最近のアキラは,日常生活の様々な場面で兄のタカシをかなりライバル視しているように見える。恐らく3才年上のオニイチャンなどという意識はさらさらなく,ちょうど「山の子」にやって来るちょっと生意気なオトモダチ,といった風に接しているようだ。ただ,さすがに多くの場合においてアキラはタカシに敵わない。すると,その敵わないことに対する不満と苛立ちが,アキラをしてワガママ小僧への道に向かわせる。かくしてアキラのアタマはデコボコになる。
注) 「山の子」とは,アキラが週2回通っている幼児サークルの名称
注) 「山の子」とは,アキラが週2回通っている幼児サークルの名称