私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

Merry Christmas! パッチワークのクリスマスツリーをカードに変身させました♪

2019年12月24日 | 美術工芸

 パッチワークのクリスマスツリー 

残り布でクリスマスツリーを作りました。
このまま壁やドアに吊ってもよいのですが、
その前に、
ちょこっと手を加えてクリスマスカードに変身させました。
PCが変わったので苦労しましたが、今年は息子に頼っていませんよ~(*^^)v

~    ~
Merry Christmas!
皆さんに沢山の幸せが訪れますように
・ 。・ 。 素敵なクリスマスを  。・ 。・

 

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風情ある*雪の貴船神社の参道と朱塗り灯篭* おたべの箱の切り絵が素晴らしかった♪

2019年02月13日 | 美術工芸

先日、主人が所用あって京都まで行って来ました。
お土産に、有名な「おたべ」を買って来てくれたので
どれどれと見ると、なんとまあ!箱の美しいこと!

大きな文字で「ふゆ」と書いてあって
その背景は、
貴船神社の朱塗りの灯篭が続く参道。
雪がこんこんと降って、うっすらと雪を被っている。

版画のようなタッチが気に入って
中のパンフレットを見ると「切り絵」とのこと。
切り絵作家・久保修(くぼ しゅう)氏の作品だった。
お菓子の箱に、なんて素晴らしく贅沢なこと♪

* * *

中身の「おたべ」は栗きんとんと黒豆の生八つ橋。
冬限定の商品
それで箱も冬バージョンだったのだと納得!
それなら、春には春の、夏には夏の、秋には秋の
四季に合わせて箱の切り絵が変わるのかも知れない。
そうだといいなあ~(^_-)-☆


※ 実際の箱は、テープの部分がはがれてしまったので
この画像はパンフレットのものを使用しました。

「おたべ」は株式会社「美十」のものです。
おたべももちろん美味しかったですよ(^_-)-☆



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Merry Christmas ! ☆スノーマンの画像がクリスマスカードになるまで☆

2018年12月24日 | 美術工芸

軒下ギャラりーに
スノーマンを置いてクリスマスバージョンにしました。
 ふんわり柔らかい明かりが壁に映っていい感じ♪





ところが息子に見せると、
周囲をぼかした方がクリスマスらしいで、と言うので
ぼかしてみました。
 ちょっとクリスマスらしくなったかな?






すると今度は、
字がぼけたし、小さいんじゃないの?と言うので、
ぼかしをかけてから、大きくした文字を置いてみました。
 これなら字がくっきりしたかな?






ところが今度は、
何だか緑の字は冴えないし、字体がカッコ良くない、
それに雪の結晶でもつけて、賑やかにしたら?と言うので、
文字を赤にして書体を変えて、雪の結晶をつけてみました。
さあ!これでどうや!

まあまあだな。
ようやくOKが出ました(*^^)v


Merry Christmas !
あなたのクリスマスの願いが叶いますように☆
。 * 。素敵なクリスマスを 。* 。



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* こんぴらさんの名刀展 * 備前長船刀剣博物館に行って来ました♪

2018年10月21日 | 美術工芸

こちらは日本刀を専門に展示する全国でも
珍しい博物館です。

讃岐金比羅宮は古くから海上交通の守り神として敬われ
武人の崇拝を受けて来ました。
この特別展は、そうした多くの武人から寄進された
名刀の数々を展示しています。




~こんぴらさんの名刀展のポスタ~

今回は38口(ふり)の鎌倉時代初期のものから
明治までのものが展示されています。
このポスターの左側の大太刀は江戸初期のもので
「黒漆葵紋散大太刀拵」
梨地に葵紋が散らされとても豪華でした。

※ 展示室は写真撮影禁止







~ 刀剣の里建設にあたって ~

備前長船は平安時代から鎌倉、室町時代にかけて
名工を輩出し、国宝や重要文化財に指定されている
刀剣の約半数がこの地で作られたことからも、
その量と質の高さを知ることが出来る。

~ 説明版より ~



~ なぜ長船(おさふね)で備前刀が発達したのか? ~

~ 良質な原料、燃料が手に入りやすい土地柄だった~
中国山地の砂鉄(赤目)が日本刀を作るのに適していた。
強い火力を生むクヌギの木が自生していた。
火床には火力の強い赤松の炭が使われていた。

~ 交通の要所だった~
吉井川が南北に流れ、高瀬舟による舟運が開けていた。
東西には山陽道があり、人や文化の流れの拠点だった。
瀬戸内海の海運は長船から全国に流通するに好都合だった。

など、説明版より



こちらのコーナーでは、日本刀の重さを手に取って体験できます。
1㎏の重さはかなりのものでした。




~ こちらは、隣接している研修館、鍛刀場、刀剣工房 ~
公開古式鍛錬 ー 毎月第二日曜日、11時~・14時~
小刀制作講座 (要予約) ー 第一・三土曜日 、10時~16時
日本刀手入れ講習会 ー 毎月一回11時~(約一時間)

その他に、ふれあい物産館があり小刀、包丁、手入れ用品、
各種土産物、博物館オリジナルグッズなど販売しています。



吉井川の近く、国道2号線を南に少し入った所です。
近くまでお越しの際は、ちょっと足を伸ばして下さいね。

岡山県瀬戸内市長船町長船966
Tell-0869-66-7767


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琉球王国の香り*紅型*のランチョンマットを飾ってみました

2018年07月12日 | 美術工芸
~ 花丸ツバメ文様 ~

紅型(びんがた)は沖縄の伝統的な染物
陽光あふれる沖縄の風土を象徴する色使いが魅力的です。

これは、古くからある「花丸文」に「ツバメ」を染めたもの。

※紅型の名称の語源
「紅を挿す」あるいは「紅を入れた色型染(紅入色型)」
と言った言葉によるものと言われているが、紅は必ずしも
赤系の色というわけではなく、多彩な色相を持つもの、
との意味である。

「Ryukyu Bingata 紅型」より
吉岡幸男著 発行 京都書院




先日、近くのリサイクルショップに不用品を持って行き、
その時に見つけたのがこのランチョンマット。
「わあ~紅型だわ~!」
こんなに素敵な紅型なのに興味の無い人には不要品なんだな~
これ幸いとそそくさと購入♪




アイロンを当てて、家にあった額に入れるとこんな感じに。
なんとサイズがぴったり!
いいねえ~♪




元々がランチョンマットだからキッチンの壁に飾ってみると
こんな感じに。

花菖蒲の時期は過ぎちゃったけれど、
布地が麻だから見た目は涼しい~
これで毎日眺めて楽しめる
辛い夏もこれで頑張れそうだ。

やった~!
ビバ♪ リサイクルショップ♪



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*佐々木猛作品展*会期終了間近です。 明石市立文化博物館

2018年06月28日 | 美術工芸

~ 明石市立文化博物館 (兵庫県) ~

会期が7月1日までと、終わりに迫った昨日、
ようやく行って来ました。




企画展・郷土作家シリーズ
佐々木猛(ささきたけし)作品展です。

ほのぼのとした作品やユーモラスな作品など
絵画や焼き物などたくさんの作品に出会えます。

国内外で見聞きしたものを多彩に取り入れた
遊び心あふれる作品の数々は、拝見していて
とても楽しかったです。

会期は7月1日まで、まだの方は是非どうぞ!

※ 佐々木猛氏紹介 (パンフレットより)
明治30年東京市生まれ
東京高等工業学校工業図案科卒
東京美術学校中退後、絵画を模写する仕事に従事。

昭和11年以降関西に移り住み、姫路、豊岡、龍野で教鞭をとる。
昭和32年明石(魚住)に窯を築き、同54年亡くなるまで制作を続けた。


* コメント欄はお休みさせて頂きます *


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十一代 大樋長左衛門個展 in 姫路

2017年04月20日 | 美術工芸

~ 兵庫県姫路市・山陽百貨店美術画廊にて ~

金沢市で350年以上もの歴史を持つ茶陶の名門・大樋焼十一代を、
2016年に襲名した年雄さんの茶碗や花入れ、水指など約60点。
12日から18日までと、
読売新聞に紹介されていたので、16日に行って来ました。

* * *

会場には多くのお客様がお見えでしたが、
「お茶をどうぞ」のお声がけを頂き、
美しい飴釉のお茶碗で一服ご馳走になりました。

その時のお菓子が、この「ねじり梅」のお干菓子。
大樋家の家紋を押した展示会用のお菓子で、
金沢の老舗「諸江屋」に特別注文したものと、
長左衛門さんから直接ご説明頂きました。

表面は柔らかい落雁で、中には程よい甘さの餡が入っていて、
口当たりが良く、さすがの美味しさでした。

「食べてしまうのは勿体ないないですねえ」 と
相席の方と言い合いながら、せめて写真に収めようと
撮らせて頂きました。

展示会でこのように特別なお菓子を頂けたことは、何よりの喜びです。
「花より団子」のようですが、花には団子が大事なんです♪
この後、ゆっくりと作品を観覧し、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

* * *

お茶を頂いた、飴釉のとろんとしたお茶碗が素晴らしかった。
こんなお茶碗で、毎日お茶を頂くことが出来たらどれほど幸せだろう・・・
そんなことを思いながら、両手に包んでその感触を楽しんで来ました。

花入れも良かった!黒い釉薬がかけられて静かな雰囲気に、
入れられた花筏の瑞々しさと、野趣溢れる白椿が素敵で、
どちらもが、それぞれを美しく引き立てているようでした。

* * *

やはり写真で見るのと、実物を見るのとでは大違い。
その作品の持つ雰囲気や味わいなどが、直に感じられて感動するからです。
気に入った物は、誰が何と言っても、自分の心に響いたものです。
今回の個展では、そういった作品に出会えたことは幸せでした。

次回の個展ではどんな作品に出会えるのでしょう。
楽しみです。


※ 昨秋の小松市でのお茶会では、九代長左衛門のお茶碗が出されていました。
やはりお膝元では、馴染みが深く愛されているのでしょうね。
私もじっくりと拝見させて頂くことが出来て、至福のひと時でした。

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第29回姫路全国陶器市 *唐津焼・小石原焼の器を買いました*

2016年11月09日 | 美術工芸

~ 唐津焼・白釉絵唐津 ~

毎年この時期に、姫路城前の大手前公園で陶器市が開かれます。
全国から33もの窯元や販売店が軒を連ね、
市販よりも安価で展示即売しています。
今回は唐津焼と小石原焼に的を絞って菓子器になるものを探しました。

* * *

この器は、佐賀県唐津市で焼かれた唐津焼です。
白い釉薬がかけられ鉄絵が施されています。
ぽってりとした器体の温かさと、さっと描かれた植物文が気に入りました。

直径20cm、立ち上がり5cmの中鉢とも深皿とも言える器で、
生菓子を三つ入れるのにちょうど良い大きさです。
お稽古用に使うのにはちょっと値が張りましたが、
ここは一期一会、逃すまいと思い切りました。

* * *

この唐津焼の里では
毎年、五月のゴールデンウイークに「やきもん祭り」と題して
陶器市が賑やかに開かれとのこと、是非行ってみたいと思っています。




~ 小石原焼・飛びカンナ文様中皿 ~

この器は、福岡県朝倉郡東峰村で焼かれている小石原焼(こいしわらやき)です。
白釉をかけた上から、カンナで細かい筋をぐるりと彫ってあります。
これは「飛びカンナ」と呼ばれる技法で、小石原焼を代表する技法の一つです。
カンナで付けられた筋の下から地の陶土の色が見えて、
すっきりとした中にも面白味があります。

* * *

直径22cm、どんなお菓子にも対応してくれそうですし、
生菓子を5つまで入れられて、お稽古に重宝しそうです。
こちらは求めやすいお値段で、あと四枚足して
普段の食器として使っても良いかなあと思えるほどでした。

元々、小石原焼は生活雑器を焼いていた歴史があり、
茶陶で昔から有名で高価な唐津焼に比べ、安価で親しみ易く
日常的に気兼ねなく使えるところに魅力があると言えます。

日本の陶芸界に大きな影響を与えたバーナード・リーチによって
「民芸の用の美」として全国に紹介された小鹿田焼(おんたやき)には
この小石原焼からその技法が伝わりました。

* * *

こちらは「秋の民陶村祭り」として10月始め頃の三日間ほど
陶器祭りが開かれ、普段の2割引きで販売されるようです。
温泉巡りとセットで行くと良いですね。

※小鹿田焼は大分県日田市で焼かれている焼物です。




~ 大手前公園 ~

会場は姫路城のすぐ近くです。
中央に小さくお城が見えています。





ズラリと並んでいてどこも出入り自由です。




多くの人で賑わっています。
会場には「ろくろ体験」の出来る所や「お休み処」として
お抹茶を頂ける所もあります。




今年は3日の祭日を挟んで、2日から7日の6日間の開催でした。
関係者の話ですと、祭日の3日はさすがに大勢のお客様だったそうです。

こうしてどの店も商品はたっぷりと用意されています。
見て歩くだけでも楽しい全国陶器市でした。
次回はどんな物に出合えるか、終わった今からもう楽しみです。

※ 会場の写真は携帯で撮ったものです。


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版画の額装が出来て来ました♪

2016年09月03日 | 美術工芸

~ * 紅葉桜 * 岩田健三郎作 ~

7月の岩田健三郎版画展で求めた、本年度の新作「紅葉桜」です。
額装はお任せしましたが、思っていた通りの出来上がりで大満足です。

* * *

岩田健三郎さんは、兵庫県姫路市に1947年に生れ、現在も住まれています。
「水のある人々の風景」を生涯のテーマに、身近な風景や人々の暮らし、
動植物などを、温かいまなざしで描いて来られました。

公民館での版画教室など、地域に根差した多くの活動が認められ、
平成17年には「兵庫県文化功労表彰」を受賞されておられます。

* * *

作風は、どこにでもある日常の一コマが描かれていて、
優しくあたたかな視線が感じられるものです。

この「紅葉桜」には三羽のスズメが描かれていて、
こちらを興味津々で見つめているところが可愛い作品です。
これからの紅葉の季節に、玄関に掛けて楽しみたいと思います。


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岩田健三郎版画展 / 水上村・川のほとりの美術館にて

2016年07月11日 | 美術工芸

~ 水上村・川のほとりの美術館 ~

この小さな美術館は,1999年5月に日本初のフォークアート美術館として開館しました。
この独特な建物は洋風納屋をイメージしたものだそうです。

※フォークアート : 「土地固有の文化から生まれたアート」
それぞれの地域社会が共有する価値観と美学を伝え
文化の独自性を示すものである。
ー ウィキペディア ー




現在開催されているのは、地元姫路を拠点に制作されている岩田さんの版画展です。
1階は、この一年で制作された新作が並んでいます。




展示されている作品は買い求めることが出来ます。




1階にはミュージアムショップと喫茶コーナーがあります。




向こうに見えるのは喫茶コーナーです。




2階は岩田さんが約40年にわたって手掛けた姫路、たつの両市などの
小学校で使用する学習ドリルの表紙絵の版画約120点が展示されています。
こちらも買い求めることが出来ます。




絵付けされた大皿や小皿、組み物の絵付けタイルなども展示されています。

* * *

岩田さんの作品は、身近な生活の風景が温かい眼差しで描かれています。
それは、季節の風景や行事など、郷愁を誘い心和む世界でもあり、
地元の人々に広く知られ愛されています。

私はこの度、一作品を額装してもらうことにしました。
出来上がりが楽しみです。


岩田健三郎版画展 : 7月1日 ~ 7月31日まで。
水上村・川のほとりの美術館 : 姫路市西中島416ー9 (10時~17時・火曜休)

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ユーラシア女の手仕事展にて・素晴らしい布たち

2016年06月27日 | 美術工芸

~ 姫路市書写の里・美術工芸館にて ~

この工芸館は、ラストサムライのロケ地・円教寺のある書写山をバックに
美しい竹林に囲まれた中に、静かに佇んでいます。

本館には円教寺をイメージする大屋根が取り入れられています。
設計: 宮脇壇建築研究所




~ ユーラシア女の手仕事展 : 企画 ・ 大橋ひろ美 氏 ( ギャラリーとーく代表 ) ~

6月18日~6月26日まで、中近東、アジアの伝統的な織り、染め、刺繍の
布や衣装の展示、販売が行われました。

ウズベキスタンの「アトラス絣」、イランの「キリム」、インドネシアの「更紗」
ラオスの「縫取織」、バングラディッシュの「ノクシカタ刺繍」、
インドのペーズリー模様のジャマワショールなど
魅力いっぱいの布たちが並んでいました。





~ サリーの着付け ~

サリーの布は長さが6mあり、それを体に合わせて巻いていきます。
後ろに垂らす部分は、布の中でも見どころのある部分です。
絹地がふんわりと美しく、天女の衣のようでした。




~ 上下セットになった衣装 ~

そのまま着られるように上下がセットになっています。
自分では着られないものでも、色柄やデザインなど見せて頂くと、
自分の感性に訴えてくるものに出会えます。

この三点はどれも素敵ですが、私の好みで順番を付けると
一番は左端の紫の一式、二番は真ん中のベージュの一式、
三番目は右端の臙脂の一式になります。
さて、皆さんでしたらいかがでしょう?




~ラオスの筒スカート (シン) ~

「シン」は、ラオスでは女性が日常的に身に着けるスカートです。
一枚の布をくるりと巻いて筒状のスカートにします。
大橋さんがはいているものは、ウエスト部分に金具がついていて、
自分のサイズに合わせて留めることが出来るようになっています。

織りがしっかりとした布なので、体型をカバーしてくれてきれいな姿でした。
いずれ、気に入った布に出会ったら、このシンを作ってみようと思っています。





~ ショールもきれいです ~




~ ラオスのショール ~

このショールは、寺参りや他家の訪問時に使うものです。
素材はシルク、織りは「浮織」「縫取織」の併用、
約30年前の手仕事で、現在ではほとんど見られなくなったそうです。

茶色の部分は、タイの黒檀染め、
こげ茶の部分は、ラオスの黒檀染めを使用。
※ タイの黒檀は、現在ではワシントン条約で刈り取りが禁止されています。





柔らかな紫色がエレガントなスカーフは、花嫁が身に着けるものだそうです。
黄色に見える部分は金糸で刺繍されています。
産地は記憶が曖昧です、分かりましたら追記したいと思います。




会場には、アジア各国の布、焼物などもディスプレイされています。




インドネシアの古渡の更紗や織物、刺繍の布など、
お茶入れの仕覆や古袱紗などにも仕立てられる、素晴らしい布のコーナーです。

※ 古渡 ( こわたり ) : 室町時代、またはそれ以前に外国から渡って来た物をいいます。





サリーを着物に仕立てたものや「シナの木」の樹皮を用いて織った「シナ布」など、
日本では高価で手の出ない物が、驚くほどの値段で販売されていました。




~ 小物コーナー ~




気軽に使えるショールやマフラーなど、どれも天然の染料で染めた糸を使っています。




~ イランのライオンラグの前で ~

どの作品も現地の女性たちが時間と手間をかけて作り上げたものです。
今では禁止された染料を使った希少価値のある織物や、
緻密な織りや刺繍の技術など、素晴らしい布の数々を堪能しました。

大橋さんが代表を務めるギャラリー「トーク」は絵画、陶芸、ジュエリー、
ガラス、木工などの作家展を開催しています。
特にアジアの伝統的な布の紹介に力を入れているそう。
またの機会を楽しみに待っていましょう。

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中近東、アジアの布展

2016年06月08日 | 美術工芸

~ ユーラシア 女の手仕事 展 ~

中近東、アジアの染物、織物、刺繍など、伝統の布や衣など約200点が展示されます。

* ウズベキスタン ーーーーーーー 「アトラス絣」
* イラン ーーーーー ーーー「ギャッペ」「キリム」
* インドー「ペーズリー模様のジャマワショール」
* バングラディッシューーーー「ノクシカタ刺繍」
* ラオスーーーーーーーーーーーーー「縫取織」
* インドネシアーーーーーーーーー「ジャワ更紗」
など。



「アジアの布を纏う」の著者、大橋ひろ美さんの解説で
毎日 PM 1時よりファッションショーが開かれます。

大橋さんは元ミスグランプリの美しい容貌で、
この著書の中では自らモデルも務めておられます。




~ インドネシアのイカット ~

これは私所有のイカットです。
ずいぶん古いものですがタペストリーにして楽しんでいました。
インドネシアのヌサトゥンガラ諸島のイカットで、文様は島によって
それぞれに特徴があり、これは「サウ」と呼ばれるものです。

他には「レンバタ」、「チモール」があり、
会場でお目にかかれるかも知れませんね。

* * *

今回の展示会は
中近東や東南アジアの布が好きな私にとっては見逃せない展示会です。
いつとは申し上げられませんが、期間中には必ずいくつもりです。

会場は書写山(円教寺)の麓にあり、無料駐車場もありますので
ドライブがてらお越し下さいね。


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未完成の木彫り文箱

2016年06月06日 | 美術工芸

これは朴(ほう)の木に琵琶を彫った文箱である。
仕上げはまだ不十分だが、これで彫り上がったことにしてから
もう20年も経ってしまった。

あとはカシュ―(漆風塗料)を塗り込めば完成するのだが、
この塗りの工程を考えると気が遠くなって、なかなか手が出ないのである。

はて、さて、どうしたものか、、




こちらは完成品の牡丹の小物入れ
印鑑入れとして重宝に使っている。

文箱の六分の一ほどの大きさで、これだけ小さいものでも、
何度も塗っては乾かすこと10回以上、相当の手間暇がかかっている。

これから先に
この文箱が完成した!と報告出来る日が来るのだろうか、、

もう、プロに頼もうか、、
などなど
気弱になっているこの頃である。


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インド伝統のラクノウ刺繍

2016年05月23日 | 美術工芸

~ ラクノウ刺繍 ~

この刺繍は、ネパールとの国境に接する、インド北部ウッタル・プラデーシュ州の
州都ラクノウに、400年も前から伝わる高度な手刺繍の技法です。
別名チカン刺繍とも呼ばれ、
何度も繰り返して刺された独特な立体感と、繊細な模様が美しい刺繍です。

~    ~

先日、このオフホワイトの綿生地に、同色の刺繍がさりげなく華やかな
フレンチスリーブのブラウスに出会いました。

夏のスーツのインナーに、今までは着やすいTシャツが多かったのですが、
このところ熟女への脱皮を図るべく、落ち着いた華やぎのあるブラウスを
探していたところでしたので、一目で気に入り買って来ました。

これだけの刺繍が施されているのに、お手頃な値段には驚きましたが、
せっかく、インドの女性たちが一生懸命刺されたものですから、
長い間楽しめるよう大事に使っていこうと思います。






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作家の私物だった備前焼の宝瓶

2016年05月18日 | 美術工芸
~ 備前焼の宝瓶 ~

この宝瓶は作家さんが自分のために作ったもの。
もう30年も昔のこと
陶房を訪れた時に、この宝瓶で自分でお茶を淹れて使っておられた。

それは、いかにも手びねりらしく、ぽってりとしていて温かみがあった。
もう、初めから私の胸にズキューンと来ていたその魅力は、
話している間中胸の中で増幅していった。




そして、とうとう我慢の限界を迎え
この宝瓶の魅力がどれほど私を虜にしたかを、一生懸命に訴えて
どうか私に譲って下さいとお願いしたのである。




そして、私の熱烈アピールが届いて譲って下さることになった。
越後美人さんには参ったなあ、、いいですよ、お譲りしましょう、と。

冒頭の画像は実物大で、手の中にすっぽりと収まる可愛らしさ。
この宝瓶を自分のためだけに手元に置いてお茶を淹れる、、
これが私のささやかで豊かな気分の源になっている。

こんな気分にさせてくれるものは、一生の内にそうそうあるものではない。
せいぜい80年やそこらの人生、心に響いたものは手に入れないと勿体無い。
ものは言ってみるものだ。
要は、心が通じることが大事なのである。


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