スーパーカブで旅するタイ北部の場合、海外ツーリングというよりも旅としての要素を重視しているのでバイクのトラブルについても旅人視点で解決します。パンクしたら修理できるところを探して修理してもらうというのが流儀。
ただ、それでも同行する私はちょっとしたトラブルにはその場で対応できる準備をしています。
レンタルバイクで海外を旅する場合、基本的にロードサービスが付加されていたり、レンタルバイクショップが対応策を考えてくれるケースがほとんどなので連絡さえ取れれば何とかなります。ここが重要。海外の広大なフィールドで”必ず”連絡が取れるとは限りません。基本的にはレンタルバイクショップは借り主がバイクを修理することを嫌がります。なぜなら、借り主の知識や技術を信用していないからです。それでも窮地を脱出するための最低限の装備があっても良いと思います。スーパーカブで旅するタイ北部での私の装備はちょうどそのくらいまでの装備なのでここで紹介しておきます。
装備はたったの3点だけ。でも案外多くの事がこなせます。
ただし、装備があればなんとかなるわけではありません。バイクの構造に関する知識やある程度分解する技術があってこそ役に立つのが装備であることは、バットさえあれば誰でもメジャーリーグのピッチャーからホームランが打てるわけではない事と同じです。
最初はロープです。私が昨年から使っているのは太さ4mmで耐荷重750ポンド(340kg)のパラコードを15メートル。これを2重にすればスーパーカブ+人間1人+荷物を不安なく引っ張ることができますし、それ以外の場面でも洗濯ロープ代わりになったり、フロントバスケットの荷物押さえに使えたりもします。パラコードは若干伸び縮みしてショックを吸収するので何かと使いやすいです。
ただし、先程書いたことに関連しますが基本的なロープ結びが幾つかできないと宝の持ち腐れ。この程度の装備でも持つ人の能力次第では何の役にも立ちません。
次はレザーマンツール。私は数種類のレザーマンツールを使ってきたのですが一番良かったのは今はなき"Original"。これを紛失してしまったので今はWaveを使っています。欠点は不要な装備が多すぎて重量が有りすぎることです。それでもバイクツアーに同行した際には結構使う場面があって、バザールで買った果物を切ったりする事もあれば、固く締まりすぎて開かなくなったオイルフィラーキャップを回したり、ガス欠になったバイクに他のバイクからガソリンを移すために燃料ホースを抜く場合など、何かと役に立ってくれているので手放せません。
プライヤー部分がとてもしっかりできているのが長所で、ボルトやナットもうまく力をかければある程度のものなら回せますし、ドライバーの精度も上々で、バイクに多用されているプラスの2番ならこれで大抵回せます。
この装備とファーストエイドキットが有るおかげで私のバックパックはたったの20リットルなのに蚊ならず受託手荷物扱いになります。
私はバイクでない旅をしていた時はいつもビクトリノックスのナイフを持っていました。果物を切ったり、スーパーで買った食材でサンドイッチを作ったり、ワインのコルクを抜いたりするのにはビクトリノックスはとても優秀で、変に色々な機能がついていなければ薄くて軽く、旅に向いていると思います。ただ、バイクの旅の場合はやっぱりプライヤーを結構使うのです。
上の2つはスーパーカブで旅するタイ北部に参加された方の中には私が使っている場面を目にした方も多い装備。レザーマンツールはその後”買っちゃった”人もチラホラおられます。
ところが3点目はほとんどの人が持っていることを知らない品。つまり、使ったことが無い品です。但し、私個人が日本国内をツーリングしている時は何度も使った装備です。バイク用品としてはあまり見かけませんが、車用品としては結構普通に売られていて、カー用品の量販店でも店頭で見かけます。
ワニ口クリップとその対極にある機器の先端の間に電気が流れていればグリップの透明部分が光るようにできています。本格的なテスターとは違って機器そのものには電源が無いのでメインスイッチをオンにした状態で使うことになりますが、スイッチ類の接触不良を探したり、ショート箇所や断線箇所を探したりするのに使えます。路上修理では導通がテストできれば良いのでちょうど良い装備です。
ちなみに間違っても安宿のコンセントに電気が来ているかどうかを確認するには使わないように。12Vにしか対応していません。
たとえば、導通テスターでスイッチの接触不良を発見したら、レザーマンツールを使って配線を切断&直結接続して窮地を脱するなど、そんな風にコンビで考えれば結構なトラブルを自力で凌いでちゃんと整備できるところまでバイクを運ぶ事ができるものです。
ただ、それでも同行する私はちょっとしたトラブルにはその場で対応できる準備をしています。
レンタルバイクで海外を旅する場合、基本的にロードサービスが付加されていたり、レンタルバイクショップが対応策を考えてくれるケースがほとんどなので連絡さえ取れれば何とかなります。ここが重要。海外の広大なフィールドで”必ず”連絡が取れるとは限りません。基本的にはレンタルバイクショップは借り主がバイクを修理することを嫌がります。なぜなら、借り主の知識や技術を信用していないからです。それでも窮地を脱出するための最低限の装備があっても良いと思います。スーパーカブで旅するタイ北部での私の装備はちょうどそのくらいまでの装備なのでここで紹介しておきます。
装備はたったの3点だけ。でも案外多くの事がこなせます。
ただし、装備があればなんとかなるわけではありません。バイクの構造に関する知識やある程度分解する技術があってこそ役に立つのが装備であることは、バットさえあれば誰でもメジャーリーグのピッチャーからホームランが打てるわけではない事と同じです。
最初はロープです。私が昨年から使っているのは太さ4mmで耐荷重750ポンド(340kg)のパラコードを15メートル。これを2重にすればスーパーカブ+人間1人+荷物を不安なく引っ張ることができますし、それ以外の場面でも洗濯ロープ代わりになったり、フロントバスケットの荷物押さえに使えたりもします。パラコードは若干伸び縮みしてショックを吸収するので何かと使いやすいです。
ただし、先程書いたことに関連しますが基本的なロープ結びが幾つかできないと宝の持ち腐れ。この程度の装備でも持つ人の能力次第では何の役にも立ちません。
次はレザーマンツール。私は数種類のレザーマンツールを使ってきたのですが一番良かったのは今はなき"Original"。これを紛失してしまったので今はWaveを使っています。欠点は不要な装備が多すぎて重量が有りすぎることです。それでもバイクツアーに同行した際には結構使う場面があって、バザールで買った果物を切ったりする事もあれば、固く締まりすぎて開かなくなったオイルフィラーキャップを回したり、ガス欠になったバイクに他のバイクからガソリンを移すために燃料ホースを抜く場合など、何かと役に立ってくれているので手放せません。
プライヤー部分がとてもしっかりできているのが長所で、ボルトやナットもうまく力をかければある程度のものなら回せますし、ドライバーの精度も上々で、バイクに多用されているプラスの2番ならこれで大抵回せます。
この装備とファーストエイドキットが有るおかげで私のバックパックはたったの20リットルなのに蚊ならず受託手荷物扱いになります。
私はバイクでない旅をしていた時はいつもビクトリノックスのナイフを持っていました。果物を切ったり、スーパーで買った食材でサンドイッチを作ったり、ワインのコルクを抜いたりするのにはビクトリノックスはとても優秀で、変に色々な機能がついていなければ薄くて軽く、旅に向いていると思います。ただ、バイクの旅の場合はやっぱりプライヤーを結構使うのです。
上の2つはスーパーカブで旅するタイ北部に参加された方の中には私が使っている場面を目にした方も多い装備。レザーマンツールはその後”買っちゃった”人もチラホラおられます。
ところが3点目はほとんどの人が持っていることを知らない品。つまり、使ったことが無い品です。但し、私個人が日本国内をツーリングしている時は何度も使った装備です。バイク用品としてはあまり見かけませんが、車用品としては結構普通に売られていて、カー用品の量販店でも店頭で見かけます。
ワニ口クリップとその対極にある機器の先端の間に電気が流れていればグリップの透明部分が光るようにできています。本格的なテスターとは違って機器そのものには電源が無いのでメインスイッチをオンにした状態で使うことになりますが、スイッチ類の接触不良を探したり、ショート箇所や断線箇所を探したりするのに使えます。路上修理では導通がテストできれば良いのでちょうど良い装備です。
ちなみに間違っても安宿のコンセントに電気が来ているかどうかを確認するには使わないように。12Vにしか対応していません。
たとえば、導通テスターでスイッチの接触不良を発見したら、レザーマンツールを使って配線を切断&直結接続して窮地を脱するなど、そんな風にコンビで考えれば結構なトラブルを自力で凌いでちゃんと整備できるところまでバイクを運ぶ事ができるものです。
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