今週末の3月2日と翌週9日に、英検二次面接試験が行われます。トラスト英語学院でも一次試験を突破した多くの塾生が対策を行っていますが、その一方で、一次試験をクリアできなかった塾生もいます。
悔しがる者もいれば、落ちるのが当然だったように言う者もおり、中には自己採点すらしていなかったり、解き直しもしていない者もいて、呆れてしまいます。英語の前に、こういう態度を改めるところから指導していかなければならないのかと・・・。
当塾生たちには早期の英検準1級合格を目標に指導しております。大学受験における英検準1級の優位性は、以下の当ブログ記事でも記したとおりだからです。
・英検準1級の優位性(2024年1月24日 投稿)
・英検準1級が当たり前(2023年3月5日 投稿)
トラスト英語学院を開塾して10年余り、英検準1級に合格していない生徒がMARCH以上の大学に合格した例はありません。これは、厳しい、否、当然の現実です。
では、その準1級合格のためには、段階としてもちろん2級があるのですが、それらの合格のために本当に日々努力を積み上げてきたのか、塾生諸君に問いてます。
英語や受験勉強に限ったことではなく何事もそうですが、更に上のレベルに行くにはそれまでの努力よりも多大な努力をしなければ到達できません。英検4級から3級に合格するのは簡単です。でも2級から準1級に合格するには、4級から3級に合格するために要した数十倍の努力が必要です。準1級から1級に合格するなんて、私自身の経験を振り返ってもそうですが、血反吐をはく思いで勉強しなければなりません。
TOEIC300点の人が600点を取るのは比較的短時間で達成可能です。でも600点から900点になるには、その数十倍の勉強時間が必要です。900点の人が990点満点を取るには、想像もできない勉強量と精神力が求められます。
フルマラソンで例えるなら、5時間近くかかって完走していたランナーがサブ4するのは意外と短時間で可能でしょう。しかし、サブ4からサブ3.5となると、それまでの数十倍の練習が必要です。サブ3.5のランナーがサブ3を目指すとなると、想像を絶する練習とそれによって培われた体力と精神力がなければなりません。
目標達成のために、日々やると決めたことを一日もサボらずに積み上げることができるか。それだけです。一切言い訳をせずに、毎日の小さな努力を積み上げる。
「今日は疲れたから、明日まとめて2日分をやろう」
「今日は友達と遊びに行くから、日曜日のまとめてやれば大丈夫」
こういう甘えこそが、目標達成から遠のかせる元凶なのです。
今回の英検で悔しい思いをした人は、まずは今回の問題用紙を引っ張り出してきて、再度解き直して、完璧に復習することです。語彙問題なら、正解の選択肢のみならず、それ以外の選択肢の単語も完璧に覚える。長文読解は、精読をした後に声に出して数十回音読する。それぐらいのことをやって当然です。自己採点しただけで終わり。そんな姿勢だから、受からないんです。
準1級は10,500円、2級は9,100円(準会場受験でも6,900円)も払っているんですよ。そのお金を払っているのは誰でしょう。学生諸君がこのお金を稼ぐとなると、アルバイトで10時間くらい働かなければならない金額です。親への感謝の気持ちがあれば、復習をやるのは当然です。いつまでも甘えの姿勢から脱却できなければ、合格は難しいでしょうね。
雪の中でも走る。その意気込みがあれば、弱い自分に打ち克って目標達成することができるでしょう。
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