環境戦隊に新たなる風 ２

　２月２８日（火）　対戦相手：ヒラヤマ君

　板橋・稽古場

　

　こないだも書きましたが、３月１２日に和歌山でステレンジャーの営業がございまして、その稽古です。新メンバーのうち、今回イエローを担当するのはヒラヤマ君という役者さんですが、ステイエローの大役を任されるには条件がありまして、

　

　デブ

　

　でないとステレンジャーのイエロー枠の厳しいオーディションには合格しないのです。逆に言えばデブ要素があれば誰でもなれるんですけどね。テレビで放送しているヒーローものは最近イエローさんが女性だったりイケメンさんだったりしておりますが、我がステレンジャーは古き良きヒーロー像なので、イエローはデブとさせていただいております。

　

　歴代イエローは

　小島さん：純粋にデブ

　アジャ君：動きにキレのあるガッチリ系デブ

　小林君：やはりガッチリ系

　タケちゃん：ヨコにもデカイが身長もあり、衣装が入りません。

　でしたが、今回のヒラヤマ君がどっちかというとガッチリ系。しかし、彼は特異な経歴の持ち主で、役者になる前にプロレスラーを目指して修行してたらしく、しかも師事していたレスラーが

　

　人間風車　ビル・ロビンソン

　

　ビル・ロビンソンの道場に通っていたらしいのです。プロレスに詳しくない方の為に補足しておきますと、そういう道場があるんですよ。月謝払って、まあ簡単に言うと書道教室みたいなものです。

　

　「ヒラヤマ君、何か技とか出来るの？」

　「はい。サイドスープレックスまでは覚えました。」

　

　えーっと、プロレスに詳しくない方の為に補足しておきますと、スープレックスというのは投げ技なんですが、「～までは」という言い方から察すると徐々に会得する技の順番みたいなものがあるのでしょう。まあ簡単に言うと、パントマイムで“壁”の次に“綱引き”を覚えるようなもんです。

　

　で、ブルーのカンベ君がバック宙、イエローのヒラヤマ君がスープレックスという身体を駆使した技が出来るので、

　

　レッド堀内、火でも拭く？

　

　今回の和歌山用の稽古で各人の特性を活かした動きをつけてみたいのですが、イエローが怪人にサイドスープレックスをしちゃうと、怪人役の成田山が

　

　壊れる事、間違いなし！