あのイトーヨーカドーが店舗数を40ヵ店ほど縮少し同時にアパレル分野から撤退する方向だという。
筆者が社会に飛び込んだころスーパーの売上高が百貨店のそれを凌駕し流通業界の変化をまざまざと実感したものだった。
しかし時代とともにスーパーは陰りを見せ代わりに勃興したのがコンビニやドラッグストア、ユニクロに代表されるSPA型ビジネスである。
現在の小売業界の盟主であるコンビニも店舗数で飽和状態になっており従来のような成長はもう望めない。
これからはどんな業態が小売り業界の覇権を握るのか?
いきなりネット販売事業者に移行するのだろうか?
いや、それまでにもうワン・クッションあるのだろうか、・・・うーん?
そんな折に(偶然だが)イトーヨーカドーの創業者である伊藤雅俊氏の訃報が入ってきた。
伊藤雅俊氏は生業であった洋品店の羊華堂を日本有数の小売業に育てたが後年グループ内のコンビニ「セブン・イレブン」を育てた鈴木敏文氏との確執も噂されていた。
そしてその鈴木氏も現在のセブン&アイHD 幹部によって閑職に追いやられた。
あらためてスーパーの終焉と流通業界の過酷な変遷を痛感させられる。
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