趣味が稼業になった伐採術
★ 友人宅で見たキコリに感動・・・
まだ数年前の事だけど、山友でもある洋ちゃん宅で薪作りをするために手伝って欲しいと言う内容
で会のメーリングに流れた。なんにでも興味を示す私だからすぐに「行きます」の返事をしたが、
大きな理由は一泊温泉と宴会付きだった事かも知れない。ただただ飲む事が好きで、仲間たちとの
談笑も尽きないエンドレスが好きだった。そんな不純な理由で参加したお手伝い・・。
現地に集まり早々見慣れた顔ぶれたちと挨拶を交わす。
薪作りと言っても当時はまったくの素人だし、言われるがままに動くしか術は無かった。しかし、
来ていた仲間たちはそれぞれチェンソーを手にして大木を切り始めたのである。
伐倒する現場を見るのは始めてだったし、大きな木が倒れていく光景に衝撃と感動を覚えた。そし
て何より倒した木を一定の長さに「玉切り」する仲間の姿は、もう山屋ではなくキコリさんだ。
山しか知らない私にとってこんな特技を持つ山仲間が居た事に衝撃を受けたと言っても過言では無
かった。そのキコリさんたちからチェンソー講義を聞くと増々尊敬の念となり一気にチェンソーへ
の憧れを持ってしまったのが始まりだった。
2022.4 洋ちゃん宅の近くの現場。「ヤチダモ」の大木が倒れる瞬間のシーン。
★ 欲しくなる性格・・・
次のお手伝いでは、私も切る側でやってみたいと強く思うようになった。
春と秋、年2回ある薪作り伐採に合わせるようにネットでチェンソーの事を調べ始めていた。購入
する前に使い方を学ぶにはどうすれば良いのか?チェンソーの種類、メーカー、値段・・・防具も
必要なんだと分かって来る。見つけたのが労働安全衛生法による「伐木等の業務」に関する資格が
取れる教習所だった。自宅からも近く二日間の講習だったが迷わずに申し込んだ。
そして、資格を取得する。
次はチェンソーが欲しくなるが、そう思ったら何がなんでも欲しくなる性格・・・。またネットで
調べて販売店を検索していた。そして見付けると早々にその販売店に向かう。山奥にある古い販売
店で年配の店主一人がイスに座って私を迎えてくれた。
割愛・・・
店長 (社長) との会話は面白過ぎて、語ると長くなるので割愛する。いつか紹介する機会があれば投
稿したいと思っている・・・。
それから何度通った事か・・。「注文ならメールでOKだからわざわざ来なくていいんだよ」と言
ってくれるが、「社長の安否確認がしたいから来るんです」と半日くらい居た事もあった。
★ 「習うより慣れろ」の伐採術・・・
どんなに良い道具を持っていても使い方を知らなければただの鉄くずだし、宝の持ち腐れだ。
しかし、木を倒す機会が年2回なら成長は無いだろうと思った。ではどこに行けば木を切れるのか?
と色々「検索」したり YouTube で動画を見尽くしたりする。見つけたのはNPO団体で毎週1回の
活動で放置された広大な雑木林を間伐し、利活用出来る林にすることが主な目的の団体だった。それ
が地元の街に活動拠点があり早々代表と面会し、入会に漕ぎ着けた。
切った木は薪にして販売し、会の活動資金になっていたが、一部は会員の多くが薪ストーブを使って
いたので参加の頻度に合わせて提供もしている会だった。毎週10名前後の会員が集まり、その時々
の指示で伐採したり運搬したり広い土場では薪割りもしたりする。山菜やキノコ採りも活動の中で楽
しんだり、スキルアップのための講習会も多い。整備して来た雑木林の中に、地主の許可を得て会の
山小屋を建てたのは私が入会する前の事だが、拘りの多い学者揃いの会で私には少し敷居が高く感じ
るようになって来た。
でも「習うより慣れろ」の精神で、毎週来る事が楽しみで特に冬期になると伐採が多かったので勉強
になった。ベテランの先輩から倒し方・切り方を伝授して貰ったり、運搬用に使用していたスノーモ
ービルも運転させて貰っていた。基本的に手作業の多い地道な活動だが、自然豊かな雑木林での活動
はとても楽しく充実した時間だった・・。
しかし、そこも昨年の夏に退会し今は知人からの伐採依頼が主な練習場になっている・・。
そして、就労しているシルバー人材センターでも「伐採依頼」はあり、趣味で取った資格が稼業とし
ても役立てられている伐採術になった・・・。
★ 友人宅で見たキコリに感動・・・
まだ数年前の事だけど、山友でもある洋ちゃん宅で薪作りをするために手伝って欲しいと言う内容
で会のメーリングに流れた。なんにでも興味を示す私だからすぐに「行きます」の返事をしたが、
大きな理由は一泊温泉と宴会付きだった事かも知れない。ただただ飲む事が好きで、仲間たちとの
談笑も尽きないエンドレスが好きだった。そんな不純な理由で参加したお手伝い・・。
現地に集まり早々見慣れた顔ぶれたちと挨拶を交わす。
薪作りと言っても当時はまったくの素人だし、言われるがままに動くしか術は無かった。しかし、
来ていた仲間たちはそれぞれチェンソーを手にして大木を切り始めたのである。
伐倒する現場を見るのは始めてだったし、大きな木が倒れていく光景に衝撃と感動を覚えた。そし
て何より倒した木を一定の長さに「玉切り」する仲間の姿は、もう山屋ではなくキコリさんだ。
山しか知らない私にとってこんな特技を持つ山仲間が居た事に衝撃を受けたと言っても過言では無
かった。そのキコリさんたちからチェンソー講義を聞くと増々尊敬の念となり一気にチェンソーへ
の憧れを持ってしまったのが始まりだった。
2022.4 洋ちゃん宅の近くの現場。「ヤチダモ」の大木が倒れる瞬間のシーン。
★ 欲しくなる性格・・・
次のお手伝いでは、私も切る側でやってみたいと強く思うようになった。
春と秋、年2回ある薪作り伐採に合わせるようにネットでチェンソーの事を調べ始めていた。購入
する前に使い方を学ぶにはどうすれば良いのか?チェンソーの種類、メーカー、値段・・・防具も
必要なんだと分かって来る。見つけたのが労働安全衛生法による「伐木等の業務」に関する資格が
取れる教習所だった。自宅からも近く二日間の講習だったが迷わずに申し込んだ。
そして、資格を取得する。
次はチェンソーが欲しくなるが、そう思ったら何がなんでも欲しくなる性格・・・。またネットで
調べて販売店を検索していた。そして見付けると早々にその販売店に向かう。山奥にある古い販売
店で年配の店主一人がイスに座って私を迎えてくれた。
割愛・・・
店長 (社長) との会話は面白過ぎて、語ると長くなるので割愛する。いつか紹介する機会があれば投
稿したいと思っている・・・。
それから何度通った事か・・。「注文ならメールでOKだからわざわざ来なくていいんだよ」と言
ってくれるが、「社長の安否確認がしたいから来るんです」と半日くらい居た事もあった。
★ 「習うより慣れろ」の伐採術・・・
どんなに良い道具を持っていても使い方を知らなければただの鉄くずだし、宝の持ち腐れだ。
しかし、木を倒す機会が年2回なら成長は無いだろうと思った。ではどこに行けば木を切れるのか?
と色々「検索」したり YouTube で動画を見尽くしたりする。見つけたのはNPO団体で毎週1回の
活動で放置された広大な雑木林を間伐し、利活用出来る林にすることが主な目的の団体だった。それ
が地元の街に活動拠点があり早々代表と面会し、入会に漕ぎ着けた。
切った木は薪にして販売し、会の活動資金になっていたが、一部は会員の多くが薪ストーブを使って
いたので参加の頻度に合わせて提供もしている会だった。毎週10名前後の会員が集まり、その時々
の指示で伐採したり運搬したり広い土場では薪割りもしたりする。山菜やキノコ採りも活動の中で楽
しんだり、スキルアップのための講習会も多い。整備して来た雑木林の中に、地主の許可を得て会の
山小屋を建てたのは私が入会する前の事だが、拘りの多い学者揃いの会で私には少し敷居が高く感じ
るようになって来た。
でも「習うより慣れろ」の精神で、毎週来る事が楽しみで特に冬期になると伐採が多かったので勉強
になった。ベテランの先輩から倒し方・切り方を伝授して貰ったり、運搬用に使用していたスノーモ
ービルも運転させて貰っていた。基本的に手作業の多い地道な活動だが、自然豊かな雑木林での活動
はとても楽しく充実した時間だった・・。
しかし、そこも昨年の夏に退会し今は知人からの伐採依頼が主な練習場になっている・・。
そして、就労しているシルバー人材センターでも「伐採依頼」はあり、趣味で取った資格が稼業とし
ても役立てられている伐採術になった・・・。
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