これは全米の評判通りおもしろい!
「ザ・コンサルタント」78点★★★★
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シカゴ近郊の田舎町で小さな事務所を構える
会計コンサルタント、クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)。
数字に関しては天才的だが、コミュニケーション力はゼロ。
さらに趣味の狙撃の命中率は100%という
変わった男だ。
そんな彼のもとに大企業から
調査依頼が持ち込まれる。
企業の経理担当者デイナ(アナ・ケンドリック)が
使途不明金に気がついたのだ。
同じころ、アメリカの財務省の分析官(シンシア・アダイ=ロビンソン)は
上司(J・K・シモンズ)から
麻薬組織や武器商人などを顧客に持つ“闇社会の会計士”として知られる
ある人物を探すように命じられていた。
写真に写ったその人物は、たしかにウルフだった――。
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これは評判通り、おもしろい!
ベン・アフレックが謎の会計士に扮するサスペンス・アクションで
まずは彼のキャラ立ちがバッチリ。
数字や射撃など
得意分野には驚異的な能力を発揮する天才だけど
コミュ能力はゼロ。
自分が決めたルールに忠実で予定の変更に弱い――などなど
あきらかに「うん、うん」な特徴を持っていて
ミステリアスだけど完璧じゃない。
また
ところどころに彼の少年時代の映像がはさまるんだけど
自閉症らしき兄と、それを見守る弟の二人が写っていて
「ん?彼の子ども時代はどっち――?」と惑わせる仕掛けもうまく
冒頭からの伏線も着実に回収されていくので
サスペンスとして気持ちがいいんですね。
最後まで「お!」と思わせてくれます。
しかも
闇社会部分の描写より、
昼間の彼の「超・会計士」っぷりのおもしろさのほうが比重が高いので
バイオレンス推しでなく、ハード過ぎることないのもよかったなー。
コミュ障の彼が、わずか心を開く
マジメな経理担当アナ・ケンドリックもナイスキャラ。
最近は彼女が出る映画も、おもしろいの法則。
★1/21(土)から全国で公開。
「ザ・コンサルタント」公式サイト