「時を分かたず」の本当の意味は?
☆ ~ これは正答率の最も低かった問題 (正答率14.1%) ~
例文ー事件の後には、時を分かたず、厳重な警備が行われた。
答Aーすぐに
答Bーいつも
さあ、どちらでしょう?
☆ ~ ワースト2は、姑息な手段 (正答率15.0%) ~
答Aー「一時しのぎ」という意味
答Bー「卑怯な」という意味
どちらかな?
☆ ~ ワースト3は、破天荒 (正答率16.9%) ~
答Aー誰も 成し得なかったことをすること
答Bー豪快で大胆な様子
分かっているようだけど、、
☆ ~ ワースト4は、憮然として立ち去った (正答率17.1%) ~
答Aー失望してぼんやりしている様子
答Bー腹を立てている様子
よく聞くけどねえ、、
☆ ~ ワースト5は、その発言は「流れに棹さす」ものだ (正答率34.8%) ~
答Aー傾向に逆らって勢いを失わせる行為をすること
答Bー傾向に乗って、勢いを増す行為をすること
これもちょっと紛らわしいねえ、、情に棹させば流されるって言うし、、
~ 正解 ~
☆ ~ 時を分かたずーB-いつも
☆ ~ 姑息な手段ーA一時しのぎ (「姑」はしばらく、「息」は休むの意味)
☆ ~ 破天荒ーAー誰も成し得なかったことをすること (中国、唐の時代、荊州からは科挙に合格
する人が誰もいなくて「天荒(未開地という意味)と呼ばれていた。そこに
劉蛻(りゅうぜい)という人が現れて、初めて合格し「天荒を破った」
そのことから「破天荒」となったという故事から。
☆ ~ 憮然として立ち去ったーAー失望してぼんやりしているいる様子 (憮然とは、失望、落胆している様のこと)
☆ ~ その発言は「流れに棹さす」ものだーB ー現状の勢いを利用し、物事を思い通りに勧めるという意味
~ * ~
さて、皆さんの結果はいかかだったでしょうか?
私は自慢になりませんが、五問とも不正解でした(^^;)
分かったつもりで聞いたり、話したり、、
これでは自分の言いたいことがまともに相手に伝わりませんね。
使用した冊子は、この暮れの大掃除で処分しようとしたものですが、
その前に見直してみると、自分の不出来さにびっくりさせられ、
これでは捨てられない、と本棚に戻したものです。
※このランキングは、文化庁「国語に関する世論調査」H15~20年、22年、23年の結果より
「本来の意味や言葉と違う」使用率に基づいて、「一個人」の編集部が作成したものです。
ー2012年12月号、保存版「大人の日本語マナー」KKベストセラーズ ー
~ ~
今年一年お付き合いを頂き、有難うございました(^^♪
新年も相変わりませず、よろしくお願い致します。
最近は手紙を書く事も殆ど無くなりましたので余計です。
例の問題・・・私も100点満点には至りませんでした。
越後美人さんとは未だ日も浅いお付き合いですが
大変、楽しませていただきました。
今後とも宜しくお付き合い下さいます様に。
日本語を学ぶドイツ人と接する機会があるのですが、そのたびに自分の無知を思い知らされます。
花やお茶やいつもいろんな事を教えて頂いて、ありがたいです。
また来年もよろしくお願いします。
恥ずかしながら全問不正解でした。
日本語教師失格です。
さて今年一年仲良くしていただきましてありがとうございます。
来年もお健やかで良い年になりますよう祈念いたします。
「言葉の泉」 ろこ 拝
言葉は時代と共に、段々と違った意味で使われるようになってしまいますね。
「時を分かたず」は既に新しい意味への転換が起こりつつあるとの結果です。
ですから今のところは「正解」でも「不正解」でもどちらも正解!ということでしょうね。
人との出会いは不思議なものですね。
ほんのさっきまで知らなかった者同士ですから、、これは運命ですね☆
今でもベートーベンで笑っていますよ♪
では、良いお年を(^_-)-☆
「破天荒」は時々書物で見かける言葉ですが、どうも本来の意味で使われていないことが多いように思います。
そうやって段々に意味が取り違えられて使われろようになり、それが定着してしまうようです。
「破天荒」は既に、「豪快で大胆な様子」に変わりつつあるとの結果です。
「言葉は生き物」とは良く言ったものですね。
日本人同士でさえ言葉のやり取りは難しいところ、ドイツ人相手ではさぞ大変!と思います。
めげずに頑張って下さい。
また、時々勝手におしゃべりに行きますが、読み飛ばしておいて下さいね。
では、良いお年を(^_-)-☆
ろこさんが全問不正解とは、何と、友達甲斐があり嬉しいですねえ♪そして優しいですねえ♪
その優しさが人々を引き付けるんでしょうね。
失格どころか、素敵な日本語教師と思います。
今年は大変お世話になりました。
「雨のトレモロ」で慰められ、ひょうきんな猫ちゃんで思い切り笑わせてもらいました(^^♪
お陰で、しぼんだ風船がわっと膨らんだようでした。
今年は嬉しい出来事が重なり良い年でしたね。
来年も益々のご活躍をお祈り致します。
では、良いお年を(^_-)-☆
ボキャブラリーの無さを何時も痛感している私なのでなんともすみません
越後美人さんとは同じ越後生まれが共通点
越後は雪のお正月になりそうです
来年もよろしくお願いいたしますm(__)m
そうですねえ、、普段使わない言葉はたまに聞いても、それをわざわざ調べないですもんね。
「ボキャ貧」は私も痛感します。
思っていることが言い現わされなくて尻つぼみになったり、ぶっつり終わってしまったり、、
あとは皆さんに想像して頂くしかなくて、失礼しています。
同じ越後生まれ、利休母さんも越後美人でしょうに、美人でない私が勝手に名乗ってすみませんね(^^;)
ずいぶんと雪の深い所に行かれたんですね。
私は勤務先が豪雪地の「小国町」だったので、その雪景色を懐かしく拝見しました。
雪のお正月、きりっと引き締まった空気感がいかにも新年にふさわしいですね。
では、良いお年を(^_-)-☆
もしかしたら使っていたかもしれません。
これからは、こうした難しい言葉は使わずに話をしようかな・・・なんて思っております。
良いお年をお迎えください。
ありがとうございました。
よく考えてみますと「時を分かたず」は、時を分けないのだから「常に=いつも」と理解できるんですよね。
でも、今では「すぐに」の使い方に移行しつつあるとのことです。
「姑息な手段」は、やはり「ひきょうな」と応えた人がどの年代でも圧倒的に多かったそうです。
このフレーズもその内に使い方が変わっていくのでしょうね。
分かりやすい言葉を使うのが良さそうですね。
今年は高校の授業も入り多忙な一年になりましたね。
いろいろと参考にさせて頂き有難うございました。
では、良いお年を(^_-)-☆