こんな世界大会が
現実にあったなんてねえ……。
「タイピスト!」70点★★★★
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1950年代、フランスの田舎娘ローズ(デボラ・フランソワ)は
秘書を夢見て、都会へ出てくる。
ローズを面接したルイ(ロマン・デュリス)は
使えなさそうな娘だと追い返す。
が、そのとき
ローズはものすごい早さでタイプを打ち始めた!
それも一本指で……。
ルイはローズに
「タイプライター早打ち大会」に出るよう勧めるのだが――?!
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「アーティスト」「オーケストラ!」をヒットさせた
スタッフが集結したフランス映画。
鬼コーチにしごかれて才能を開花させる
ドジでカメな田舎娘。
そして
好きなのに進展しない、男女のもどかしい恋……と
“鬼”がつく鉄板設定で(笑)しっかり楽しませてくれます。
タイピングなんて地味な題材をどう扱うのか?と思ったけど、
そこをファッションやメイク、小道具で楽しませるのは
うまい方法だなあと思いました。
昔っぽい風合いの映像がキュートだし、
名画を思わせるシーンもあったりするし、
プレス資料もカワイイっしょ?
↓
ただタイピング対戦のシーンに
けっこう長く尺をとっており、
(予選→まさかのフランス代表?→え?世界チャンピオン!?と
勝ち進まにゃならんわけです)
111分のうち、最後の30分はいらない感じ。
90分、とかにまとめたら、
もっと小粋だったのにね。
★8/17(土)からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
「タイピスト!」公式サイト