みんなが知ってるあの映画のあの音が、コレだった?!って
ごっつおもしろい!
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「ようこそ映画音響の世界へ」74点★★★★
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映画に不可欠な効果音や、映画を盛り上げる音楽など
映画の「音」にスポットを当てたドキュメンタリー。
音響の職人を始め、
「音で物語を助けてくれる」と話すジョージ・ルーカスをはじめ
スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、ジョン・ラセター――などなど凄い監督メンツが出演し
「よくぞそこに、注目してくださった!」とばかりに
音響製作者たちへの感謝とリスペクトを語りまくるという
すごーくおもしろい映画です。
クリストファー・ノーラン×ハンス・ジマーなんて
けっこう垂涎(笑)
メンツがすごいので
登場する映画が、誰もが知ってる大作だというのもポイントで
「スター・ウォーズ」に「地獄の黙字録」
「マトリックス」に「ROMA/ローマ」――
え?! あのシーンのこの音って、こうやって作られていたのか!と
わかりやすいのがいいんです。
「スター・ウォーズ」のライフセーバーの音は、あれから作られていたのか!って
びっくりしたりね。
映画音響のエポックって、意外と最近で
1970年代にやっとモノラルからステレオになったとか
1960年ごろまでは
観衆の声とか、馬のひずめの音とかを
スタジオが持っていた「効果音」のストックを使い回していた――なんて裏話もあって
へえええ!
と、映画好きにはたまらない内容なのですが
そんな「へえ!」だけにあらず
今回、クローズアップされた音響製作者たちが
だいたい1950年ごろに生まれ、少年時代に「録音」という新しい技術に夢中になり
好きを極めた結果、
70年代に新鋭監督(ルーカスやコッポラ)たちと組んで、
音のスペシャリストになっていった――という過程も
すごく興味深かった。
なんだかアップル創業やFacebook創業前夜のような
若者たちのピュアな原動力の発露と、発展をみるようで
多幸な気分になりました。
映画って本当にいいものですねえ!
★8/28(金)から新宿シネマカリテほか全国順次公開。
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