第20回 「生物多様性と里地里山」
日時 :2024年11月7日 10:00~12:00
講師 : 幸田 良介 様
会場 : 川久保交流センター
この秋一番の冷え込みが予想される中、
昔を思い出すような可愛い教室で明るい日差しを浴びながら講義が始まりました。
寝屋川市に生物多様性センターという施設があることを初めて知りましたが、今日の講師の幸田様はそちらで生物多様性や身近な野生動物について研究をされています。
生物多様性とは、生物の種類が多くてたくさんいる!ってことではなくて、様々な環境に住まう生物たちの豊かな個性とそのつながりの事だと聞きました。
生物多様性を脅かす危機は文化的な危機につながると世界が認めて日本国内も動き出しました。
1993年 日本が生物多様性条約を締結。
それから地球規模で様々な損失を引き起こしていくことになりますが、その直接的な要因は常に社会、経済、政治、技術などにあって回復のためには横断的な社会変革が必要と言われているそうです。
ネイチャーポジティブ
本日一番印象に残ったのはこの言葉です。
まず身近なところから興味をも持つこと
結果的に生物多様性保全につながる仕組みがたくさんあること
これからの里地里山保全について今考えることがとても意味のあることなのだと思いました。
たくさんの野生動物の姿を見せていただきましたが、
幸田先生がカメラによる生き物モニタリングを続けておられることが私たちの興味を引き出す一歩になり、そこからいろんな活動にひろがっていくのだと思いました。
この講義のあと、楊梅山へ登るのが楽しくなってきました。
午後は楊梅山で実習です。
「里山の保全活動」
日時 : 2024年11月7日 13:00~15:30
場所 : 楊梅山
実習協力 : 高槻里山ネットワーク
楊梅山入り口にて入山時注意事項を聞く皆さん
とても綺麗な空でした
イノシシのヌタ場の説明
高槻里山ネットワークの会員によるミニ講座
高槻里山ネットワークの活動や楊梅山には落葉樹が少ないなど樹種のお話を聞きました。
伐倒デモンストレーションで見事に切られた木
玉切り体験中!
あっという間の体験でしたが、皆さん自分で切ったヒノキのコースターをお土産にして
実習は終了しました。
天気予報通り、午後には北風が吹き込んで冷え込み帰る頃には体が冷えてしまいました。
次回は 11月14日 です。
午前 「市内の環境保全活動団体の紹介②」
午後 「都市公園の樹木を知ろう」