今年の4月1日から、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が新しくなりました。
これに伴い、すでにご自宅に太陽光パネルを設置している個人のかたも手続きをしなければならなくなっています。
市民のかたからのお問合せがありましたので、今日は、10kW未満の太陽光発電システムを設置している、個人のかたの手続きに関する主なポイントや、参考情報をお伝えしたいと思います。
【改正FIT法に伴う「みなし認定」移行手続き】
○主な対象:
2012年(平成24年) 7月1日~2017年(平成29年)3月31日の間に太陽光パネルを設置したかた
○書類提出期限:
2017年9月30日(土)
○提出方法
(1)ホームページから提出
(2)紙で提出
のいずれかで提出することができますが、簡単な(1)のホームページがおすすめです
(紙で提出の場合は、印鑑証明書が必要になりますので)。
以下、具体的な手続きのご説明を書きます。
(1)ホームページから提出
STEP1
まずは、ホームページからのログインに必要な、「登録者ID(アルファベット4桁と数字4桁のもの)」「パスワード」を用意します。
「登録者IDがわからない?」
というかたは、設置したときの販売店に聞いてみてください。それでもわからない場合は、もしかしたら登録者IDがまだ発行されていない可能性もあります。その場合は、「再生可能エネルギー電子申請」画面の右上にある「新規登録」から手続きをして、登録者IDを取得します。
STEP2
「登録者ID」「パスワード」が用意できたら、「再生可能エネルギー電子申請」画面からログインして、手続きをします。
ログイン後の手続きは、ソーラーパートナーズのホームページで、詳しく説明されていますので参考にしてください
(2) 紙で提出
紙で提出する場合は、
「事業計画書」(様式20)
「代行提出依頼書」
「印鑑証明書」→役所から入手(3ヶ月以内の原本)
・・・の3種類の書類を送付します。
「事業計画書」と「代行提出依頼書」については、様式と記載例を、資源エネルギー庁「なっとく!再生可能エネルギー」のサイトからダウンロードすることができます。
STEP1
「事業計画書」の書き方のポイントは、
・「設備ID」は、東京電力から毎月届く「購入電力量のお知らせ」の右上(=「お客様設備情報」のすぐ下)に記載されています。
・「太陽電池の合計出力(kW)」は、システムのkWではなく、パネルのkW数を記載します。契約書や見積書などに記載されているパネルの枚数とW数から計算してください。
・「接続契約先」は、東京電力と契約している場合は「東京電力パワーグリッド株式会社」になります。
・「特定(買取)契約締結先」は、東京電力の場合は「東京電力エナジーパートナー株式会社」になります。
・「買取価格」は、税抜きの金額になります。前述したソーラーパートナーズのホームページに、年度ごとの税抜き金額が書かれてありますので参考にしてください。
・個人のかたはすでに発電されていると思いますので、一番下の「添付書類」は不要です。
STEP2
「代行提出依頼書」は、右上の「住所・氏名・電話番号」と、一番下の「添付無し」のチェックだけで大丈夫です。
<参考にしたサイト>
・経済産業省資源エネルギー庁「なっとく!再生可能エネルギー 新しい固定価格買取制度について」
・ソーラーパートナーズ「みなし認定の移行手続き方法」
・NPO法人太陽光発電所ネットワーク「PV-Net会員のための改正FIT法対応 早わかりガイド」
今日お電話いただいた市民のかたは、「たくさんの書類が届いたのだけど、どうしたら良いかわからなくて困って・・・」ということでした。確かに、たくさんの書類を読むだけでも大変そうです
改正FIT法みなし認定の移行手続きについて、川口市地球温暖化防止活動推進センターでもご相談にのっていますので、お気軽にご連絡ください(開所時間:月~金の9時~17時。土日・祝日はお休みになります)。 (浅羽)
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