エコライフ in かわぐち

~川口市地球温暖化防止活動推進センターのブログです~

SDGs in 中居小学校 

2020-10-14 15:01:50 | SDGs

中居小学校では、SDGsに関する情報を色々な場面で発信しています。

 

■職員室前

職員室の前に「ミニSDGsコーナー」を作り、その時々の情報を発信。

7月にお伺いしたときには、

「フェアトレードって?」

「世界のアース・オーバーシュート・デー(地球の資源を使い切る日)、2020年は8月22日」

などのポスターと、関連する本が紹介されていました。

子どもたちは、いつでも本を手にとって読むことができます。

(「WWF」「グローバルフットプリントネットワーク」資料より)

 

■水道の蛇口

”SDGs 目標6 安全な水とトイレを世界中に”のロゴマークを使って、子どもたちが作ったポスターが掲示されていました。

 

■校内の空スペースを利用した「SDGs特別展」

「世界では、どんな問題が起きているだろう?」

色々な国の様子が紹介されています。

 

このパネルは、アフリカ・ルワンダの小学校の様子。

(「JICA」「JICA地球ひろば」資料の掲示)

私たちの学校の様子とだいぶ違いますね。

 

■体験コーナー

特別展の中には、子どもたちが体験できるコーナーもありました。

例えば・・・

”ある国では、「水を運ぶ」のは子どもの仕事。一日に一人が必要な水の重さを持ってみよう。”

”文字が読めないと、どんなときにこまるかな?”

”海の中はどうなってる?”

(「JICA」「JICA地球ひろば」資料の掲示)

この写真は、アフリカ・ブルキナファソの小学校で使われている勉強道具だそうです。

算数セットの代わりにあるものは、何でしょう・・・?

 

■「SDGsすごろく」

中居小のみなさんが作ったすごろくです。

”私たちの住む地球 世界が一つになり様々な問題を解決する、その「一人」になろう!!17のコールにむかって スタート”

・水を使いすぎて魚が悲鳴を上げている(3マスもどる)

・いつも残さず何でも食べている!(2マス進む)

・都市に人が集まりすぎた結果、住みにくくなった・・・。(3マスもどる)

・公平にあみだくじをしようと言って、自分は当たる所を知っていた(3マスもどる)

・水のない国に水を届ける(2マス進む)

・ストローを使わずに飲み物を飲んだ(1マス進む)

・SDGsを広めた(1マス進む)

・地球温暖化が進み、人類が絶滅する(スタートにもどる)

 ・・・等々、ユニークな発想でとても面白いすごろくでした。

 

■他の空き教室でも・・・

SDGsを説明するパネルが掲示されていました。

 

■校内に掲示された、子どもたちのメッセージ

5・6年生が、海洋プラスチックについて授業で学んだ後に書いたメッセージ。

4年生が、「ランドセルは海を越えて」を学んだ後に書いたメッセージ。

6年生が、児童労働について学んだ後に書いたメッセージ。

 

■授業の中で

7月、4年生を対象にしたSDGsの授業。

授業をしたのは、春川教頭先生です。

4年生の国語の教科書には、「ランドセルは海を越えて」というお話が載っています。このお話を勉強する前に世界の学校を知ろうということで、この授業が実施されました。

「SDGsは、誰一人取り残さない。その中には、みなさんも入っているんです。」

先生の一言で、子どもたちは自分事として真剣に聞いていました。

「(SDGs目標達成の年である)2030年には、君たちはもう大人です。地球に暮らす一人の人として、どんな未来を、どんな世界を作っていくのかな?」

いま地球には、海洋プラスティック問題、貧困問題など色々な問題があります。

大切なのは、

「知ること」「気づくこと」「考えること」そして「実行しよう!」

 

「ランドセルは海を越えて」は、SDGsの17の目標の中で、「4番 質の高い教育をしよう」「1番 貧困をなくそう」「10番 不平等をなくそう」、そして「17番 パートナーシップで目標を達成しよう」が関係します。

 

「小学校に行けない子どもたちは世界77億人のうち、6300万人います。なぜ学校に行けないのでしょうか。」

「教育を受けられないと、何が困るでしょうか?」

「読み書きができない」「計算が出来ない」・・・

これを実感してもらうため、子どもたちは文字が読めなくて困る体験も。

 

最後に、小さい頃、貧しくて学ぶことが出来なかった若者が、「学ぶ機会を得て、夢がかなった」と嬉しそうに話す様子が紹介されました。

 

「今日出てきた世界の子どもたちを、自分の友だちだと考えて、何が出来るか考えてほしいなと思います。学校で学ぶこと、それは「未来への希望」です。」

授業後の、子どもたちの感想です。

「勉強ができない人がいてびっくりしました。学校に行って勉強ができるのは、すごいことだと思いました。」

「世界には、戦争などで小学校に行けない子どもたちもいる。これからも勉強を大切にして、貧しい生活をしている人たちの友だちになっていきたい。」

 

9月には、5年生が、1学期の総合的な学習の時間(「エコ名人になろう」)に関連して、海洋プラスチックごみの授業を受けていました。

 

■ホームページからも発信

中居小学校では、ホームページからもたくさんの発信をしています。関心のある人は、ぜひ見てみてくださいね。→中居小SDGsのホームページは「こちら」。 (浅羽)

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