ヘメロカリスとは
日本や中国原産のユウスゲやカンゾウ類(ノカンゾウ、ヤブカンゾウなど)がヨーロッパなどに導入されて品種改良されてできた園芸品種を俗にヘメロカリスと呼ぶことが多いですが、広い意味では品種改良の元となった野生種も含みます。冬は落葉して休眠しますが、春に芽を出し毎年花を咲かせる宿根草(しゅっこんそう)です。
花が短命で一日しかもたないことから別名で「デイリリー」とも呼ばれます。学名でもあるヘメロカリスの名前はギリシア語で「一日」を意味する「へメロ」と「美」と言う意味の「カロス」の2語から来ており、これもデイリリーと由来は同じです。
大きさや花色など非常にバラエティーに富んでおり、性質もとても丈夫なので海外では花壇や庭、コンテナをはじめとして、色々なシーンで活躍する草花です。日本では海外ほど多く利用は見られません。
姿・形
野生種の花色は黄色や赤褐色などが中心で、園芸品種はそれ以外に赤、クリーム色、ピンク、紫などがあります。単色だけでなく、複数の色が組み合わさったものもあります。花の大きさは小輪で直径約5cm、大輪のものは直径20cmを越します。咲き方も一重咲きの他、八重咲きがあり、花びらが細いものや幅のあるもの、先端が尖るものや丸くなるもの、フチが波打つものなど様々です。
開花期は葉の間から40cm~1mの花茎を伸ばします。1本の花茎から数個、多花性の品種なら30個ほどのつぼみを付けます。花は一斉に咲かず、1-2輪ずつ咲きます。基本的に一日でしぼんでしまう花ですが、次々と開花するので、結果として長い期間花を楽しむことができます。ひとつの花が短命なのには違いがありませんが咲く時間帯によって朝開いて夕方しぼむ「昼咲き」と夕方に咲いて翌日にしぼむ「夜咲き」があります。
以上のように園芸品種には花の色、大きさ、咲き方、花茎の長さ、花茎につくつぼみの数、開花する時間帯、その他性質などの組み合わせで多彩な品種があります。
品種・仲間
野生種は約10種類が日本を含む東アジアの暖帯-温帯に分布し、園芸品種は2万種以上あると言われます。
★キスゲ(H.thunbergii) 北海道から九州に分布する野生種。主に夕方から咲き始める夜咲き性、花色はレモンイエローで芳香を放ちます。草丈は1mを超す大型種。
★ヒメカンゾウ(H.dumorieri) 草丈30cm-40cmのやや小型の野生種。小輪で花色は赤みがかったオレンジ色。江戸時代には植栽されていたそうですが、原産は不明。
日本や中国原産のユウスゲやカンゾウ類(ノカンゾウ、ヤブカンゾウなど)がヨーロッパなどに導入されて品種改良されてできた園芸品種を俗にヘメロカリスと呼ぶことが多いですが、広い意味では品種改良の元となった野生種も含みます。冬は落葉して休眠しますが、春に芽を出し毎年花を咲かせる宿根草(しゅっこんそう)です。
花が短命で一日しかもたないことから別名で「デイリリー」とも呼ばれます。学名でもあるヘメロカリスの名前はギリシア語で「一日」を意味する「へメロ」と「美」と言う意味の「カロス」の2語から来ており、これもデイリリーと由来は同じです。
大きさや花色など非常にバラエティーに富んでおり、性質もとても丈夫なので海外では花壇や庭、コンテナをはじめとして、色々なシーンで活躍する草花です。日本では海外ほど多く利用は見られません。
姿・形
野生種の花色は黄色や赤褐色などが中心で、園芸品種はそれ以外に赤、クリーム色、ピンク、紫などがあります。単色だけでなく、複数の色が組み合わさったものもあります。花の大きさは小輪で直径約5cm、大輪のものは直径20cmを越します。咲き方も一重咲きの他、八重咲きがあり、花びらが細いものや幅のあるもの、先端が尖るものや丸くなるもの、フチが波打つものなど様々です。
開花期は葉の間から40cm~1mの花茎を伸ばします。1本の花茎から数個、多花性の品種なら30個ほどのつぼみを付けます。花は一斉に咲かず、1-2輪ずつ咲きます。基本的に一日でしぼんでしまう花ですが、次々と開花するので、結果として長い期間花を楽しむことができます。ひとつの花が短命なのには違いがありませんが咲く時間帯によって朝開いて夕方しぼむ「昼咲き」と夕方に咲いて翌日にしぼむ「夜咲き」があります。
以上のように園芸品種には花の色、大きさ、咲き方、花茎の長さ、花茎につくつぼみの数、開花する時間帯、その他性質などの組み合わせで多彩な品種があります。
品種・仲間
野生種は約10種類が日本を含む東アジアの暖帯-温帯に分布し、園芸品種は2万種以上あると言われます。
★キスゲ(H.thunbergii) 北海道から九州に分布する野生種。主に夕方から咲き始める夜咲き性、花色はレモンイエローで芳香を放ちます。草丈は1mを超す大型種。
★ヒメカンゾウ(H.dumorieri) 草丈30cm-40cmのやや小型の野生種。小輪で花色は赤みがかったオレンジ色。江戸時代には植栽されていたそうですが、原産は不明。
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