気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
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明日はいずこの草枕。

実話

2019-03-11 00:22:26 | 日記

「運び屋」と「グリーンブック」を観た。

どちらも面白かった。

 

どちらも実話に基づいたもの。

 

「運び屋」はクリント・イーストウッドの監督・主演作品。

85歳から87歳まで麻薬の運び屋をやった男を、88歳のクリントが演じた。

飄々とした運び屋を楽しそうに演じている。

 

犯罪映画かと言えばそうではない。

家族の物語。

仕事にのめり込み家庭を顧みなかった男が、最後に絆を取り戻す。

 

ひとつ隣の席のオジサンが、涙を拭っていた。

その気持ちはよく分かる。

 

オジサンたちに響く映画だ。

 

「グリーンブック」はもっと良い。

黒人の天才ピアニスト、ドン・シャーリーが60年代のアメリカ南部で

経験した差別の現実に唖然とする。

 

演奏旅行のドライバーとして雇われたトニーはイタリア系。

白人でありながら、イタ公と蔑まれることもあるイタリア系。

にもかかわらず黒人は黒ナスと侮蔑する。

 

そんな2人の関係が4週間でどう変化していくか。

この辺の描き方が上手い。

 

ピアニストを演じたマハーシャラ・アリがオスカーを獲得(助演賞)したが、主演のビゴ・モーテンセンにも上げたかった。

 

ドン・シャーリーの音楽が素晴らしい。

ジャズでもなく、クラシックでもなく、ポップスでもない。

独特だ。

 

とっても気持ちの良い映画。



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