坂東の巨頭 上総広常(佐藤浩市)…………
……坂東武士団で最も頼りになり最も危険な男。二万騎ともいわれる大軍勢を率いており、頼朝が合流を切望するが、その去就は読めない(番組サイト:人物紹介より)
頼朝の今後を左右する人物で、如何に味方に引き入れるかが、今話の主題
【上総広常の問いかけ、自負の言葉】
「“頼朝に味方したら、どんな得があるんだ?” 教えてくれよ」
「この戦、俺(上総広常)がついた方が勝ちだ」
「頼朝は担ぐだけの価値があるのか?」
1.頼朝に味方する得
大庭郡の使者・梶原景時 (中村獅童)は高位の役職を約束し、上総広常も興味を示した。一方、和田義盛 (横田栄司)は戦で得た所領を与えると述べたが、「所領は間に合っている」と食指を動かさない。
そこで、義時(小栗旬)は、《板東武士の為に挙兵し、平家に組する者を一掃し、板東武者の世を創る》と戦いの意義を語るが、「頼朝はお飾りか?」と突っ込まれてしまう(突っ込みはしたが、広常は興味を持った様子)
2.担ぐだけの価値が頼朝にあるのか?
①「頼朝は天に守られている。これまでも何度も窮地を逃れている」と語る義時。(義時の言葉に、思い当たる表情をする景時)
……折しも、“大庭軍が頼朝に夜襲を掛ける”という情報を得ていた広常は、頼朝が天に守られているか、確かめる
⇒頼朝が両氏の妻に手を出し、怒った夫が報復に来たのを察知し、身を隠し、大庭軍の夜襲から逃れた
②頼朝を担いで戦をする……大義《板東武士の世を創る》を為そうとするのは、面白い、愉快だ
3.棟梁の器か?
「帰れ!……遅~い!
無礼にもほどがある……遅参するものなど戦場では役に立たん
(お前の軍勢)敵に回ればこれほど恐ろしいことはない…しかし、だから、どうした!……礼儀を知らぬものとは、天下草創の志を同じう出来ん。
焦らして己の値打ちを吊り上げようとしたな。笑わせるな、さっさと帰れぃ! 一線を所望なら受けて立とう」
上総介は頼朝の堂々とした態度に、威厳や器の大きさを感じ、味方に付くことを決意!
でも、まあ……ずっと待たされて腹を立て、後先のことを考えずに自分のプライドを優先させただけの、我儘さを発揮しただけのような気も……
逆のパターンも考えられるよね……2万の軍勢を率いる上総介にビビり、遅参を咎めず歓迎の意を示した場合、《遅参に腹を立てず迎え入れる⇒器の大きい》とか
あと、皆の前で威厳を示したかったという見栄もあったと思われる。
4.義時と共に進むことを面白いと考えたのかも
「《必ず勝てる》と、ここで誓えるか」
「誓えます……ご自分でおっしゃったではないですか、『上総介殿が加わってくだされば、必ず勝てる』と」……ニヤリ(笑)
坂東の重鎮 千葉常胤(岡本信人)……
……再起を図る頼朝の求めに応じ、一族を率いて参陣した下総の大物。頼朝からは「父も同然」と感謝される坂東の重鎮(番組サイト:人物紹介より)
「よぉ~来てくれたぁ~」
「儂はこれより、そなたを父と思お~ぞ」
………いつもの “よお来てくれた”攻撃(笑)
梶原景時(中村獅童)の真意?
「(天に守られている)頼朝を殺しては、神罰が下る」
「刀は斬り手によって、“名刀”にも“なまくら”にもなる。決めるは斬り手の腕次第」
………頼朝の天の加護を感じ、それが真なのか見極めようと考えた。
頼朝を刀と見立て、それを名刀(天下人)に仕立てるかは義時次第……義時への激励の言葉か?
父との決別を宣言する八重(新垣結衣)
千鶴丸を命じたことを認めた伊東祐親(浅野和之)に対し、「もう、あなたを父とは呼びません」と宣言
頼朝への情報漏れを危惧した祐親は、八重は軟禁(八重はこの場で頼朝の生存を知る)
コメディ担当の小池栄子&宮沢りえの一行
メッセンジャー・仁田忠常(高岸宏行)によって、頼朝の無事を知る政子たち。
頼朝の敗走の方に、出家を決意していた政子は、心を振り回されたと怒るが、頼朝の無事を喜ぶ。
頼朝の弟・全成(新納慎也)
政子たちを捉えようとする兵曹に対し
陰陽修行20年の賜物で風を起こす……「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前! うおぉぉぉぉ~」
………………「今日は難しいようです。後は任せた」と政子たちを連れて逃亡(笑)
義時の妹・実衣(宮澤エマ)
「明日出家すると言ったのに、何と言えばいいの~!」と言う政子に対して、「“頼朝が生きていた”と言えばいいのです」……確かに(笑)
第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
【ストーリー】番組サイトより
平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇(西田敏行)。丹後局(鈴木京香)へ救出に名乗りを上げない源氏への不満をもらす中、平清盛(松平健)から挙兵した源頼朝(大泉洋)が石橋山で大敗したと知らされ悔しさで顔がゆがむ。その頃、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人)のもとへ安達盛長(野添義弘)を、上総広常(佐藤浩市)のもとへ和田義盛(横田栄司)と北条義時(小栗旬)を送り込む……
脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
……坂東武士団で最も頼りになり最も危険な男。二万騎ともいわれる大軍勢を率いており、頼朝が合流を切望するが、その去就は読めない(番組サイト:人物紹介より)
頼朝の今後を左右する人物で、如何に味方に引き入れるかが、今話の主題
【上総広常の問いかけ、自負の言葉】
「“頼朝に味方したら、どんな得があるんだ?” 教えてくれよ」
「この戦、俺(上総広常)がついた方が勝ちだ」
「頼朝は担ぐだけの価値があるのか?」
1.頼朝に味方する得
大庭郡の使者・梶原景時 (中村獅童)は高位の役職を約束し、上総広常も興味を示した。一方、和田義盛 (横田栄司)は戦で得た所領を与えると述べたが、「所領は間に合っている」と食指を動かさない。
そこで、義時(小栗旬)は、《板東武士の為に挙兵し、平家に組する者を一掃し、板東武者の世を創る》と戦いの意義を語るが、「頼朝はお飾りか?」と突っ込まれてしまう(突っ込みはしたが、広常は興味を持った様子)
2.担ぐだけの価値が頼朝にあるのか?
①「頼朝は天に守られている。これまでも何度も窮地を逃れている」と語る義時。(義時の言葉に、思い当たる表情をする景時)
……折しも、“大庭軍が頼朝に夜襲を掛ける”という情報を得ていた広常は、頼朝が天に守られているか、確かめる
⇒頼朝が両氏の妻に手を出し、怒った夫が報復に来たのを察知し、身を隠し、大庭軍の夜襲から逃れた
②頼朝を担いで戦をする……大義《板東武士の世を創る》を為そうとするのは、面白い、愉快だ
3.棟梁の器か?
「帰れ!……遅~い!
無礼にもほどがある……遅参するものなど戦場では役に立たん
(お前の軍勢)敵に回ればこれほど恐ろしいことはない…しかし、だから、どうした!……礼儀を知らぬものとは、天下草創の志を同じう出来ん。
焦らして己の値打ちを吊り上げようとしたな。笑わせるな、さっさと帰れぃ! 一線を所望なら受けて立とう」
上総介は頼朝の堂々とした態度に、威厳や器の大きさを感じ、味方に付くことを決意!
でも、まあ……ずっと待たされて腹を立て、後先のことを考えずに自分のプライドを優先させただけの、我儘さを発揮しただけのような気も……
逆のパターンも考えられるよね……2万の軍勢を率いる上総介にビビり、遅参を咎めず歓迎の意を示した場合、《遅参に腹を立てず迎え入れる⇒器の大きい》とか
あと、皆の前で威厳を示したかったという見栄もあったと思われる。
4.義時と共に進むことを面白いと考えたのかも
「《必ず勝てる》と、ここで誓えるか」
「誓えます……ご自分でおっしゃったではないですか、『上総介殿が加わってくだされば、必ず勝てる』と」……ニヤリ(笑)
坂東の重鎮 千葉常胤(岡本信人)……
……再起を図る頼朝の求めに応じ、一族を率いて参陣した下総の大物。頼朝からは「父も同然」と感謝される坂東の重鎮(番組サイト:人物紹介より)
「よぉ~来てくれたぁ~」
「儂はこれより、そなたを父と思お~ぞ」
………いつもの “よお来てくれた”攻撃(笑)
梶原景時(中村獅童)の真意?
「(天に守られている)頼朝を殺しては、神罰が下る」
「刀は斬り手によって、“名刀”にも“なまくら”にもなる。決めるは斬り手の腕次第」
………頼朝の天の加護を感じ、それが真なのか見極めようと考えた。
頼朝を刀と見立て、それを名刀(天下人)に仕立てるかは義時次第……義時への激励の言葉か?
父との決別を宣言する八重(新垣結衣)
千鶴丸を命じたことを認めた伊東祐親(浅野和之)に対し、「もう、あなたを父とは呼びません」と宣言
頼朝への情報漏れを危惧した祐親は、八重は軟禁(八重はこの場で頼朝の生存を知る)
コメディ担当の小池栄子&宮沢りえの一行
メッセンジャー・仁田忠常(高岸宏行)によって、頼朝の無事を知る政子たち。
頼朝の敗走の方に、出家を決意していた政子は、心を振り回されたと怒るが、頼朝の無事を喜ぶ。
頼朝の弟・全成(新納慎也)
政子たちを捉えようとする兵曹に対し
陰陽修行20年の賜物で風を起こす……「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前! うおぉぉぉぉ~」
………………「今日は難しいようです。後は任せた」と政子たちを連れて逃亡(笑)
義時の妹・実衣(宮澤エマ)
「明日出家すると言ったのに、何と言えばいいの~!」と言う政子に対して、「“頼朝が生きていた”と言えばいいのです」……確かに(笑)
第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
【ストーリー】番組サイトより
平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇(西田敏行)。丹後局(鈴木京香)へ救出に名乗りを上げない源氏への不満をもらす中、平清盛(松平健)から挙兵した源頼朝(大泉洋)が石橋山で大敗したと知らされ悔しさで顔がゆがむ。その頃、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人)のもとへ安達盛長(野添義弘)を、上総広常(佐藤浩市)のもとへ和田義盛(横田栄司)と北条義時(小栗旬)を送り込む……
脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
現代と平安時代では、生活も人生も全く違うので、当然、結婚観も違うのでしょうね。
頼朝は、人を動かすカリスマみたいのものを持っていたのでしょうね。女性に対しても、惹きつけるものを持っていたのでしょう。家柄も魅力だったと思います。
政子は「のし上がり指向」が強かったのかもしれませんね。
流人というのもいろいろあると思いますが、お供の人はいたのでしょうか?
頼朝には、都で育った頃の原体験のようなものがあったんじゃないかと思います。周りの大人は妻問い婚で、複数の女性宅に足繁く通うような時代の名残りがあったんじゃないでしょうか?
当時は、赤ちゃんが無事に成人できるのは稀で、子どもが亡くなることは多かったようです。また、出産で亡くなる女性も少なからずいたようです。
平安貴族とかって、関わりを持った女性や生まれた子どもは、自身が生きていくための「持ち駒」みたいなもので、多い方がいい
そういう思考が頼朝や供の人にあったのではないでしょうか?
昨日の亀さんとの逢瀬とか見ると、ラブアフェア大好きな男、というか依存症くらいに見えてしまうから、上記の思考だけとも思えないのですが
一方、東国武士の娘たちにとって結婚は親が決めるもの
言われたら、それに従って嫁いでいく
でも、政子は「北条政子」のままで、嫁いでも姓が変わることもなく、財産も自ら持っていたようで、江戸時代や明治の頃に比べて独立性が高かったようです
でも、出会いの機会が沢山あったとは思えないので、頼朝のように言い寄ってくる男は少なかったのではないでしょうか?
なので、言い寄られたら、嬉しい。というようなことで、「もてていた」というわけでもなく、わりと気軽に応じてたのかな
全然説明になってないので、よけいに疑問が増してしまったかもしれませんが、とにかく、現代人が考える「子どもを持つ」「婚姻する」ということとは、とらえ方というか思考が全然違うように思います。
そして、おそらくですが、頼朝と政子たち東国武士の娘たちとも、結婚観というか恋愛観が違うように推察されて、それはいろいろ波紋がありそうな気がします(^-^)
>上総広常クラスの軍勢を持ってたら、普通に坂東で盟主になれそうなのに、それをしないのは、やっぱ、『源氏』とか『平家』とかの名義がいるのかな?
ええ、そこらあたりの当時の坂東の勢力図など説明が欲しいです。
大庭と上総広常との関係…大庭は上総広常を脅威に感じていたのか、否か?
上総広常のこれまでの動き、どうやって勢力を蓄えたのか?
あと、頼朝の父・義朝と坂東豪族との関係とか。
ネットで調べればいいのですが、迂闊に調べると、今後の展開のワクワクさが消えてしまいます。
頼朝が女性にもてるのは、その血統によるものなのでしょうか?外見的にも人物的にも魅力を感じないように思います。
今後、大人物になるという予感を感じさせるのでしょうか?
えええっ。頼朝軍一気に60倍強ですか??
ほんと、『逃がした魚』はデカいですねっ。
上総広常クラスの軍勢を持ってたら、
普通に坂東で盟主になれそうなのに、
それをしないのは、やっぱ、『源氏』とか
『平家』とかの名義がいるのかな?
それ以外が立つと、全部もれなく反乱軍
なのかな?と思ってしまいました。
>全成
風を起こすのかと期待して見てたのにぃ~~~
(笑)
PS・プラス甲斐の武田を味方につけようと、
北条時政を派遣する頼朝さん。
わがままなだけに見えて、
実はしたたかですねぇ~~~。
ではではっ。