サングラスの寿命に関してのお話を先日させて
頂きましたが、高額だから一生持つモノでは
御座いません。必ずご購入時には短所・長所を
ご相談頂き納得されましたら幸いです。
雑誌やWEBは信用し過ぎる事は危険です。
あくまでも広告ですので…
〜サングラスの紫外線カット効果には寿命がある?〜
関東甲信などほとんどの地域で梅雨が明け、
夏本番がやってきました。夏の陽射しに負けない為
のサングラス、紫外線カットの疑問からお手入れの
NGまで、レンズ(TALEX社)のプロが気になること
を教えてくれました。
◎サングラスで紫外線対策
紫外線は皮膚だけでなく、白内障や紫外線角膜炎
にもつながるなど眼への影響も見逃せません。
紫外線は散乱しやすく、つばの広い帽子をかぶっても
眼への曝露は20%程度しか減らせませんが、
顔に沿うサングラスなら紫外線を最大で約90%
カットしてくれます。
サングラスに苦手意識のある人も多いですが、
ぜひ使いたいものです。
気をつけたいのが、サングラスの紫外線カット
の効果です。勘違いしやすいのですが、サングラス
の濃い色は、可視光線の透過率を低くしてまぶしさ
を軽減するもので、紫外線を防ぐわけではありません。
「一般的なサングラスでは、レンズに『紫外線吸収剤』
が練り込まれています。実は紫外線吸収剤の吸収力には、
限界があります。使用頻度や条件によっても違いが
ありますが、基本的に3年が目安とされています」と、
偏光レンズメーカー・タレックスの松村達也さんは
言います。
◎紫外線カットの効果を伸ばすことはできるのでしょうか。
「残念ながら、それはできません。理論的には、紫外線
を浴びなければ伸びますが、使わずにしまい込んで
しまってはせっかく購入した意味がないですよね。
また、プラスチックの特性から、3年くらいでレンズや
フレームの劣化が始まるとされています。サングラスは
見た目がキレイであれば5年でも10年でも使い続けられる
かというと、そうではないのです」(松村さん)
◎サングラスの劣化を防ぐために(TALEXレンズに関して)
1枚に見えるレンズも、光学レンズの間に雑光をカットする
フィルムがはさまれていたり、キズや光の乱反射を防ぐため
のコーティングが施されているなど、様々な技術が使われて
いることが多いそうです。それだけに、扱いには注意が必要です。
「よくないのは、熱や湿気です。まず、60℃以上になる場所
での保管は避けましょう。炎天下の車内なら簡単に達します。
見た目にすぐ変化がなくても、プラスチックの劣化につながります。
また、多くのサングラスに施されているコーティングは金属製
のため、プラスチックとの熱膨張率の違いからクラック
(ごく細かなキズ)が生じる原因にもなります。
水に濡れたまま放置するのも、レンズやフィルターによくありません。
海水や汗がついた場合は水洗いの必要がありますが、レンズと
フレームのすき間など細かい部分に水分が残りがちです。
すぐにケースにしまうのではなく、1日程度部屋干ししてからにしましょう。
前述したように、紫外線カットの効果は時間と共に落ちていくものです。
最近は、UVカット率を調べられる機器が販売店にもずいぶん普及して
いるので、心配ならば調べてもらってもいいかもしれません」(松村さん)
◎買い替えや新たに購入する場合は、どのようなことに
気をつけたらよいのでしょうか。
「サングラスは、レンズによって紫外線カット率の
ほかにもまぶしさ軽減や視覚のバランスなど様々です。
屋外でのスポーツ、車の運転、街中を歩くときなど、
シチュエーションによって必要な性能も違ってくるもの。
適切なレンズなら見え方や眼の疲労度に差が出ます。
ぜひ、販売店かレンズメーカーなどプロに相談して、
目的に合ったものを選んでください」(松村さん)
特に紫外線量の多い夏はサングラスを適切に活用して、
目の健康を守っていきたいですね。
8/4(火) 10:36配信 ウェザーニュースより
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