英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

異次元の方向感覚……こどもファスト・トラック

2023-04-19 16:41:02 | 時事
Yahoo!ニュースより=================
政府は子連れ優先レーンを設ける「こどもファスト・トラック」等に関する初めての会議を開き、小倉こども政策担当大臣は、家族連れが行きたいところを優先し、夏に向けて取り組みを進めるよう訴えました。
政府は、夏ごろをめどに、こども政策に関する「国民運動」をスタートさせる予定で、その一環として、子連れ優先レーンを設ける「こどもファスト・トラック」の推進を盛り込んでいます。
きょう行われた関係府省庁による会議の初会合では、優先レーンに関する取り組みや検討状況が紹介されました。
小倉将信こども政策担当大臣
「子どもたちや家族連れが行きたいところを優先的に『こどもファスト・トラック』をつくっていただくよう心がけていただきたい」
小倉大臣はこのように述べたほか、各府省庁に対し、子育て世帯の外出が増える夏休みに向けて設置の取り組みを加速するよう求めました。

政府は、公共施設や商業施設、銀行など街中のあらゆる場所で「こどもファスト・トラック」を設置したい考えです。
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 異次元の方向感覚だ……他に優先すべきことがあるだろう

 確かに、双子ベビーカーのバス乗車やベビーカーでのエレベーター利用での不都合な状況は耳にしていて、こういう政策によって、子どもに目を向けた社会規範が築かれていくかもしれない。
 しかし、もっと切実な問題があると思う。子ども関連で言うなら、ネグレクトや虐待、それに虐めの対応は全然足りておらず、まず、そちらを優先すべきだ。
 そもそも、子どもの定義は?(何歳まで?)
 子どもと言っても、ある程度の分別や体力が備わる歳になれば、列に並んで順番を待つことはできるし、そういう経験も必要だ。
 それに、役場で手続きをする場合は、忙しい合間を縫ってきている人が多いのではないだろうか…

 困っている親子がいたら、手を差し伸べる……まあ、”親子”でなくても困っている人がいたら手を差し伸べるというのは、システムではなく心の問題だ。
 小倉こども政策担当大臣は得意気に語っていたが、関係府省庁による会議(会合)で、ブレーキを掛ける意見は出なかったのだろうか?
 子育てや学校教育関連のトップブレインが集まったのではないのか?これでは、時間と会議室と出されたであろうお茶の無駄である。
 “こども家庭庁”を新設したので、いろいろやらなければならないと思ったのかもしれないが、迷走するのは如何なものか?

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