都合で急きょそのお客様宅にタワーと足場を掛けさせていただくことになった。予報通り雨がぽつぽつ始まった。いま足場が掛けられるかどうかで明日の段取りがすべて変わる。山梨のかわらぶき職人ふるやさんとなんとかやり終えた。瓦が崩れたときに大量の土が雨樋に流れ込んで詰まっている。雨が降るとデロデロになってしまってきれいな仕事ができない。『んじゃやっちゃいますか!』とさっさと樋を掃除した。瓦が崩れたときに一階の屋根に大量ののし瓦が落下してトタン屋根に穴が開いている。おばあちゃん曰く『雨が降ると漏れてくるんだわ』!!!いままでガマンしてたんだ!!!ふるやさん、穴の開いている個所を数カ所発見して応急処置。手際よく片付けた頃に雨が降り出した・・・・・・・・いい仕事、しました。



毎度まいど、いい仕事してくれます。



帰り際、『これでお昼でも食べてくれ』とおばあちゃん。手にはしわしわになったお金を握ってぼくに渡そうとする。いやいやそんな気遣いはけっこうです!!ぼくらは仕事に来ているんだから、仕事としてやってるんだから。ほんとにけっこうですから・・・

でもおばあちゃん、一歩も譲らず。

・・・・・その姿がね、うれしくてですね、ほんとにうれしくって、おばあちゃんを拝みたくなるような気持で、押しいただきました。

工事はなるべく安くやってほしいものだ。でもそれとこれとは話が違う。

さらには『もっていってくろ・・・』と、でっかい袋にお手製の野菜がうんと詰められていた。ぼくらは必要とされている存在なんだ。


書こうかどうか迷ったけど、ぼくは『おばあちゃん』に反応するんだよなぁ。おばあちゃんっ子だったから。

ではまた。

おさむ









シロアリと昔の技術

2012年06月12日 10時24分58秒 | 家づくり
またまたシロアリの出没です。



表面に出てくるということは、かなり進行している証。さっそく千尋棟梁に解体してもらいました。



やはり根太材も食害されています。



歴史あるひと間ですが、根太、荒床の交換をすることになりました・・・・・とまぁ、そこまでは通常のお話し。

依頼をいただいたお家は100年以上の歴史ある建物。派手さはないですがそこかしこに昔の職人の技術を見ることができます。勉強家の千尋棟梁にいろいろ教えてもらいました。たとえばこの『荒床』。表面は黒くなっていますが、裏面はまったく新品といっても過言でない。その表面を見て、『昔は機械とかないから、木挽き職人が手でこの板を切ったんだ。これがその痕。』大きなのこぎりで挽いた跡が見えますか?同じ厚さに丸太から板を縦に挽く。相当な手間仕事です。



こちらは『根太』。今のようなピン角(正角材)の材料って、機械が発達したからできるようになりましたが、それまでは丸太の二面だけを『ちょうな』という手工具で削り取っていたんです。それがこれ。



今では扱える職人も減りましたし、そのような仕事を望むお客様もほとんどいなくなってしまいました。

家づくりの仕事って、ほんとにおもしろいです。すばらしいです。この場所にいるだけでも、100年前の職人の吐息、汗を感じることができる。

ではまた。

おさむ




火渡り

2012年06月11日 04時40分54秒 | 世間ばなし
ぼくは県内で最年少の(笑)保護司をさせていただいていたのですが、最近さらに若い保護司が着任されました。彼は天台宗の住職なのですが、その彼からこんな案内をいただきました。



ほう!!これはおもしろそうだ。龍ヶ崎に住んでいながら、こんなお祭りがあるのは知らなかった。

ということで、お昼休みを長くとって設計・松葉君と行ってまいりました。『火渡り』は世界的にある宗教儀式のようです。ウィキペディアで調べて見ました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%B8%A1%E3%82%8A

・・・・・・さてさて始まりました。厳粛な雰囲気です。太鼓とほら貝の音について『日光修験者』のみなさんがお越しになられました。



山伏の修行のひとつらしいのですが、様々な作法が繰り広げられました。



いよいよ着火。ヒバの葉が勢いよく燃えます。そーとーーーーーいい感じです。



えっ!!ほんとに、、やっぱ、、歩っちゃうんですか・・・・。場内も湧き、太鼓の音も般若心経の声も激しさを増す。



山伏のあと、一般の参観者も体験させていただけます。設計・松葉君の緊張した表情!!刀で背中を斬られ、いざ!!!





すばらしい!!!!

せっかくですからあたくしも・・・・・。



・・・・・・・・・すばらしい体験をさせていただきました。熱いの冷たいのは言わないことにしましょう。体験した者にしかわからない感動がある。エネルギー的デトックスとでも言いましょうか、足の裏がジンジンする感じです。

よし!!!ますます仕事に家庭に、わが人生を生き切るぞ。

ではまた。

おさむ






担保設定について思う。

2012年06月10日 03時53分20秒 | 世間ばなし
一昨日、監督・長澤がブログを書くと、昨日は『遅れてはならん・・・???』と設計・松葉がブログを更新してくれました。彼は設計が担当なのですが、『現場を知らん設計はいかん』ということで、お客様の了解をいただいてS様邸の現場管理もやってもらっています。よろしかったらご覧ください(笑)

http://kitazawa.ciao.jp/new/sekkei

さてさて、以下はちょっとぼやき???

担保設定について思う

銀行さんからお金を借りるとき、例えば住宅ローン、例えばぼくでいうなら事業資金など。その時に無担保ならいいのですが、大概の場合土地などの担保を差し入れする。

その担保を保全するために銀行さんなど金融機関は質権や抵当権を設定登記する。平たく言えばお金返してくれなかったらいただきます、ということ。これって、銀行さんの都合ですよね。

でもこの設定登記費用、ユーザー側の負担なんだ。(たぶんすべての金融機関がそう)

これって、おかしいとおもいませんか?

????????

『お客様のベストパートナー』とか、『ビジネスパートナー』とか、言葉とか文字ではいくらでも言えるけれど、実態は旧態然たる匂いがしてならない。『お金を貸してください。お願いします!』『そうか、じゃあ貸してやる』という上下関係が匂う。

どうでしょう?????????

真にパートナーであるならば、50対50でありたい。銀行さんは金利でご商売をされる。お金を借りてもらわなきゃ商売にならない。そしてぼくらはその資金をもって住宅を購入したり、事業をさせていただく。貸出資金の保全をしたいのはあくまで銀行さんなんだから、その設定費用は銀行さんが負担すべきだと思うのです。

さらに!!取引が完了してその設定登記を解除するとき、その費用もユーザー負担なんだ。

ぼくにはどーにも理解できない。おかしいと思う。

この件については『おかげさまで安心して商売をすることができました』というお互いの『おかげさま』『ありがとう』の流れを全く感じない。

ぼくは、設定も解除も銀行さんが負担すべきだと思っているが、せめて片側ずつ負担する、あるいは案分する、という道はないのだろうか。

これまでにもずーーっと北澤工務店に出入りしてくださっている担当者や支店長に問うているのですが、まだ一度も納得のいく回答をいただいたことがない。っつうかスルーされている。無意識にこの慣行が続いている。

いかが思われますか?別にぼくは、費用を出したくないわけじゃない。その姿勢と関係性を問うているんだ。

いかが思われますでしょうか????

ま、世間ばなし、ということで。(笑)

ではまた。

おさむ





監督・長澤のブログ

2012年06月09日 04時21分19秒 | 家づくり
監督・長澤がブログを更新しましたのでぜひぜひご覧ください。いやーーー、なかなかおもしろいのですよ。

http://kitazawa.ciao.jp/new/kantoku

既製品を段ボールから開けてくっつける家じゃないのが北澤工務店の家づくり。職人と監督とが知恵をふりしぼっているのが伝わってきます。

読んでいると、ずいぶんぼくはカンタンに、むちゃくちゃ困難なことをあっさりと依頼していたりするようです。『造作キッチンだよ~。あーしてこーすればうまくおさまるんじゃん!?』みたいな。少し反省。でもそれをなんとかカタチにしちゃうんだからすごいわ。これからも少しずつハードルを上げていきたいと思います(笑)

家づくりっていう仕事は、ほんとにおもしろい。

ではまた。

おさむ





まだまだ屋根修理

2012年06月08日 18時29分50秒 | 家づくり
今朝ほど『地震で屋根がやられたんだけど見てほしい』旨のお電話がありました。

えっ!?だってもう1年と3カ月も経つんですよ。。。いままで依頼先はなかったのだろうか・・・。お客様には大変申し訳ない言い方ですが、お声が太く、少しこわおもてな感じのお声でしたし・・・。

お電話をいただいたときにいつも一番気になるのが『縁』です。どのようなご縁でご連絡をいただいたのか、それが一番知りたいところ。

で、さっそくおじゃましてみました。

お会いした時に手に持たれていたのはなんと!!『カタロ通信』じゃないですか!!!もうそれだけでぼくの緊張感はふっとびました。OB施主様のご親戚で『キタザワならよくやってくれるよ!』と紹介されたのだそうです。これまでにも何社も業者が訪問したが、『頼むならキタザワ』と決めてくださっていたのだそうです。ところが身内の介護や不幸が重なったりしてできないでいた。そして今朝、やっとご連絡をくださったのでした。

屋根に上ってみました。



とってもきれいに養生されていました。なんと施主様自らされたそうで、これまでに3回も架け替えをしたそうです。そのたびにやり方を工夫して、このようにきれいに施工(笑)された。

時間が経過していますので、、、、、草さんたちも元気です。



『シートの下とか使える材料とかによって前後しますが、だいたい15万円~20万円だと思います。』というと、『そぉかぁ、いままでの業者とは違うなぁ。25万円くらいまでなら予算できるから、よろしく頼むよ。ほかにもやってもらいたいところがたくさんあるんだ・・・・いいひとを紹介してもらってよかった・・・。』

つながっているとね、駆け引きがないんですね。仕事冥利に尽きるお言葉を頂戴しました。

家づくりの仕事って、すばらしい。

ではまた。

おさむ






うれしいです。

2012年06月07日 04時45分29秒 | どうでもいいお話し?
3月末からひとり暮らしを始めた長男坊。その後一回だけ電話で話をしたもののそれっきり。ま、女房は毎日のように???電話をしているようですが…。

昨晩、その長男坊のアパートに泊めてもらうことになりました。

嫌がるかなぁ、と思ったら 『いいよ』 と。

夜遅く近くの駅ついて、電話を入れました。

『なんか買っていこうか』

『いや。一応ビールとおつまみ買っておいたよ』

そのアパートに着き、冷蔵庫を開けると350ccの発泡酒が2本。むっちゃくちゃうれしかった。

初めて長男坊と『サシ』で乾杯。

もちろん、その後うれしさのあまりに追加購入・深酒になったのは言うまでもございません(汗)

ま、他の方にはどーでもよろしいお話でした。

ではまた。

おさむ



つくば市Ⅰ様邸

2012年06月06日 05時11分37秒 | 家づくり
つくば市I様邸の『無添加しっくい』工事がほぼ完了しました。帰国されたI様ご主人と久しぶりに打ち合わせです。

I様ご夫婦、監督長澤そしてわたし、四人の室内の共通の感想は、

『明るい!!!!』

昨日の外は曇り、室内は照明もないのにすべての部屋が

『明るい!!!!』

のです。







洗面所は壁天井共にサワラ板張りなのですが、トップライトが取り付けられているため、

『あれ?だれか電気つけっぱなしで帰ったのかな???』

と間違えるほどに明るい。

やっぱりお家の基本は、『明るさと風通しの良さ』ですね。昔の人の知恵だ。そんな基本の基本を忘れて、『設備過剰住宅』に走っている感が否めない現代の家作り。I様邸、あと3週間で完成お引渡しです。

ではまた。

おさむ




メタボ

2012年06月05日 03時46分45秒 | 自分のこと
まぁ!おばかなお話ではあります。

昨日の思風先生の古希の祝いの余韻覚めるとき。FBではその写真が多数アップされたりして盛り上がっているとき。北澤工務店事務所に保健士さんが見え、わたくし、『生活習慣指導』をしていただいておりました。



はい。正真正銘の『メタボリックシンドローム状態』だそうです。なので、あなたは積極的支援レベルの対象者です。。。。

確かに、、、、気にはなっていたのですがね、先延ばし先延ばししてきておりました。がんばってくれているカラダさんを粗末にしすぎや。今年は富士山を3回登る予定を立てていることだし、このままじゃいかんなぁ、減量とか、トレーニングとかしなきゃなぁ、と思っていた矢先でした。

でもすごいなぁ、日本って。

個人の健康状態にここまで関わって下さるなんて。医療費の問題とか経済活動への影響とかいろいろあるにしてもすごい。

それよりなによりすばらしいと感じたのが、訪問してくださった保健士さんのカウンセリング能力です。ぼくもしばらく学びましたから少しは分かるつもりなのですが、彼女のぼくへのアクセスはすばらしかった。

決してムリは言わないし、『指導』もない。ネバならない。こうあるべきだ、もない。ぼくの中にある『このままじゃいかんよなぁ・・・』という気持ちを引き出して、『どうしたらいいですかねぇ?』と質問してくる。自分から答えを言うことはない。ぼくの発言に対して保険の専門家の知見を伝えてくれる。その方法ならこれだけの効果が期待できますね、って感じ。タバコがダメ、お酒がダメ、とも言わない。できるところからやっていきましょう、という感じ。

結局、『体重を落とす』ところに行きつきました。体重を落とすためにお酒はこのくらい、揚げ物や夜中のアイスクリーム(笑)もちょっと意識して減らす。そこだけに焦点を当てました。6カ月後には体重90㎏を目標としました。

まるでカウンセラーとかコーチが自分についてくれたかのようです。

ま、めんどくさい記入票とかもあったり、それを期日にFAXしたりとかもありますが、『よし、やってみよう!!』そんな気にさせてくださったのでした。

あ、、、また家づくりに関係のないお話しでした・・・。

ではまた。

おさむ




思風先生 古希の祝いと仲間

2012年06月04日 07時25分00秒 | 自分のこと
昨日、感性論哲学の創始者・芳村思風先生の古希の祝いが京王プラザホテルで開かれました。『仲間内で少人数で・・・』と言っていたものの、200名近い仲間が全国から集まりました。実に実に、有意義な時間でした。懐かしい仲間との再会に、せっかくのおいしそうなオードブルも焼き鳥2本食べただけでしたが・・・(汗)

お祝いの言葉の中に、とても印象的なくだりがありました。その方は立派な会社の経営者です。

『・・・・・・・私も2年前に古希を迎えました。こうして人生を振り返ると、70代こそ、人生最高の時。まさに、「ゴールデンエイジ」です・・・・・・。』

ここ数年の自分、とてもいい感じなんです。陰も陽もひっくるめてわくわくドキドキの日々を味わうことができるようになったのではないかと思う。家づくりの仕事が楽しくて仕方ない。家族も遊びも実に充実している。『40代最高!!』って周りにも言っている。でも、その大先輩の言葉を伺ったとき、『すごい!!』って思った。『すばらしい!!』って感じた。お顔の張り、ツヤ、姿勢からしてほんとうにゴールデンエイジを生き切っているように見受けられた。すごくうれしくなる自分がいた。

何を書きたいのかよくわかんないですけど、以前のぼくは、こういう集まりに行くとすぐ、まわりのすばらしい方々に対して『嫉妬』したんですね。そして『どーせおれはこんなもんさ』みたいにへそを曲げたり、凹んだりする自分がいた。早く会場から抜け出したくなった。

いまもゼロじゃないけど、以前のそれとは明らかに異なる。

『おーすごいなーー! すばらしいなぁ~!!! がんばれーーー!!! おれもがんばるぞ~!!!』 ってもろ手放しで受け入れている自分がいます。

あの震災の時も、崩れ落ちた瓦を前に八方ふさがりだった自分を助けてくれたのは、『仲間』でした。

『仲間』ってすばらしい。普段一緒にいるわけじゃないし、会ったからといってこれといって話があるわけじゃない。でもつながっている。

んんんん・・・・・・やっぱり何を書きたいのかよくわからん(汗)

とにかくとにかく、うれしくてうれしくて、仲間のすばらしさをしみじみと味わった思風先生の古希の祝いでした。

ではまた。

おさむ





感性論哲学

2012年06月03日 05時26分46秒 | 自分のこと
10数年勉強させていただいている『感性論哲学』。すばらしい学びです。仲間もたくさんできました。

昨日は6月度の勉強会が東京でありました。講義を聴きながらパタパタとパソコンに打ち込んだのでわかりずらいかもしれませんが、その抜粋を貼らせていただきますね。

6月2日 東京思風塾
感性論哲学の究極の目的→全人類の人間性の進化
『理性革命』
理性に対する意識の変化が必要 その理由
近代→ 人間の本質は理性だ。合理性の追求。真理の追究。
しかし、いま人類が感じていることは、『理屈じゃない、こころが欲しい。』
近代から次の新しい時代への過渡期。
なぜ、理性の時代を終わらせなければならないのか。
自然破壊・人間性の破壊・世界中に充満する問題をつくった。
理性に対する絶対的信頼が揺らぎ始めた。
理性に代わる新しい精神的な原理が求められている。

歴史的・学問的に『理性批判』は19世紀中ごろから唱えられたが、明確な理性に代わりうる原理は生まれなかった。
理性に代わりうる原理→『感性』を原理とした新しい時代。
理性の限界 理性は合理的に考えることができるすばらしい能力であるけれども、その反面、合理的にしか考えることのできない不完全な能力である。有限で不完全な能力である。

心理よりも真実を。
心理→変化しないもの しかし変化しないものはなかった。
真実→変化するもの 変化しないとは死と同じ。生きるとは変化そのもの。

理性は人間に備えらえた能力に過ぎない。人間の本質は感性である。理性は手段であり本質ではない。
理性的になればなるほど『私』『俺』から遠ざかる。
人間は140億個の脳細胞を持って生まれる。その脳は理性を持っていない。まず抽象概念である『言葉』を覚え、言葉と言葉を事実と合うように結び付けていくことによって『考える』という理性能力が生まれ、発達する。理性は言葉の持つ限界を背負わざるを得ないことから不完全であるということができる。

肉体を動かし、体験することからしか実態をつかめない。体験は真実を語る力である。いくら勉強しても、理性は言葉を原理にしているから抽象概念であり観念・知識・自覚の範囲を超えない。

日常の中に在る些細な体験であっても、かけがえのない真実への気づきとなる。
問題を感じるのは感性であり、答えを出すのは理性である。理性は手段能力である。理性はより良い答えを出すことができる能力でもある。

感性論哲学は実践哲学であるから、やればちゃんと答えが出る。

理性に支配されてはならない。理性は絶対ではない。理性を手段能力として使いこなさなければならない。人間は理性的に正しい生き方をしてはならない。人間は人間的に正しい生き方をするのだ。欧米人は真理は一つだとする。矛盾を排除しようとする。矛盾を内包した真実に生きることができるのがアジアの文化なんだ。これからはアジアの時代だ。

≪いのちの働き≫
いのちには『合理作用』『統一作用』『調和作用』という働きがある。求感性・動的平衡
おれ、『動的平衡』ってことば、すきだわぁ。わくわくする。いわゆる『ゆらぎ』だね。このゆらぎこそいのちの働きなんだってわかったら、起こる事象にジタバタしない。(おさむ)

≪量から質≫
あらゆるものが量的拡大という方向性が飽和状態になると、『質の向上』という方向性に向かう。あらゆるものの進化成長・発展の道筋が量的拡大から質の向上に向かう。

≪生命の目的≫
いのちには命よりも大事なものがある。いのちは目的を実現するために生きる。いのちは『死んでもいい』と思える対象と出会ったときに最も輝き、わずか100年の個体的生命は永遠の命として生きる。永遠の生命とは何か、それは『人類』である。永遠の生命を進化させる。人類の人間性を進化させることにこの命を使う。その時に我々は、自らの人生を価値あるものにすることができる。人間とは目覚めたる宇宙だ。



『哲学』ですから難しい部分もあるのですが、思風先生はぼくらでも理解できるようにユーモアを交えて、敷居を下げて、大切な大切な言葉の宝石をうんと投げかけてくださる。思風先生本日新宿にて古希の祝い。全国から塾生が集まります。

ではまた。

おさむ






銅板の腐食と・・・

2012年06月02日 07時33分54秒 | 家づくり
30数年前に新築工事をさせていただいたS様。瓦の修理と雨樋や谷の掃除をさせていただいた時のこと。東面に山を背負った立派な和風建築です。

ところがこの『山』が大問題。30数年前の時には枝をバッサリと伐採した大木も、いまはお家に覆いかぶさるように成長してしまいました。ということは、その大量の葉っぱが屋根の全面に降り注ぐ。雨が降ると葉っぱは固着し、雨樋や谷にごっそりと詰まる。それが雨漏れの原因となることもある。

現場のかわらぶき職人ふるやさんから電話。

『きたざわさん、やばいっす云々・・・』

現場に駆けつけると・・・・・



『谷』と呼ばれる銅板の排水溝が腐食して大きな穴が開いてしまっていました。これまで雨漏れがしなかったのが不思議なくらい。黒く見えるルーフィングが健在でなんとか事故を免れていたのです。これだけめちゃめちゃになってしまっているのは初めて見る光景です。白くなっている部分も腐食が進行している場所です。明らかに酸性雨によるもの。

さてさてどうしたものか。。。入母屋の下り棟、ベランダの捨て谷や水切り、納まりの悪い形状・・・・ちょちょいと治せる部分ではない。ちゃんと治そうと思ったら大工事になってしまう。S様もご高齢になられて大きな費用をかけるのも・・・。

とりあえずその場しのぎをして補修し、板金屋さんと一緒にアタマをぐるぐると回してみたいと思います。

ではまた。

おさむ





朝からうるうる・・・。

2012年06月01日 04時36分29秒 | 家づくり
朝からうるうるしちゃいました。

つくば市でほんとにほんとにすてきなお家を新築されたK様のブログです。ぜひご覧ください。

無垢の木で心地良い家を作る↓↓

http://mukunoie4040.blog.fc2.com/

K様のお家の外観



そしてスペシャルなリビング・ダイニング・キッチン



K様のブログに、こうたくんがダイニングテーブルをよじ登っているうしろ姿がありました。その姿がむちゃくちゃうれしくて、自然と胸が熱くなりました。ここに家族の成長がはっきりと見える。

ぼくらは『お家』をつくることを仕事としている。この仕事はたいへんな仕事だ。でもその分だけ、でっかいでっかいギフトがある。K様、毎日毎日ブログを書いてくださって、ほんとうにありがとうございました。ぼくだけでなく多くの職人もK様のブログを拝見して、この仕事の意味や価値をうんと深めることができた。これからも『家族の成長の記録』楽しみにしていますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば昨日のことなのですが、河内町のU様のお家の屋根修理でおじゃました時のこと。U様のお家はいまから13年前に建てさせていただいた。その時長男坊は小学校6年生。久しぶりに彼に会った。ぬぁんと!!25歳の立派な青年ではないか!!!!!

ぼくは家づくりという仕事を通して家族の成長を見つめ、ひとを見、社会を見、世界を見る。

ではまた。

おさむ