「ありがとう」 小坂忠
ありがとう 君の気まぐれにありがとう
ありがとう 君のでたらめにありがとう
お世辞も皮肉の言葉にも ただどうもどうも
口から出る言葉は ただありがとうだけ
ありがとう 君の嘘っぱちにありがとう
ありがとう 君の薄笑いにありがとう
お世辞も皮肉の言葉にも ただどうもどうも
口から出る言葉は ただありがとうだけ
どうです 僕は大地のように かかわる全てを受け入れる振り
だんだん馬鹿になってゆくのです
ありがとう 君の忠告にありがとう
ありがとう 君の親切にありがとう
石になった心の底に響いても
口から出る言葉は ただありがとうだけ
どうです 僕は大地のように かかわる全てを受け入れる振り
だんだん馬鹿になってゆくのです
天国の忠へ。
— 松本 隆 (@takashi_mtmt) April 29, 2022
最後に話したのは武道館のバックステージの廊下。車椅子で、松本のために歌いたいって、手術から1週間も経ってないのに退院を早めて来てくれた。19の頃、新宿のパニックでマイクに向かう忠の背中を見ながら、毎夜ドラムを叩いていたのが懐かしいよ。 pic.twitter.com/o8AKxWzwNB
作詞・作曲: 細野晴臣 『ありがとう』 小坂忠 (1971)
私が細野晴臣を知るきっかけとなった曲がこの『ありがとう』でした。今聞き返すとメインボーカルは細野晴臣自身にしか聞こえません。この衝撃の出会いが原因で「細野ワールド」にドップリと浸かる結果となりました。小坂忠には感謝しかありません、ご冥福をお祈り申し上げます。