9月16日(土) 対戦相手:音
新大久保
ヒロさんライブ5日目です。土曜日は昼夜2回公演でして、当たり前ですがいつもの2倍のお客さんの歓声と拍手と笑い声に包まれた会場なのでした。
舞台監督さんとしてボクは、開演直前に楽屋からヒロさんを舞台に送り出し、その後こっそりと客席に出て、時間を計ったりネタのチェックをしたものを紙に書き留めていきます。
ヒロさんのネタとネタの合間の衣装の着替えの時間には、ヒロさんも一息つくために、そして会場は次の笑いに備えるために、わずかではありますが静寂の時間が訪れます。そんな時にはメモを取るボールペンの音や紙のカサカサする音にも気を使ってしまうのです。ボクの陣取る場所は会場の片隅なのですが、座っているお客さんの真後ろですので、不振がって何度も振り向かれたりもしますが、音と気配を消して邪魔にならないように…
「グゥ…」
お腹が鳴った。オーマイガッ!昼のお弁当の時間と夜のお弁当の間が短くて、夕食を取らなかったのがここにきて裏目に出てしまいました。しかも、静かにしなきゃって思うと余計に鳴るんだよ、しかも大きめで。この状況を打開するために、ポケットに忍ばせていたフリスクを取り出しケースをスライドさせて、なかなか出てこないのに業を煮やしてケースを振りました。フリスクだけに振り…
「カシャカシャッ。」
ヒロさんのライブは色んな意味で緊張感があります。