8月24日(土) 対戦相手:習性
横須賀市
横須賀のマンションの夏祭りイベントでパフォーマンスです。控室であるマンションのレクリエーションルームからは海が見えます!さすが横須賀。打ち合わせが終わり軽食を頂いたのですが、
「飲み物はビール、お茶、ジュース、どれにします?」
「ビ、、、お茶でお願いします。」
仕事前じゃなければ。あ、仕事後でもステレンジャーのリハがありますわ、トンボ帰りですわ。マンションのロビーやら掲示板やらにはこんなポスターが貼ってありまして、大道芸も気になるが、100円で大好物が手に入るシステム。やっぱりビールなのか?
さて、ショーはとっても盛り上がりましたよ。昨年のクリスマスにはマジシャンさんが来たようで、みんなパフォーマンスを見慣れてるのか?と思いきやとっても純粋に見てくれます。いつもお客さんにお手伝いをしてもらう皿回しのコーナー。今日は五歳の女の子。棒を持つ手がプルプルと震えていて握ってる手に力がすごく入ってます。そして三枚目のお皿を乗せるのが何度も失敗したんですよ。乗せる為のユニットがグラついて、お皿は回転を止めて傾いてしまいます。すぐにユニットを付け直しリトライ。四回目くらいにようやく成功した時の
お客さんの拍手の量はすげーよ!
特に盛り上げようと演出してる訳でも操作してる訳でもないけど、これがリアルな臨場感なんでしょう。皿回しでこれだけ盛り上がったのは過去初めてかも。今日はマイクが無くて生声でお送りしました。お子さん達にも積極的に大きな声で
「さん、にぃ、いちっ!」
とか掛け声を掛けてもらって、それに負けじと大声張り上げて、夏祭りを彩ったのでした。
ショーが終わると道具の入ったキャリーケースにみんな群がってきます。何が入ってるのか気になるようですが、
「はい、触らないでねぇー。」
ささっと片付けてその場を去ろうとします。と、【ここから中には入らないでね。】の意味の赤いロープを置きっ放しにしてあるのに気づきました。
「うわー、忘れてたー。」
とこれまた大声で言いますと、群がっていた子達は赤いロープに殺到します。小学生中学年くらいの女の子、率先してロープを片付けてくれるんですが、持って行かれるのを心配するというよりも、このロープを持って行ってその途中で他の子に引っ掛けたりするのが怖かったんです。ただ、
「ダメだよ、返して!」
というのも攻撃的な感じがするしなぁ。こんな時のお礼作戦。
「はーい、ありがとうね。みんな、ありがとう。そして、お姉ちゃんもありがとう!」
すると、この女の子、
「はい、はーい、ワンちゃんですね。こっち来ーい。」
この赤いロープをリードに見たてて楽しそうです。でも、やっぱりこの引っ張られたロープで誰かが怪我する可能性はあるよね。ここは、大人としてビシっと言わないと。
「うー、ワン!」
乗っかってしもた。芸人の悲しい習性。
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