
カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、国内感染が大幅に増えていましたが、ピークを越えて減少傾向となっています。5月23日の保健省の発表によれば、死者は176名(5月16日から26名増)です。累計陽性者数は2万5205名(同3021名増)となっています。治癒数は1万7701名(同6961名増)です。先週の新規陽性者のうち、2966名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は55名でした。
国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(5月23日現在陽性者2万4520名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。なお、海外帰国者の陽性者も、空港での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。
5月19日、プノンペン都は、3色のゾーン分け規制を5月26日まで延長すると決定しましたが、最も厳しい規制のレッドゾーンはなくなりました。なお、イエローゾーンの規制のうち、店内飲食禁止、酒類販売禁止、夜間外出禁止は、5月22日に解除されました。また、閉鎖されていた市場についても5月24日から再開される見込みです。なお、映画館、博物館、スポーツクラブ、カラオケ等については、引き続き営業禁止となっています。
ワクチンについては、中国製が順次到着しており、5月23日にはシノバック製のワクチン100万回分が到着しました。政府では、プノンペン等のレッドゾーンの住民に優先的にワクチン接種を進めることとし、軍も動員して5月1日から接種を開始しました。また、プノンペンの一部地区での一般向けのワクチン接種が開始されています。全体で見ると、5月21日現在、累計222万6446人に接種済みです。
5月18日、日本の外務省は、カンボジアについて、感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告:渡航は止めてください)へ引き上げました。日本到着前14日以内にカンボジアに滞在していた外国人は、日本への入国が禁止されました。また、日本人については、「短期滞在中の方には、帰国をお奨めします。また、今後カンボジアへの短期渡航を検討されている方は、渡航は止めてください。」と呼び掛けています。外務省では、「5月上旬以降、カンボジア全体の新規感染者数は減少傾向ですが、カンボジア国内で感染した場合、日本人にとっては厳しい環境に置かれることとなります。」としています。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために、ついにはプノンペン等のロックダウンに踏み切りました。ロックダウンは終了し、規制も解除の方向となっています。ただ、一部の規制は継続中ですので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。
レッドゾーンでワクチン接種を優先的に行うという対策は功を奏した模様で、プノンペンの陽性者数は減少傾向となっています。しかし、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクや消毒といった対策が必要と見られます。
(写真は、再開間近のプノンペン・オールドマーケット)
カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/
在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村
国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(5月23日現在陽性者2万4520名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。なお、海外帰国者の陽性者も、空港での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。
5月19日、プノンペン都は、3色のゾーン分け規制を5月26日まで延長すると決定しましたが、最も厳しい規制のレッドゾーンはなくなりました。なお、イエローゾーンの規制のうち、店内飲食禁止、酒類販売禁止、夜間外出禁止は、5月22日に解除されました。また、閉鎖されていた市場についても5月24日から再開される見込みです。なお、映画館、博物館、スポーツクラブ、カラオケ等については、引き続き営業禁止となっています。
ワクチンについては、中国製が順次到着しており、5月23日にはシノバック製のワクチン100万回分が到着しました。政府では、プノンペン等のレッドゾーンの住民に優先的にワクチン接種を進めることとし、軍も動員して5月1日から接種を開始しました。また、プノンペンの一部地区での一般向けのワクチン接種が開始されています。全体で見ると、5月21日現在、累計222万6446人に接種済みです。
5月18日、日本の外務省は、カンボジアについて、感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告:渡航は止めてください)へ引き上げました。日本到着前14日以内にカンボジアに滞在していた外国人は、日本への入国が禁止されました。また、日本人については、「短期滞在中の方には、帰国をお奨めします。また、今後カンボジアへの短期渡航を検討されている方は、渡航は止めてください。」と呼び掛けています。外務省では、「5月上旬以降、カンボジア全体の新規感染者数は減少傾向ですが、カンボジア国内で感染した場合、日本人にとっては厳しい環境に置かれることとなります。」としています。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために、ついにはプノンペン等のロックダウンに踏み切りました。ロックダウンは終了し、規制も解除の方向となっています。ただ、一部の規制は継続中ですので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。
レッドゾーンでワクチン接種を優先的に行うという対策は功を奏した模様で、プノンペンの陽性者数は減少傾向となっています。しかし、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクや消毒といった対策が必要と見られます。
(写真は、再開間近のプノンペン・オールドマーケット)
カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/
在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
