ロッカールーム

芸人・エディーのオフィシャルサイト『GOODJOB』の闘う日記、その名も「ロッカールーム」。14年秋からコチラに引越し。

すごいビデオいりませんか?

2004-08-20 23:32:00 | 日記・エッセイ・コラム
 8月20日(金) 対戦相手:おじさん
 家の前

 松元ヒロさんソロライブの稽古も佳境に入って参りました。今日も稽古場へGOです。舞台監督としては誰よりも早く稽古場に入り、稽古場を暖めておかなくては。冷房かけてね。

 家を出て、山手通りに停めてあるバイクの元に急ぐと、ヘルメットを被っている最中に、ひとりの、70歳くらいの男性が近寄ってきました。道でも聞くの?

 すると、その人は、手と指を駆使して何か伝えようとしています。でも、全然分かりません。もっとマイム勉強せいよ、ってか、時間無いのよ。はっきり言えっつーの。おじさんはおもむろに紙を取り出し、それを見せました。そこにはこう書かれています。

 私は昨夜、公園で寝ている所を、財布を盗まれてしまいました。67000円入っていました。(中略)私は言語の障害があり喋れません。(中略)1000円か2000円を貸してください。愛知県に帰ったら送金いたしますので、住所を書いてください。

 ほっほー。そうきましたかぁ。普段のボクならこの時点で追い返してるのですが、『こたちょ』の“働くお父さんの背中”を見て感動し、“イイ人モード”60%バージョンになっていたので、親身に接しました。

 「警察に届けたの?すぐ行かなきゃ。」
 (筆談で)「2回行ったけど、お金は貸してくれなかった。」
 「じゃあさ、ここ行った所に区役所あるから、そこに駆け込んだら。」
 (手を出して)「1000円!」
 「あのさぁ、1000円とか2000円とかあげてもイイけど、それでそうやって愛知まで帰るの?」
 (ジェスチャーで)「歩いて帰る。」
 「無理だって。」

 すると、おじさん、業を煮やしたのか持っていたビッグカメラの紙袋から白いビデオのケースを取り出しボクに渡します。

 「何、これ?」

 おじさん、ニヤっとした顔でケースを開けると、そこには『○○熟女 △△地獄』(←一瞬の事で、タイトルはっきりせず。)

 たぶん、買えっ!って事なんでしょう。何か真剣に話を聞いてて、バカバカしくなったんで、丁寧に区役所の場所を教えてあげました。頑張って歩いて帰れよ、帰るべき場所にね。

 ビデオ、1本1000円?まとめて1000円?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。