当然と言えば当然の結果であった。14日の朝日が紙面記事でこう書いている。北方領土問題の楽観論が11月に入って一気に後退したのは、同月上旬、モスクワ入りした谷内正太郎・国家安全保障局長が、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と会談。パトルシェフ氏は日ソ共同宣言を履行して2島を引き渡した場合、『島に米軍施設は置かれるのか』と問いかけてきた。谷内氏は『可能性はある』と答えたといいます。
今回の二島返還のカギは、そこに米軍基地を置かないという日本政府の約束が必要だったのに、谷内正太郎・国家安全保障局長が、あっさり否定して話は、ジエンドである。隷属的な「日米同盟」の中で、日本独自で物事を決められない事をロシアに完全に見透かされています。1956年の日ソ共同宣言が反故にされ、「二島が返還」が潰された時と同じように今回もアメリカによって潰されたと言えます。安倍晋三が何を考えて谷内正太郎をモスクワに送り込んだのか意味不明です。
谷内 正太郎(やち しょうたろう )は、日本の外交官。国家安全保障局長、内閣特別顧問。外務事務次官、政府代表、内閣官房参与を歴任。経歴をみればアメリカの走狗であることは明白です。
欧州連合(EU)が現地時間の15日、ブリュッセルで開いた首脳会議で、ウクライナ情勢をめぐって実行中の「対ロシア経済制裁」を来年7月まで6カ月間延長する方針を打ち出したのに、その「制裁破り」をするかのような3000億円のプレゼント。G7と決別するつもりでしょうか?そうでないなら筋が通りません。もはや日本外交は崩壊しています。さらに「シリヤやクリミアの件において、ロシアを支持する」とまで言及したとあっては「亡国外交」ここに極まれりと言わざるを得ません。
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