4月29日(日・祝) 対戦相手:距離をとる女の子
荒川区
東尾久運動場&尾久の原公園で行われました『川の手荒川まつり』にてバルーングリーティングです。会場が2箇所に分かれておりまして、第一会場では仮面ライダーフォーゼのキャラショーがあったりステージイベントが盛りだくさん。その他にもドジョウのつかみ取りやらアトラクションにあふれております。
ボクが居る第二会場では展示やバザーがメインのラインナップ。でもミニSL&ミニ都電はあるし鉄道模型のブースはあるし、隣のJRのブースでは新幹線の制服着れて写真が撮れるという、何か鉄分濃い人には嬉しい偏り方の編成なのでした。ボクが居るブースはバルーンアートを教えておりますよみうりカルチャーさんが入っている荒川区芸術文化振興財団のブースでして、バルーンを作ってお客さんを寄せて、財団のパンフレットやらを配布するというミッション。この炎天下で風船も片っ端から割れていくかと危惧しておりましたが、案外持ちこたえてくれました、
作ってるその場ではね。
風船もらって、まだその場に滞在してボクが何を作るかを見ている子の作品は、この熱に耐えられず「パンッ!」という音と共に前足がもげ、耳がなくなりして小さくなっていくのでした。すぐに作り直すんですけどね。小学校高学年の女の子が並びまして
「何作ろうか?」
「ハンドバッグ。」
「ほえ?ハ…ハンドバッグ?」
「はい。」
「うーん、作った事無いんだけど、作れなくもなさそうなんだけど、自信無いんだけど、ちょっと作ってみよっか。」
「はい。」
まずバッグの口の部分を作るでしょ。そして袋の部分。でも袋を編んでると時間掛かっちゃうし、なので2Dの平面図のような感じで袋を、そう例えればそれはドラえもんのポケットのような形ですよ。そこにもう1本のバルーンで肩掛けベルトを作って
「はい、ハンドバッグ。肩からも掛けられるよっ。」
「・・・。ありがとうございます。」
とても礼儀が良い子なのです、でも顔は全然納得しておりませんね。うん、確かにボクも勢いでごまかしたさ。それは認めます!この子が列から離れてしばらく違う子のオーダーをさばいておりましたら、この女の子、並びなおして
「何作ろうか?」
「トイプードル。」
作れるオーダーにして下さいました。小学生だけど大人の対応、ありがとう。別の、まだ幼稚園にも行っていないくらいの小さな女の子。バルーンを捻ってるとお母さんの脚の後ろに隠れてしまってます。
「風船が怖いのかな?」
「珍しいです、この子が嫌がって距離取るなんて。」
「そうなんですか?普段は人なつっこい?」
「はい。」
「そっかぁ。ボク変な匂いとか出てない?魚の腐った匂いとか?」
お母さんは笑ってくれてますが、この女の子の距離が縮まる事は無かったね。もしかして
生理的にあわない…とか?
▲「魚の匂いは勘弁してください。」って方、ポチっとな。だーからー、出してないってばー。