夜明けの恵庭岳・・・
翌日のリベンジ・・オコタンペ山 (968m)
■ 山 行 日 2009年1月27日(火) 日帰り 快晴 -15℃(現地)
■ ル ー ト 南東斜面ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №5
■ 登 山 形 態 ツボ足&アイゼン・ピッケル登行
■ 地 形 図 1/25000地形図 「恵庭岳」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「大丹別(山) オコタンベツ(ヤマ)」
■ コースタイム 登り 1時間55分 下り 55分
<登り>
07:40 登山口ゲート出発
08:05~17 C650 南東斜面取付き
09:35 オコタンペ山頂上
<下り>
10:00 下山開始
10:35 取付き点
10:55 登山口ゲート
道路標識の右側が取付き点だ
★ 南東斜面ルート再び・・・
昨日の悔しい撤退を教訓に今日は不足していたアイゼンとピッケルを装備して臨んだ。自宅の出発時間も昨日
より2時間以上早い気合の入れようだ。
支笏湖湖畔から静かな湖面の向こうにご来光を浴びた「恵庭岳」が綺麗だった。
つい車を止めてシャッターを切る。
登山口ゲート前7:15着。
すでに1台の車がありそのすぐ横にエバ車を止める。単独と思われる登山者が山スキーの装備で出発準備をし
ている。挨拶を交わす間もなくその場から消えたと思ったらもうスキーを抱えて漁岳林道の方へ歩いていた。
「あぁ~漁岳なんだぁ・・」と同行に期待していただけに拍子抜けした感じだ。
7:40出発。
しっかりと踏み固められたトレースをスノーシューで歩く。(いま考えるとスノーシューではなくアイゼン歩行
でも良かった・・) 快晴・無風でピリッと引き締まる寒さだ。
尾根の取付きまで約25分、今日は早々にアイゼンに履き替える。
★ 嘘のような楽々登行・・・
8:17尾根への取付き開始。
自分達の滑り落ちた痕跡がはっきりと残っている上に取付くと昨日とは打って変わって嘘のような楽々登行だ
った。小気味良くアイゼンの歯が固い斜面に食い込みシャカシャカと登って行く。取付き点の標高は約650
m、昨日は70~80m登るのに30分以上も要していたのに今日は100mを15分で登ってしまった。
750m付近から尾根は緩斜面となり若い潅木やダケカンバの疎林帯となって歩き易い傾斜となっていた。
ふと見るとピンクの標識が目に止まり近づいて見ると2009.1.25と書いてありつい最近の先人が居たことに少し
驚いた。トレースはほとんど消えて見立たなかったがピンクのテープはその後も何箇所か確認出来た。
辿るルートが同じなのか自分が行こうとするその先にテープが目に止まる。進路は西に変わりオコタンペ山の
東隣の標高約880mピークの南側(830m付近)をトラバースするように少し複雑な地形を通り抜け、オコ
タンペ山南東斜面に取付く。
取付き・南東尾根の急斜面をアイゼン装着で楽々・・
880mピーク南斜面から望むオコタンペ山
頂上直下から恵庭岳を背に・・
もうすぐ頂上だ・・ガンバ!!
2009年1月27日初登頂、オコタンペ山(968m)頂上にて・・・背景は漁岳
★ 好きになりそう・・・
ぽっこりと青空に突き上げたピークがオコタンペ山頂上だった。
振り返れば、イチャンコッペ山や紋別岳、あまりにも大きく聳える恵庭岳その陰に支笏湖が広がり眼下には
全面結氷したオコタンペ湖が陽を浴びて真っ白な湖面を見せてくれた。そしてその西側にはフレ岳、丹鳴岳、
小漁山と漁岳の稜線が繋がりまさに360度の展望台だ。地図を良く見れば、ここは漁岳の南東尾根の末端
ピークでもありここから漁岳にも行けることが分かる。身近なところに見えなかったピークを知って恥ずか
しいやら嬉しいやらで・・なんかこの山が好きになるかも知れなかった。
ほんと、この山の事を教えてくれたHP「オジロワシの空の下」こと千歳のたかさんには改めて感謝すると
ころだ。ありがとう
頂上には9:35、初登頂を噛み締めて貸切の頂上を楽しんだ。
恒例の山頂コーラで喉を潤おし、暫し眺望に浸る。
ゆっくりとラーメンでも作って・・と、言いたい頂上ではあったが今夜開催される職場の新年会が札幌であ
るので早々にピークを後にした。
下りは、辿ってきたトレースを戻り取付きの急斜面も何も問題なく降りることが出来た。道路に下りるまで
頂上から僅か35分だった。
また遊びに来るよオコタンペ・・・
開催中の「氷濤まつり」にちょこっとお邪魔して帰宅する・・・
※ 2021年1月20日、再編集しアップしました・・。
こちらからもと、HYMLの方にも掲載しておきます。
オコタンペ岳、リベンジおめでとうございます。HYMLで良く話題になっていた山です。漁岳から見ると帰りにでも寄りたくなるような山ですよね。私にも未踏の山です。
やはりピッケル、アイゼン効果ですか?この時期ならスキーで行きたいですよね。
留辺蘂岳・・・冬にですか・・・私は西條さんと二人で夏に沢から登り、尾根を下りました。懐かしいです。
多いんですよ。天候が悪くて登山口で
退散、温泉とビールに変わったり
読図を間違えてあっちこっちとか・・ネ。
山は標高に関係なくてどう楽しむか、どう取組むかでその結果が付いて来る気がします。
初めて行く山は楽しみ満載になります。
地図を見てどこから登ろうかとか登山口までどう走れば着けるのかとかテントにしようか車中泊でいっか!!とか、ルート上に危険箇所はないかとか・・出発前で80%の登山が終わってる感じです。
この後留辺蘂山のリベンジをアップしますので呼んでいただければ幸いです。