旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

クリスマスは何の日?

2007年12月25日 | 宗教
あれは先々週の事だったと思います。私が住むマンションの有志の皆さんが頑張って飾ったイルミネーションの点灯式を兼ねて少し早目にクリスマスが行われていました。折り悪しく私は夕方から少し出かける用事があったので実は何が行われているのか知らなかったのですが、子供達はそのあたり、しっかりしつけができているので、物が貰えそうなところにはちゃんと出席していました。

ヤボ用を済ませて帰ってみると、サンタさんから貰ったお菓子の袋を持って、ご満悦の子供達は家に帰っておりました。それを見ているうちに、この子達は"クリスマス"は本来何の日なのか知っているのかなと思ったわけです。

前にもどこかに書いたと思いますが、私は子供の頃、近所にキリスト教会があって、そこの牧師さんがおそらく熱心な方だったのか、クリスマスには教会に出かけました。もちろん今の自分の子供と同じように振る舞われるお菓子が目当てだったのですが、それでも牧師さんがお話しされるベツレヘムのお話は子供心に"おもしろい"と思って聞いた記憶があります。お話の上手な牧師さんだったのですね。

そんな事を考えているうちに、近所のオジサンがサンタの服装をしてお菓子を配り回るだけのマンションのクリスマスに軽い疑問と不満を感じずにはおられませんでした。

24日の夜は私の家でも子供達の手作りながらクリスマスケーキです。ケーキを食べる前に私は子供達に言いました。

"クリスマスは何の日だ?、これが判った人だけケーキを食べてよろしい"

子供達は答えます。
"プレゼントもらう日~"
"ケーキを食べる日~"
"サンタさんが来る日~"

何とも嘆かわしい限りです。

"残念だねぇ。お前達、今日はケーキは無しみたいだ。"

"エーッ!、ヒント、ヒント"

"誰かの誕生日だ!"

"サンタさ~ん"

"お前らはアホか?サンタさんは自分の誕生日にプレゼントを配って歩くのか?"

"そうかぁ。もっとヒント"

"キで始まる"
"キリで始まる"

"キリ~ン"

我が子ながら嘆かわしい限りであります。結局、面倒になってケーキは開放されたわけですが、"キリンの誕生日"と呼ばれても、クリスマスは1年に一度やってくるわけです。
あの子達、来年はクリスマスは何の日なのか言えるようになっているのであろうかと感じながら昨夜は暮れていきました。


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