(タイトルが変わっていますが、実質「週末(2023年1月21日)からの寒気南下 その3」の続きです。
上記の記事の補足部分で「厳しい予想気温(寒さ)に修正されている」と述べたが、更に数値が厳しくなっている。
気象庁の「2週間気温予想」が18日14時30分に発表された→20日11時発表を追記
最高気温 最低気温
24日(火) 3℃ → 3℃ → 5℃ -1℃ →-2℃ →-3℃
25日(水) 5℃ → 2℃ → 0℃ -1℃ →-3℃ →-4℃
26日(木) 5℃ → 4℃ → 3℃ -1℃ →-1℃ →-4℃
27日(金) 6℃ → 4℃ → 5℃ -1℃ →-1℃ →-1℃
(左から 17日発表 18日発表 20日発表)
昨日(19日夜)の段階では、26日の予想最低気温は-5℃など本日(20日)の数値とほぼ同じか低い予報を出していた。
たった2日で、この激変! 精度に欠けるというか、いい加減な予報と言うか……
【寒気の予想】
今日(1月20日)現在の寒気の予想(24日21時の上空1500mと5000m)
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……嬉しくない予想図だ。
因みに、下図は2018年2月6日の寒気予想図(2月4日時点での予報なので、実際とは少し違うかもしれない)で、今回の図はこの時と酷似している。
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2018年2月6日と言うと……最深積雪は福井市で147㎝、武生111㎝、今庄122㎝、敦賀市57㎝、大野市169㎝、金沢市87㎝、富山市75㎝という大雪だった。
この年の冬は、1月上旬からずっと雪が強弱をつけて降っていた(成人式やセンター試験も大変だった)。なので、このピークの大雪の前に、既にへとへとになっていた。気象庁データを見ると、2月4日の時点で積雪が40cmで、その後の3日間で129cmの降雪があり、最深積雪は149cmになった。(降雪量の分だけ積雪が増えるわけではない)
この2018年の5000m上空の予想図は若干西にズレているが、この後4~8時間経過すると、今回の予想図程度になると考えられる。
かなり危険な寒気の南下予想図であるが、これが大雪と直結しないのが気象予測の難しさ。
大雪になる大きな要素のJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が直撃しなければ、そこそこの雪で済むし、雪雲が何らかの原因でそこまで発達しないこともある(←希望的観測)。
上空1500mと上空5000mの寒気の考え方であるが(私見です)……
上空1500mは、地上の気温との関連が強い。あと、「上空1500mで0℃なら山間部で降雪、-6℃なら平地でも降雪」という目安になっていて、「上空1500mで-6℃で大雪」という大雑把な目安もある。
100高度が上がると、-6℃低くなるので、上空1500mが-6℃なら地上は3℃ということになる。今回、福井県の上空1500mは-15℃になると予想されているので、地上は-6℃となり、-4℃という予想最低気温は妥当と考えられる。もっとも、そこまで単純ではないので-2℃台で済む可能性も低くない。
上空5000mの寒気は寒気の芯と考えられ、大雪との関連が強い。この温度が低ければ低いほど雪雲が発達し、降雪量が増える。
寒気団の気が変わって、北寄りに進路を取って欲しい。
上記の記事の補足部分で「厳しい予想気温(寒さ)に修正されている」と述べたが、更に数値が厳しくなっている。
気象庁の「2週間気温予想」が18日14時30分に発表された→20日11時発表を追記
最高気温 最低気温
24日(火) 3℃ → 3℃ → 5℃ -1℃ →-2℃ →-3℃
25日(水) 5℃ → 2℃ → 0℃ -1℃ →-3℃ →-4℃
26日(木) 5℃ → 4℃ → 3℃ -1℃ →-1℃ →-4℃
27日(金) 6℃ → 4℃ → 5℃ -1℃ →-1℃ →-1℃
(左から 17日発表 18日発表 20日発表)
昨日(19日夜)の段階では、26日の予想最低気温は-5℃など本日(20日)の数値とほぼ同じか低い予報を出していた。
たった2日で、この激変! 精度に欠けるというか、いい加減な予報と言うか……
【寒気の予想】
今日(1月20日)現在の寒気の予想(24日21時の上空1500mと5000m)
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……嬉しくない予想図だ。
因みに、下図は2018年2月6日の寒気予想図(2月4日時点での予報なので、実際とは少し違うかもしれない)で、今回の図はこの時と酷似している。
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2018年2月6日と言うと……最深積雪は福井市で147㎝、武生111㎝、今庄122㎝、敦賀市57㎝、大野市169㎝、金沢市87㎝、富山市75㎝という大雪だった。
この年の冬は、1月上旬からずっと雪が強弱をつけて降っていた(成人式やセンター試験も大変だった)。なので、このピークの大雪の前に、既にへとへとになっていた。気象庁データを見ると、2月4日の時点で積雪が40cmで、その後の3日間で129cmの降雪があり、最深積雪は149cmになった。(降雪量の分だけ積雪が増えるわけではない)
この2018年の5000m上空の予想図は若干西にズレているが、この後4~8時間経過すると、今回の予想図程度になると考えられる。
かなり危険な寒気の南下予想図であるが、これが大雪と直結しないのが気象予測の難しさ。
大雪になる大きな要素のJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が直撃しなければ、そこそこの雪で済むし、雪雲が何らかの原因でそこまで発達しないこともある(←希望的観測)。
上空1500mと上空5000mの寒気の考え方であるが(私見です)……
上空1500mは、地上の気温との関連が強い。あと、「上空1500mで0℃なら山間部で降雪、-6℃なら平地でも降雪」という目安になっていて、「上空1500mで-6℃で大雪」という大雑把な目安もある。
100高度が上がると、-6℃低くなるので、上空1500mが-6℃なら地上は3℃ということになる。今回、福井県の上空1500mは-15℃になると予想されているので、地上は-6℃となり、-4℃という予想最低気温は妥当と考えられる。もっとも、そこまで単純ではないので-2℃台で済む可能性も低くない。
上空5000mの寒気は寒気の芯と考えられ、大雪との関連が強い。この温度が低ければ低いほど雪雲が発達し、降雪量が増える。
寒気団の気が変わって、北寄りに進路を取って欲しい。
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