偵察登山から一転、幸運にも初登頂果たす・・・
もう一つの 天幕山(てんまくやま)(1195.7m)
■ 山 行 日 2020年3月15日(日) 日帰り
■ ル ー ト 層雲峡オートキャンプ場~北尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №11
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「万景壁」「層雲峡」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「天幕沢 テンマクサワ」
■ コースタイム 登り 5時間20分 下り 2時間05分
<登り>
09:15 P帯出発
10:05 北尾根先端の林道を発見
11:00 尾根上715標高点付近 休憩
12:05 805ポコ
12:30 810付近 引金沢渡渉
14:35 天幕山(1195.7m)頂上
<下り>
14:50 下山開始
15:15 810引金沢渡渉点
15:25 805ポコ
16:20 北尾根末端
16:45 渡渉
16:55 P帯到着
GPSが途中不具合を発生し焦ったが、なんとか再開、ログを元にしたルート図
★ 気になっていたもう一つの天幕山・・・
最近のSNS上でもBCで人気になって来た「天幕山(1052m)」は上川地方の北部に位
置し、近郊の突角山(1059m)と摺鉢山(1026m)を合わせて上川三山と呼ばれている。
私たちは2010年4月~11年2月に掛けて三山登頂済みだったが、当時はまだメジャーでは
なくマイナーな山々で登る愛好家は少なかった時代だった。当時からまだ10年も経って
いない昨今、YAMAPやヤマレコなどで情報が多く発信され、ログを元にBCを楽し
もうとする愛好家が増えているのだろうと推測する。
しかし、もう一つの「天幕山」はネット上で検索しても冬山の記録は皆無で見つからな
かった・・。
北鎮岳(2244m)の北尾根上に離れたポツンと一軒家の如く地形図に山名を刻んでいるが
尾根上のポコに過ぎず、敢えてこの山に登ろうというのが少ないのは、ネットが証明し
ているようだ。そうであったとしても地形図に山名が載っている1000m超峰であれ
ば、私たちの登る対象であり情報の在る無しに関係なく登らなくては・・・といつも頭
を悩ませている。
気になっていた山にそろそろ登らなくては・・と、天気の良さそうな15日の休日に決
めて計画を練る。理想は前日に出発し当日早朝の出発なのだが、仕事を終えた後の出発
は疲れを増大させ当日登る気力すら無くしそうで気が進まないこの頃である。
当日日帰りで早朝出発と言っても夜中に出るのもおっくう・・
結局、5時の出発で現地に向かう事にした。わが家から約220㎞丁度4時間で層雲峡
オートキャンプ場の駐車場に着いた。キャンプ場は営業しておらず僅かに除雪していた
駐車帯の隅に車を停めさせて頂き、準備にかかる。
天気予報通り「快晴」微風で気温は-6℃だった。
登山口とした層雲峡オートキャンプ場の駐車地・・・営業はしていなかったので停めさせて頂いた
★ 予定したルートは岩壁だった・・・
情報が無い中で、地形図と睨めっこしながら決めていたルートは、駐車地からキャンプ
場の敷地内を通りすぐ西側の急斜面の小尾根に取付き、753のある平らな北尾根に登
れば良いと思っていた。しかし、現地から見上げるその小尾根も斜面もほとんど岩壁と
言っても過言でなく、雪もまばらでとても登れるレベルではなかった。
地形図を見直し、次なる案は北尾根の末端まで歩きルートを探る偵察登山に変更した。
時間的にも9時過ぎの出発で登頂は無理と諦めての切り替えでちょっとだけ悔しさもあ
るが、偵察なら・・・と内心ホッとしたところもあった。
駐車地からスキーで出発。
石狩川と尾根の縁を歩きながら北上し、登れそうな場所を探す。末端に近い岩記号のす
ぐ北側に尾根上まで雪が繋がった小尾根を見付けて挑戦する。だが、10mも登らない
内に雪面がカリカリでエッジも利かず恐怖を感じてストップ。ならばツボ足で登れない
かと一歩踏み出すとズボズボ埋まり呆気なく敗退。振り出しに戻って再び末端まで歩く
とその先に天幕沢が口を開けて勢い良く流れていた。
ここまで駐車地から1.5㎞もあり1時間近く要してしまった。
P帯から石狩川沿いに北上する・・・
なんか不思議な登行も「偵察だよ・・」と気持ちは楽だった・・・
途中、石狩川の小さなメガネ沢の渡渉があったのでスキーを脱いで渡った・・
★ 隠された立派な林道を発見・・・
ルート図に記した黒い点線が立派な林道である。
もちろん地形図に表記は無く偶然見つけて驚いたのは私たちの方だ。この林道は天幕沢
に橋が架かっていたのだろう痕跡はあったが完全に崩壊していて道は閉ざされていた。
すでに10時を過ぎていたが、切換えた偵察登山だったので次のためにもと歩いて見る
事にした。車も走れそうな広く立派な林道でその方向に笑みがこぼれ始めた・・。
まずは登れなかった岩壁の斜面上に林道がありどんどん上に向かっている。そして、方
向も南へ進み私たちが進みたい方向と一致していた。時間毎にGPSで位置確認すると
ますます方向と高度を上げながら夢のような登行になりつつあった。
地形図上の753付近から望む黒岳と北鎮岳などが別世界の山に見えた
★ 気が付けば・・・
気が付けば今、あの岩壁の上に居る事が信じられず不思議だった。
それも確実に天幕山の方向に林道があり、もしかすると山頂まで続いているかも・・と
思わせるから笑ってしまう。11:23頃、地形図上の北尾根753まで来た時、林道
は続くもそのまま直進し下降していた。私たちのルートは、少し方向を変えて北尾根上
だったので、お世話になった林道に別れを告げた。
これからは、地形図とGPSを頼りに登るがここでも顕著な尾根に助けられ順調に距離
を稼いでいた。
もしかすると「登頂出来るかも」と偵察から再び登頂へと方針を変え登行時間の限度は
14時と決めて登る事にした。
805ポコを越えて引金沢右岸の痩せ尾根を登りながらどこかで引金沢を渡渉し、天幕
山の大きな北尾根に移る必要があった。右下に望む引金沢を見ながら高低差の少ない場
所を見極め渡渉したのが810m付近だった。沢はほぼ雪で埋まり容易に渡る事が出来
たが、その後の僅か40mの急登に苦労して登り再び緩斜度の尾根上に来た時、突然G
PS機能に不具合が発生。地位情報が表示しなくなり沢の渡渉点からログがストップし
てしまったのだ。
★ GPSの不具合?・・・
なんどもポケットから携帯を出し入れしながらGPSログで現在地を確認していたが、
老眼の私は指で画面を拡大して確認していた。突然何かの表示が画面上に出ていたが見
えないから適当なところをタッチして地図画面に戻そうとすると再び同じような表示が
出たので、仕方なくメガネを出して確認する事にした。表示された文言は忘れたが、ロ
グ機能が使えなくなってしまい使用を停止した。そして、再びログ機能を再開させるた
めに表示された解決策に従い操作している間に機能が復活し、ログが動き始めたのだ。
その間のルートは、地図とコンパスで方向を定めて登ったが、機能が戻ってから位置確
認すると、正しい方向に登っていてホッとした。
不具合ではなく、見えない目で余計な場所を触ってしまった事が原因だろうと思った。
今後の教訓としたところだ・・・・。
★ ヘロヘロ最後の100m・・・
なによりGPSの機能が戻りホッとする。
再び位置確認をしながら頂上が近くなったことを実感し、最後100mの急登に登り
始めた。少し密集した樹林帯で細かくジグを切りながら少しずつ高度を上げて行く。
先頭はチーヤンである・・。私はすっかりバテテしまい、すぐに足が止まり休む事が
多くなってしまった。すでに14時は過ぎてタイムアップだったが、ここまで来て登
頂しない訳にはいかない。最後までチーヤンに助けられ楽をさせて頂き感謝しかない
が、今回は特に登れないから偵察で終わりと思っていただけに登頂の喜びは大きかっ
た。
加齢と共に最近の山行ではヘロヘロになる事が多く実感し、体力が落ちていると認識
せざる負えない。なのに同い年のチーヤンがあんなに元気で頭が下がる。
頂上の白樺に付けられていた頂上標識の残骸か?
黒岳方面を撮るが、白樺の若木で遮られ展望は今一つだ・・・
いつもは付けないピンテを今回は付けさせて貰った・・。次の誰かのために。
偵察のつもりだったのに登頂出来た「天幕山」に大満足!20.3.15 初登頂
★ 感激の初登頂も・・・
予想を超える5時間20分の登頂だった。
何度も書いてしまうが、偵察登山からの登頂だから喜びは大きかった・・。
しかし、時間を考えるとゆっくり食事なんかの余裕は無く登頂写真を撮って即下山なの
は、仕方ない。下りは早いのは承知しているが、果たして明るい内に下山出来るかは降
りて見なければ分からず、感動に慕っている暇は無かった。
僅か15分の滞在で別れを告げる。
密林と登り返しがあるのでシールは付けたままの下降とした。
トレースから離れず急斜度を降りると適度に深いパウダーにスキーが良く滑った。
密林を潜り抜けるようにどんどんと下って行く。緩斜度の斜面もトレースに乗ればスキ
ーは滑り、登りの時間とは比べ物にならない。
引金沢から頂上まで登り2時間だったが、下りは僅か25分だったし、林道の始まった
北尾根の末端まで約1時間で着いてしまった。まだ16:20で明るくホッと胸を撫で
下ろし安堵する。
なんとか日没前に下山出来、石狩川を左手に登山口はまもなくだ・・・
これで今シーズン3座目の未踏1000m超峰を登る事が出来た・・・。
帰路、当麻町の温泉で汗を流し軽く食事を取って22時の帰宅となった。
走行キロ430㎞、出発から帰宅まで実に17時間のお遊びだった・・・。
もう一つの 天幕山(てんまくやま)(1195.7m)
■ 山 行 日 2020年3月15日(日) 日帰り
■ ル ー ト 層雲峡オートキャンプ場~北尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №11
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「万景壁」「層雲峡」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「天幕沢 テンマクサワ」
■ コースタイム 登り 5時間20分 下り 2時間05分
<登り>
09:15 P帯出発
10:05 北尾根先端の林道を発見
11:00 尾根上715標高点付近 休憩
12:05 805ポコ
12:30 810付近 引金沢渡渉
14:35 天幕山(1195.7m)頂上
<下り>
14:50 下山開始
15:15 810引金沢渡渉点
15:25 805ポコ
16:20 北尾根末端
16:45 渡渉
16:55 P帯到着
GPSが途中不具合を発生し焦ったが、なんとか再開、ログを元にしたルート図
★ 気になっていたもう一つの天幕山・・・
最近のSNS上でもBCで人気になって来た「天幕山(1052m)」は上川地方の北部に位
置し、近郊の突角山(1059m)と摺鉢山(1026m)を合わせて上川三山と呼ばれている。
私たちは2010年4月~11年2月に掛けて三山登頂済みだったが、当時はまだメジャーでは
なくマイナーな山々で登る愛好家は少なかった時代だった。当時からまだ10年も経って
いない昨今、YAMAPやヤマレコなどで情報が多く発信され、ログを元にBCを楽し
もうとする愛好家が増えているのだろうと推測する。
しかし、もう一つの「天幕山」はネット上で検索しても冬山の記録は皆無で見つからな
かった・・。
北鎮岳(2244m)の北尾根上に離れたポツンと一軒家の如く地形図に山名を刻んでいるが
尾根上のポコに過ぎず、敢えてこの山に登ろうというのが少ないのは、ネットが証明し
ているようだ。そうであったとしても地形図に山名が載っている1000m超峰であれ
ば、私たちの登る対象であり情報の在る無しに関係なく登らなくては・・・といつも頭
を悩ませている。
気になっていた山にそろそろ登らなくては・・と、天気の良さそうな15日の休日に決
めて計画を練る。理想は前日に出発し当日早朝の出発なのだが、仕事を終えた後の出発
は疲れを増大させ当日登る気力すら無くしそうで気が進まないこの頃である。
当日日帰りで早朝出発と言っても夜中に出るのもおっくう・・
結局、5時の出発で現地に向かう事にした。わが家から約220㎞丁度4時間で層雲峡
オートキャンプ場の駐車場に着いた。キャンプ場は営業しておらず僅かに除雪していた
駐車帯の隅に車を停めさせて頂き、準備にかかる。
天気予報通り「快晴」微風で気温は-6℃だった。
登山口とした層雲峡オートキャンプ場の駐車地・・・営業はしていなかったので停めさせて頂いた
★ 予定したルートは岩壁だった・・・
情報が無い中で、地形図と睨めっこしながら決めていたルートは、駐車地からキャンプ
場の敷地内を通りすぐ西側の急斜面の小尾根に取付き、753のある平らな北尾根に登
れば良いと思っていた。しかし、現地から見上げるその小尾根も斜面もほとんど岩壁と
言っても過言でなく、雪もまばらでとても登れるレベルではなかった。
地形図を見直し、次なる案は北尾根の末端まで歩きルートを探る偵察登山に変更した。
時間的にも9時過ぎの出発で登頂は無理と諦めての切り替えでちょっとだけ悔しさもあ
るが、偵察なら・・・と内心ホッとしたところもあった。
駐車地からスキーで出発。
石狩川と尾根の縁を歩きながら北上し、登れそうな場所を探す。末端に近い岩記号のす
ぐ北側に尾根上まで雪が繋がった小尾根を見付けて挑戦する。だが、10mも登らない
内に雪面がカリカリでエッジも利かず恐怖を感じてストップ。ならばツボ足で登れない
かと一歩踏み出すとズボズボ埋まり呆気なく敗退。振り出しに戻って再び末端まで歩く
とその先に天幕沢が口を開けて勢い良く流れていた。
ここまで駐車地から1.5㎞もあり1時間近く要してしまった。
P帯から石狩川沿いに北上する・・・
なんか不思議な登行も「偵察だよ・・」と気持ちは楽だった・・・
途中、石狩川の小さなメガネ沢の渡渉があったのでスキーを脱いで渡った・・
★ 隠された立派な林道を発見・・・
ルート図に記した黒い点線が立派な林道である。
もちろん地形図に表記は無く偶然見つけて驚いたのは私たちの方だ。この林道は天幕沢
に橋が架かっていたのだろう痕跡はあったが完全に崩壊していて道は閉ざされていた。
すでに10時を過ぎていたが、切換えた偵察登山だったので次のためにもと歩いて見る
事にした。車も走れそうな広く立派な林道でその方向に笑みがこぼれ始めた・・。
まずは登れなかった岩壁の斜面上に林道がありどんどん上に向かっている。そして、方
向も南へ進み私たちが進みたい方向と一致していた。時間毎にGPSで位置確認すると
ますます方向と高度を上げながら夢のような登行になりつつあった。
地形図上の753付近から望む黒岳と北鎮岳などが別世界の山に見えた
★ 気が付けば・・・
気が付けば今、あの岩壁の上に居る事が信じられず不思議だった。
それも確実に天幕山の方向に林道があり、もしかすると山頂まで続いているかも・・と
思わせるから笑ってしまう。11:23頃、地形図上の北尾根753まで来た時、林道
は続くもそのまま直進し下降していた。私たちのルートは、少し方向を変えて北尾根上
だったので、お世話になった林道に別れを告げた。
これからは、地形図とGPSを頼りに登るがここでも顕著な尾根に助けられ順調に距離
を稼いでいた。
もしかすると「登頂出来るかも」と偵察から再び登頂へと方針を変え登行時間の限度は
14時と決めて登る事にした。
805ポコを越えて引金沢右岸の痩せ尾根を登りながらどこかで引金沢を渡渉し、天幕
山の大きな北尾根に移る必要があった。右下に望む引金沢を見ながら高低差の少ない場
所を見極め渡渉したのが810m付近だった。沢はほぼ雪で埋まり容易に渡る事が出来
たが、その後の僅か40mの急登に苦労して登り再び緩斜度の尾根上に来た時、突然G
PS機能に不具合が発生。地位情報が表示しなくなり沢の渡渉点からログがストップし
てしまったのだ。
★ GPSの不具合?・・・
なんどもポケットから携帯を出し入れしながらGPSログで現在地を確認していたが、
老眼の私は指で画面を拡大して確認していた。突然何かの表示が画面上に出ていたが見
えないから適当なところをタッチして地図画面に戻そうとすると再び同じような表示が
出たので、仕方なくメガネを出して確認する事にした。表示された文言は忘れたが、ロ
グ機能が使えなくなってしまい使用を停止した。そして、再びログ機能を再開させるた
めに表示された解決策に従い操作している間に機能が復活し、ログが動き始めたのだ。
その間のルートは、地図とコンパスで方向を定めて登ったが、機能が戻ってから位置確
認すると、正しい方向に登っていてホッとした。
不具合ではなく、見えない目で余計な場所を触ってしまった事が原因だろうと思った。
今後の教訓としたところだ・・・・。
★ ヘロヘロ最後の100m・・・
なによりGPSの機能が戻りホッとする。
再び位置確認をしながら頂上が近くなったことを実感し、最後100mの急登に登り
始めた。少し密集した樹林帯で細かくジグを切りながら少しずつ高度を上げて行く。
先頭はチーヤンである・・。私はすっかりバテテしまい、すぐに足が止まり休む事が
多くなってしまった。すでに14時は過ぎてタイムアップだったが、ここまで来て登
頂しない訳にはいかない。最後までチーヤンに助けられ楽をさせて頂き感謝しかない
が、今回は特に登れないから偵察で終わりと思っていただけに登頂の喜びは大きかっ
た。
加齢と共に最近の山行ではヘロヘロになる事が多く実感し、体力が落ちていると認識
せざる負えない。なのに同い年のチーヤンがあんなに元気で頭が下がる。
頂上の白樺に付けられていた頂上標識の残骸か?
黒岳方面を撮るが、白樺の若木で遮られ展望は今一つだ・・・
いつもは付けないピンテを今回は付けさせて貰った・・。次の誰かのために。
偵察のつもりだったのに登頂出来た「天幕山」に大満足!20.3.15 初登頂
★ 感激の初登頂も・・・
予想を超える5時間20分の登頂だった。
何度も書いてしまうが、偵察登山からの登頂だから喜びは大きかった・・。
しかし、時間を考えるとゆっくり食事なんかの余裕は無く登頂写真を撮って即下山なの
は、仕方ない。下りは早いのは承知しているが、果たして明るい内に下山出来るかは降
りて見なければ分からず、感動に慕っている暇は無かった。
僅か15分の滞在で別れを告げる。
密林と登り返しがあるのでシールは付けたままの下降とした。
トレースから離れず急斜度を降りると適度に深いパウダーにスキーが良く滑った。
密林を潜り抜けるようにどんどんと下って行く。緩斜度の斜面もトレースに乗ればスキ
ーは滑り、登りの時間とは比べ物にならない。
引金沢から頂上まで登り2時間だったが、下りは僅か25分だったし、林道の始まった
北尾根の末端まで約1時間で着いてしまった。まだ16:20で明るくホッと胸を撫で
下ろし安堵する。
なんとか日没前に下山出来、石狩川を左手に登山口はまもなくだ・・・
これで今シーズン3座目の未踏1000m超峰を登る事が出来た・・・。
帰路、当麻町の温泉で汗を流し軽く食事を取って22時の帰宅となった。
走行キロ430㎞、出発から帰宅まで実に17時間のお遊びだった・・・。
あの崖を初めて見たら確かにビビッてしまいますね。天幕山1回と愛別岳2回の計3回あの斜面を登ってますが、弱点があります。
https://ameblo.jp/kunbetu/entry-11478480063.html
でも針葉樹の密林が煩くて、快適ではありません。
何はともあれ、登頂おめでとうございます。1000m峰の拘り、素晴らしいですね。
仕事を終えての運転はおっくうだが、私は早朝の運転が更におっくうだ。
まして長距離運転もな。
エバは頑張ってよく走ると感心させられる。
チーヤンに体力的にかなわないというのは納得できる。
チーヤンは細くて体重が若い頃のままだろ。
しかしエバは腹が出ている上トレーニングをしている様子が伺えない。
この歳になるといくらトレーニングを重ねても、体力の向上は望めない。
せめて現状をなんとか維持しようと、私はトレーニング登山を続けている。
膝の軟骨がすり切れるまで登り続ける。
「もっとやっておけばよかった」という悔いを残さないためにな。
くどくなったねえ・・・
ogiさんなら行っているだろうと探しましたが、見つけられませんでした。EIZI@名寄さんの沢からの記録は読みましたが、積雪期の記録は皆無でしたよ。
当時は、雪がありましたね! 見上げる岩壁には雪が剥がれ落ちていて岩が露出し、私たちのレベルでは登れないとすぐに諦めました。でも一番登れそうな北尾根の先端を確認したくて行って見ると林道があったと言う訳ですわ。
辿ったルートはほとんど変わらないと思いました。身近に登頂者が居て嬉しいです。
あの斜面がどこなのか?
ちょっとだけ気になります(笑)
妻も同い年なのに体力では敵いません。
その理由は、ご指摘の通りです・・・涙
今回、前日が二人とも休みなら出発していましたが、妻が仕事だったので日帰りになりました。
アプローチで片道200㎞を越える山を日帰りするのは、確かにシンドイ・・。でも、翌日が休みなら少し無理も出来るかな?と決行した次第ですわ。
悔いは残したくないね・・・わかる分かる