小説「木崎ゆりあと反転世界」第2話です。
ゆりあの前に現れた人物はいったい!?
そして、反転世界のSKEとのご対面はいつ!?
では、お付き合いお願いします~
「木崎ゆりあと反転世界」
第2話
ゆりあはいきなり何者かに声をかけられた。
しかしその声は聞き覚えのある声だった。
ゆりあ「待って。そのハスキーっぽい声は…。」
予想は的中、か!?
ゆりあ「おぎちゃん!!」
???「おっ、よくわかったね。」
そこに立っていたのは『ポパイのセーラー服』姿の小木曽汐莉だった。
ゆりあ「ここで何してんの?」
しおり「教えてほしい?」
ゆりあ「ぜひぜひ」
どうやら小木曽は偶然この世界に迷い込んでしまい、偶然出会った少年のお世話をしているという。
まるであの猫型ロボットみたいに。
ゆりあ「あのマンガのとうり…」
しおり「大変なんだよ。なにせSKEの中で2番目に成績が悪いという…。」
ゆりあ「えっ!?SKE!?」
しおり「んじゃ、そいつの家まで連れてってあげようか?」
ゆりあ「お、お願い」
ということで2人は「そいつ」の家まで行くことにした。
10分くらい歩くと、「そいつ」の家は見えてきた。
ゆりあは見覚えのある光景にビビる。
ゆりあ「まさか…『そいつ』って…。」
しおり「元の世界だと活発で熱いオンナなんだけどねえ…」
ゆりあ「ちゅりさん…。」
表札には反転した「高柳」の文字が。そう『そいつ』とは反転世界の高柳明音の事だった。
その時玄関からなぜか『ポパイのセーラー服』姿の平松可奈子がひょこっと顔を出してきた。
かなこ「お客さん?って…ゆりあ!!」
ゆりあ「ひょえ~!!なんでかなかなさんが!!」
しおり「説明を間違えちゃった…。反転ちゅりのお世話をしてるのは可奈子さんだった。」
かなこ「いろいろあってねえ。ただ彼はちゅりに比べても比べようのない才能を持ってると思うよ。」
ゆりあ「で、おぎちゃんは…?」
しおり「私は別の家の少年のお世話をしてる。」
かなこ「あの子が一番反転SKEで成績が悪いというね…。」
あかね(反転)「う~…起きちゃったよ~」
反転世界の明音が起きてきた。すでに私服(メンズもの)姿になっている。
かなこ「うぉ~スマン!!って今日大阪に行くんじゃなかった?」
あかね(反転)「あっ!!そうだった!!遅刻すると向田に怒られちゃう!!」
そういって反転世界の明音は家を飛び出していった。
ゆりあ(まなつさんを苗字で呼んだ…。)
かなこ「気ぃつけていってらっしゃ~い!!」
ゆりあ「ちゅりさんがメンズ服を着てるのは違和感が…」
しおり「大丈夫。1か月もいれば慣れるさ。」
ゆりあは2人と別れ、反転世界のSKEを見に行くことにした。
ゆりあ「確か名古屋駅に集まっているはず!急げ!!」
ドン!!
ゆりあ「ひゃあ!!」
???「うわっ!!」
ゆりあは急ぐ拍子に誰かにぶつかってしまった。
???「いたた…だ…大丈夫…ですか…?」
ゆりあ「気を付けてくだs…じゅ、珠理奈さん!?」
目の前にいたのは松井珠理奈だった。しかしなにか挙動がおかしい。
どうもおろおろしていて、ゆりあから逃げようとしているように見えた。
元の珠理奈とは逆の行動をしているようにもとらえることができた。
ゆりあ「だ、大丈夫ですか。困っているようですが…。私はぴんぴんしてますよ。」
じゅりな(反転)「あ…ああ…そうですか…ごめんなさいっ!!」
反転世界の珠理奈はすぐに駅方面に逃げるようにして去って行った。
ゆりあ「本当に、逆転してるのか…。」
反転世界の明音、珠理奈が登場しました
それと同時に「お世話係」のかなかな&ごまたんも。元ネタドラちゃんわーるど全開にしてみました。
次回、ゆりあは反転世界のSKEを見つけられるのか!?こうご期待!!