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言ったもん勝ち

2018-07-17 23:49:00 | 政治
【平成30年7月豪雨】政府の「空白の66時間」を視覚化
https://note.mu/jun21101016/n/na37e1fa2f191

66時間という数字がなぜ重要なのか。その前に、66時間とは何のことなのか。これは、気象庁が異例の記者会見を開き、「観測史上初めての大雨」を予報した7月5日から、安倍首相が非常災害対策本部第一回会議を8日に開くまでに要した時間が66時間なのです。

【政府「空白の66時間」タイムテーブル】は、その間、「自民亭宴会」をはじめとして、閣僚や自民党議員の面々がいったい何をしていたか、あるいは何もしていなかったかを可視化しています。マスコミは、安倍首相の「先手先手を打っていく」という8日談話を垂れ流したわけです。

66時間がなぜ重要なのか。生存比率が大きく変わるのが発生から3日まで、つまり、72時間といわれているからです。72時間以内であれば、助かる人もいるが、それを越えれば格段に難しくなると世界各地の災害現場で言い交されている、いわば「常識」なのです。

シンガポール政府や台湾政府は西日本水害に救助・救援活動の支援を申し出ていたそうです。72-66=6時間しかありません。シンガポールや台湾の災害対策チームが日本に到着して活動したという話を聞きません。「先手先手を打っていく」と豪語した安倍首相が不要と断ったのかもしれません。

https://www1.mfa.gov.sg/Newsroom/Press-Statements-Transcripts-and-Photos/2018/07/20180708-JapanFloodCondolenceLetter

8 July 2018

Dear Prime Minister Abe,

I am deeply saddened to learn that the torrential rain in Western Japan over the past few days has led to the tragic loss of lives and affected many families. On behalf of the Government of Singapore, I offer my heartfelt condolences to Japan and the families of the casualties. Our thoughts are with you and the people of Japan during this difficult period.

I am confident that Japan will overcome this disaster with fortitude. Please do not hesitate to let us know if Singapore can be of assistance to the ongoing relief efforts.

Yours sincerely,

LEE HSIEN LOONG


「シンガポールが現在行われている救援活動の支援になる可能性がある場合は、お気軽にお知らせください」(Google翻訳)

シンガポールのリー・シェンロン首相は末尾にこう書いている。日付は7月8日である。救援活動の要請や支援の申し出も、72時間という締め切りのなかで、やりとりされるはず。シンガポール政府は8日以前に申し出ていたのか、あるいは安倍首相の非常災害対策本部第一回会議の開催に合わせたのか、大使館に問い合わせてみたいところだ。



(止め)
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