当院理学療法士が一部執筆した書籍が5月に出版されましたので報告と紹介をします。
その名も、「そのとき理学療法士はこう考える 〜事例で学ぶ臨床プロセスの導きかた〜」。
それにしても、タイトルがインパクトありますね。
公式ホームページはこちら。
余談ですが、今までの硬い感じのタイトルから、最近では購買意欲をそそられるようなインパクトのあるタイトルの書籍が増えてきた気がします。
この本は、基本的な考え方、評価の要点、実際の事例報告など基本的には見開きで完結するように情報要約がすっきりしていて見やすいな、という印象です。
基本的なところを押さえつつも、多くの事例報告が掲載されていることが特徴ですので、単にケーススタディの書式の参考としてもいいかもしれません。
多くの著明な先生方も本の執筆には参加されており、ぜひ一読の価値はあると思います。
今回関わったところは事例報告のほんの一部分で、デュシェンヌ型筋ジストロフィー症例の理学療法についての執筆をしました。
本のタイトルほど大げさなクリニカルリーズニングには至っていないかもしれませんが、筋ジストロフィーで直面する代表的な問題である脊柱変形と呼吸障害についての標準的な介入を示しています。
誤解がないように触れますが、脊柱変形の介入として今回触れた「砂嚢による持続伸張」はあくまで一つの方法に過ぎません。
歩行不能期では呼吸リハビリテーションと車いすシーティングを2本柱に変形予防とADL維持を図ることでQOLを向上させることが基本方針であることに変わりはないと思います。
ただ最近では、呼吸リハビリテーションだけがやけに持ち上げられすぎている気もします。
実際には、今回執筆したように多くの周辺事情や教科書通りの問題以外の問題点があるために、同時並行的にかつ多面的に関わる必要があります。
筋ジストロフィーについては、まだリハ介入の症例報告や介入研究でも進んでいない分野の一つですが、どの教科書でも当たり障りのないことしか書いてない現状から少しずつ脱却していきたいものです。
東埼玉病院リハ科ホームページはこちらをクリック
その名も、「そのとき理学療法士はこう考える 〜事例で学ぶ臨床プロセスの導きかた〜」。
それにしても、タイトルがインパクトありますね。
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余談ですが、今までの硬い感じのタイトルから、最近では購買意欲をそそられるようなインパクトのあるタイトルの書籍が増えてきた気がします。
この本は、基本的な考え方、評価の要点、実際の事例報告など基本的には見開きで完結するように情報要約がすっきりしていて見やすいな、という印象です。
基本的なところを押さえつつも、多くの事例報告が掲載されていることが特徴ですので、単にケーススタディの書式の参考としてもいいかもしれません。
多くの著明な先生方も本の執筆には参加されており、ぜひ一読の価値はあると思います。
今回関わったところは事例報告のほんの一部分で、デュシェンヌ型筋ジストロフィー症例の理学療法についての執筆をしました。
本のタイトルほど大げさなクリニカルリーズニングには至っていないかもしれませんが、筋ジストロフィーで直面する代表的な問題である脊柱変形と呼吸障害についての標準的な介入を示しています。
誤解がないように触れますが、脊柱変形の介入として今回触れた「砂嚢による持続伸張」はあくまで一つの方法に過ぎません。
歩行不能期では呼吸リハビリテーションと車いすシーティングを2本柱に変形予防とADL維持を図ることでQOLを向上させることが基本方針であることに変わりはないと思います。
ただ最近では、呼吸リハビリテーションだけがやけに持ち上げられすぎている気もします。
実際には、今回執筆したように多くの周辺事情や教科書通りの問題以外の問題点があるために、同時並行的にかつ多面的に関わる必要があります。
筋ジストロフィーについては、まだリハ介入の症例報告や介入研究でも進んでいない分野の一つですが、どの教科書でも当たり障りのないことしか書いてない現状から少しずつ脱却していきたいものです。
M1(PT)
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