名古屋に美味しい蕎麦はないかと探していたら、グルメ仲間から勧められたのが『伊とう』というお店です。
なんどもWebで確認して、当日は迷わずに到着することができました。
伊とうのHPには、電車を降りてからの道順が丁寧に説明されています。
どちらの路線でもよいのですが、最寄駅から近いほうを選び、東山線を利用することにしました。
元遊郭の建物をリニュアルして、レトロな雰囲気を壊さずにオシャレな蕎麦屋になっています。
一人には広いテーブルに案内されて、さっそくメニューを見ます。
二八か十割か・・・かなり迷ったのですが、(30秒ほど)、壁に貼られたそば粉のPOPを見て十割に決めました。
今日はどっちの粉ですか?と聞くと、両方ミックスしていますと答えが返ってきました。
状態の良いそば粉を冷蔵保存し、毎日作る分だけ石臼で自家製粉し、手打ちしているということです。
楽しみです。
注文を終えて一段落。食べるぞという気分に突入です。
入り口付近はテーブル席でした、奥には中庭に沿うように長い廊下が続き座敷がならんでいます。
インテリアを見たり、写真を撮っていると、すぐに注文の品が運ばれて来ました。
大きなザルにたっぷりの蕎麦。
お江戸で食べる蕎麦の1.5倍くらい盛ってある。
こんなに量が多いとは。。。聞いてない(笑)
細めでつやつやの理想的な玄蕎麦です。
まず一口目はそのままで、二口目は山葵を少々蕎麦に乗っけて食べることにしています。
蕎麦の香りを楽しんでから、三口目にようやくツユに潜らせていただきます。
蕎麦はドリンクの部類で、噛まずに飲み込むといいますが、美味しい蕎麦は噛んでも美味しく、粉の風味を楽しめます。
奥歯で噛むと粉の粗さが感じられて、今回も楽しんで食べました。
特に好みだったのは、ツユの強さです。
節の香り、きりっとした醤油の濃さがなんともいえず私好み。
ただし、量が多い。
多くてお腹が冷えてきました。
そうなんです、きりりとよく冷えた蕎麦でした。
そして、滅多にないことに、穴子天丼(小)も頼んでいたのです。
実はその日、朝から何も食べてなくてお腹が空いていたので、注文しようかどうしようか悩んでいました。
すると可愛い店員さんが、「ご飯少なめにされますか?」と言ってくれたのです。
そして、運んできたときに、「残されても大丈夫ですからね」と優しく囁いてくれました。
つやつやの穴子天丼、甘い匂いがしています。
穴子は細く見えるけれど厚みがあって、むっちりした歯応えがたまりません。
濃いめの天つゆがもっちりしたお米によく合っていました。
帰宅してから画像をチェックしましたが、穴子丼の感動がこの写真では伝わりません。
ごめんなさい。もし行かれることがあったら、穴子丼も是非に!
蕎麦も穴子丼も満足したけれど、なによりも店員さんの笑顔の接客で癒された蕎麦の旅でした。
蕎麦 伊とう お店のHPはここ
住所:名古屋市中村区大門町13
営業時間:11:30~14:30 15:30~21:00
定休日:月曜日・第二火曜日
電話番号:052-471-3850