(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

篠ノ井のロクヨンの『2エンド』に拘る (後編)

2021年11月04日 | ▲EF62・EF64▲遥かなる山の呼び声▲甲信越・中央東線▲
(続き)

 そうして遭遇する機会を伺いながら迎えた10月29日。
 この日の朝の5375レは財源無しの重連単機運転。この頃になると上下とも牽く貨車がないと「運休」ることも増えていたから、タンキで下るからには上りに絶対荷がある筈。前機は51、後ろは?と振り返って見ると東京方に2エンドを向いた43がついている。当然夕方の5374レまで"居残り"決定。っても朝っぱらの事だし何処で時間を潰せばいいのやら、しょうがないので高田のミスドに入ってドーナツとコーヒーで粘ることにした。
 午後になってから新井に移動。駅近くのバスターミナル始発二本木本村(not駅前)経由、小野沢行きのバス(現在廃止)に乗って、”松崎”停留所まで。
 ここのポイントとその南方にある「五反田踏切」の間を行ったり来たりしては、115系、189系「リレー信越妙高」を撮って時間を潰す。一回新潟色(今でいうキム・カーンズ色?)の115系4両編成が上っていったが、コレは長野総合車輌センターに入場する長岡所のヤツで配8336Mと言ったらしい。
 1554時、タキ1900等6両編成の5373レが3+25の重連で通過。ここからが本番、機材担いで走って五反田踏切へ移動する。同レが二本木駅に到着するとすぐに、今度は5374レが発車するのだ。息急ききって築堤を臨むポイントに機材を広げると、すぐに遠くからホイッスルが鳴るのが聞こえてきた。
 どんな編成でも撮れるよう中間体勢のアングルで待つ。今日は妙高の山間にこだまする通過音が何か重たい。松崎踏切のクランクを右に切ってきたロクヨン2両の後に、続くセメントタキ車16両!成る程、どおりで重たい筈だ。

43+51の重連が牽く5374レ。数字”2”は型跡を塗潰している

 時は1604時位。10月下旬の太陽はあっという間に沈んでいく。やっとこ松崎のバス停にたどり着いた時は辺り一面真っ暗になっていたが、やっと拘りの「2エンド」が撮れた俺は喜びで一杯だった。


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