2011/11/15
「21世紀型世界恐慌」 評論・随筆その他
「21世紀型世界恐慌」にすでに突入しているのだと思う。20世紀までの「世界恐慌」とは性質が大きく違う現象が起こっているので、認識しにくい。
アメリカやヨーロッパ、中国で起こっている現象は、「貧富の差の拡大」である。それぞれの国の富裕層の生活がニュースになることが多い。そういうニュースばかり流されると、真実はつかめない。実態をきちんと把握して報道されているのだろうか? そうではない気がする。アメリカ・ヨーロッパ・中国での「貧富の差」はものすごいことになっていることであろう。実態が表面化した時、「恐慌は始まっていたのだ!」と気づくことになる。その日は近いことであろう。そう予測して、年金生活者の一人である私は「対策」を考え始めている。
恐慌状況にあって、最悪の事態は(私にとって)「年金が出なくなること」である。もっとも、日本の国が「年金を出せない」状況に陥ることは(世界中の国々の中では)最後になるだろうと、私個人は楽観的予想をしているが・・・。
ギリシャやイタリアなどでは近年に起こり得ることである。国家がデフォルトしてしまったら、まず「実質年金の減額」などを始めるだろう。過去にデフォルトした国々の例がそのことを物語っている。
日本でも「実質年金減額」を官僚たちが考え始めている。日本はデフォルトしないのに、そういう馬鹿なこと(消費税上げや年金減額など)を考え始めている。
「消費税上げ」については、アメリカの思うつぼである。
官僚たちが国民のためにがんばれば、消費税を上げなくても(最低10年間は)やっていけるはずである。私は消費税を上げなければならない根拠(データなど)を了解することができないので、反対である。「埋蔵金の処分が終わったら、消費税上げを検討してもよい」という立場である。
民主党は「4年間は上げない」と言っていたのに、今や、すっかり変わってしまった。「消費税は上げなければならない」という方針(マスコミ利用による雰囲気づくりをするようになってしまった)に変わり果ててしまった。国際公約までする事態である。
これらの動きはすべてアメリカの思うつぼである。
アメリカは日本からさらに借金をしたくてしたくてたまらないのだ。必死である。アメリカは経済大混乱する直前の状態なので、(=経済大混乱の地獄を味わいたくないので)必死である。TPP問題など、すべての動きは「アメリカの経済大混乱を遅らせる」ための行動であろう。なりふり構わずに、必死にやっている。見苦しい動きである。
とにかく、民主党は埋蔵金や事業仕分けなどにおいて、官僚たちにごまかされてしまって、シューンとなってしまった。情けない党になってしまったものだ。
私は官僚(特に上層部)たちの考えることに腹を立てている。日本には「埋蔵金」があると(現在も)信じている。官僚たちはその処分方法を考えるべきなのに、「処分しない方法」ばかり考えて抵抗している。国民のために「埋蔵金」を処分すべきである。そうすれば、「年金減額」「消費税上げ」をしなくても10年は大丈夫なはずである。そういう情報は、国民に流さない。そして、官僚たちは「埋蔵金」の話題が世間でなくなるのをじーっと待っているのだ。
埋蔵金を全額使い切ってしまったならば、「年金減額」や「消費税上げ」もやむをえないことだと思っている。
ところで、大問題になっているギリシャの財政規模は、大阪府の財政規模とほぼ同じである。人口880万人の大阪府の財政規模で考えるとギリシャ問題がわかりやすいであろう。
ギリシャの経済が混乱しても「20世紀型の世界恐慌」にはならないだろう。
しかし、世界恐慌そのものを認識するきっかけにはなる。
「21世紀型恐慌」の特徴は、(すでに起こっているにもかかわらず)認識しにくい点である。
たとえば、アメリカの借金が約4000兆円になっていることの問題点。主な貸し手が、日本・中国・サウジアラビアなどであるが、貸し手にとって何が大問題なのかが認識しにくい。日本(=銀行・保険会社・年金基金・企業・その他の金融機関や諸団体)がアメリカ国債を買って(=買わされて)持っている。合計額は約1000兆円。気の遠くなるような金額である。
アメリカは返済する能力を失っているし、返済する気もないだろう。なんとか利息だけ返している状態。(それも風前のともしびか?) 利息だけでもものすごい額である。ほぼ3か月前であったが、「アメリカ国債に関する大騒ぎ」があった。今まで、何度もしのいできた「国債の額に関する問題」である。アメリカが国債発行額を何度も増やして(借金額を法律的に合法化させて)乗り切ってきた。今まで同様、世界にとってはどうでもいい(アメリカに都合のいい)法律を作って、しのいだ。「アメリカ大混乱の危機」が去ったわけではない。もう、だれが大統領になっても、あまりにも借金額が大きくなりすぎたので、どうしようもなくなってしまったのだ。4000兆円の借金なんて、誰にも「認識不可能な額」である。アメリカはずるがしこい国なので、「貧富の差の超拡大」をし続けて、しばらくはしのいでいくだろう。すこしの間の引き伸ばしにすぎないが。95パーセントの貧困層の人たちがかわいそうだ。
ヨーロッパ全体でも同じような現象が起こっている。イタリア・スペイン・ポルトガル・アイルランドなども(ギリシャ同様)借金大国である。合計額はすごいことになっているのだ。それぞれの国の国債の買い手がいなくなっている。ドイツやフランスも支えきれなくなってしまった。もう「国債の買い手」はいないのだ。しかし、その事態の認識はされにくい。
話をフラフラさせながら書き進めてきたが、「21世紀型世界恐慌」に話を戻す。
21世紀型恐慌は「貧富の差の超拡大」という形で進行している。増加する一方の「貧困層」。富裕層の動きに目を奪われがちなので、「21世紀型恐慌」の実態は「その時」に至るまでは認識されにくい。しかし、インターネット時代の恐慌=「21世紀型恐慌」は一瞬にして「その日」になれば、表面化する。「その日の情報」はじわじわ伝わるのではなく、一瞬にして世界中を駆け巡る。「貧困層の氾濫現象」として。
21世紀型恐慌の影響の一番少ない国は「中間層の多い国=日本」であろう。
要するに、日本は中間層が多い国なので、「21世紀型世界恐慌」に突入していても、その悪影響の動きに対する「抵抗力」も強い。「底力を秘めている国」なのだ。
東日本大震災における国民の動きは世界に誇れるものである。「21世紀型世界恐慌」が表面化しても(日本では)暴動は起こらないであろう。
日本の中間層の多さが世界恐慌を救う糸口になるにちがいない。
完
アメリカやヨーロッパ、中国で起こっている現象は、「貧富の差の拡大」である。それぞれの国の富裕層の生活がニュースになることが多い。そういうニュースばかり流されると、真実はつかめない。実態をきちんと把握して報道されているのだろうか? そうではない気がする。アメリカ・ヨーロッパ・中国での「貧富の差」はものすごいことになっていることであろう。実態が表面化した時、「恐慌は始まっていたのだ!」と気づくことになる。その日は近いことであろう。そう予測して、年金生活者の一人である私は「対策」を考え始めている。
恐慌状況にあって、最悪の事態は(私にとって)「年金が出なくなること」である。もっとも、日本の国が「年金を出せない」状況に陥ることは(世界中の国々の中では)最後になるだろうと、私個人は楽観的予想をしているが・・・。
ギリシャやイタリアなどでは近年に起こり得ることである。国家がデフォルトしてしまったら、まず「実質年金の減額」などを始めるだろう。過去にデフォルトした国々の例がそのことを物語っている。
日本でも「実質年金減額」を官僚たちが考え始めている。日本はデフォルトしないのに、そういう馬鹿なこと(消費税上げや年金減額など)を考え始めている。
「消費税上げ」については、アメリカの思うつぼである。
官僚たちが国民のためにがんばれば、消費税を上げなくても(最低10年間は)やっていけるはずである。私は消費税を上げなければならない根拠(データなど)を了解することができないので、反対である。「埋蔵金の処分が終わったら、消費税上げを検討してもよい」という立場である。
民主党は「4年間は上げない」と言っていたのに、今や、すっかり変わってしまった。「消費税は上げなければならない」という方針(マスコミ利用による雰囲気づくりをするようになってしまった)に変わり果ててしまった。国際公約までする事態である。
これらの動きはすべてアメリカの思うつぼである。
アメリカは日本からさらに借金をしたくてしたくてたまらないのだ。必死である。アメリカは経済大混乱する直前の状態なので、(=経済大混乱の地獄を味わいたくないので)必死である。TPP問題など、すべての動きは「アメリカの経済大混乱を遅らせる」ための行動であろう。なりふり構わずに、必死にやっている。見苦しい動きである。
とにかく、民主党は埋蔵金や事業仕分けなどにおいて、官僚たちにごまかされてしまって、シューンとなってしまった。情けない党になってしまったものだ。
私は官僚(特に上層部)たちの考えることに腹を立てている。日本には「埋蔵金」があると(現在も)信じている。官僚たちはその処分方法を考えるべきなのに、「処分しない方法」ばかり考えて抵抗している。国民のために「埋蔵金」を処分すべきである。そうすれば、「年金減額」「消費税上げ」をしなくても10年は大丈夫なはずである。そういう情報は、国民に流さない。そして、官僚たちは「埋蔵金」の話題が世間でなくなるのをじーっと待っているのだ。
埋蔵金を全額使い切ってしまったならば、「年金減額」や「消費税上げ」もやむをえないことだと思っている。
ところで、大問題になっているギリシャの財政規模は、大阪府の財政規模とほぼ同じである。人口880万人の大阪府の財政規模で考えるとギリシャ問題がわかりやすいであろう。
ギリシャの経済が混乱しても「20世紀型の世界恐慌」にはならないだろう。
しかし、世界恐慌そのものを認識するきっかけにはなる。
「21世紀型恐慌」の特徴は、(すでに起こっているにもかかわらず)認識しにくい点である。
たとえば、アメリカの借金が約4000兆円になっていることの問題点。主な貸し手が、日本・中国・サウジアラビアなどであるが、貸し手にとって何が大問題なのかが認識しにくい。日本(=銀行・保険会社・年金基金・企業・その他の金融機関や諸団体)がアメリカ国債を買って(=買わされて)持っている。合計額は約1000兆円。気の遠くなるような金額である。
アメリカは返済する能力を失っているし、返済する気もないだろう。なんとか利息だけ返している状態。(それも風前のともしびか?) 利息だけでもものすごい額である。ほぼ3か月前であったが、「アメリカ国債に関する大騒ぎ」があった。今まで、何度もしのいできた「国債の額に関する問題」である。アメリカが国債発行額を何度も増やして(借金額を法律的に合法化させて)乗り切ってきた。今まで同様、世界にとってはどうでもいい(アメリカに都合のいい)法律を作って、しのいだ。「アメリカ大混乱の危機」が去ったわけではない。もう、だれが大統領になっても、あまりにも借金額が大きくなりすぎたので、どうしようもなくなってしまったのだ。4000兆円の借金なんて、誰にも「認識不可能な額」である。アメリカはずるがしこい国なので、「貧富の差の超拡大」をし続けて、しばらくはしのいでいくだろう。すこしの間の引き伸ばしにすぎないが。95パーセントの貧困層の人たちがかわいそうだ。
ヨーロッパ全体でも同じような現象が起こっている。イタリア・スペイン・ポルトガル・アイルランドなども(ギリシャ同様)借金大国である。合計額はすごいことになっているのだ。それぞれの国の国債の買い手がいなくなっている。ドイツやフランスも支えきれなくなってしまった。もう「国債の買い手」はいないのだ。しかし、その事態の認識はされにくい。
話をフラフラさせながら書き進めてきたが、「21世紀型世界恐慌」に話を戻す。
21世紀型恐慌は「貧富の差の超拡大」という形で進行している。増加する一方の「貧困層」。富裕層の動きに目を奪われがちなので、「21世紀型恐慌」の実態は「その時」に至るまでは認識されにくい。しかし、インターネット時代の恐慌=「21世紀型恐慌」は一瞬にして「その日」になれば、表面化する。「その日の情報」はじわじわ伝わるのではなく、一瞬にして世界中を駆け巡る。「貧困層の氾濫現象」として。
21世紀型恐慌の影響の一番少ない国は「中間層の多い国=日本」であろう。
要するに、日本は中間層が多い国なので、「21世紀型世界恐慌」に突入していても、その悪影響の動きに対する「抵抗力」も強い。「底力を秘めている国」なのだ。
東日本大震災における国民の動きは世界に誇れるものである。「21世紀型世界恐慌」が表面化しても(日本では)暴動は起こらないであろう。
日本の中間層の多さが世界恐慌を救う糸口になるにちがいない。
完
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2011/11/9
「アメリカが破綻したら」 評論・随筆その他
アメリカが破綻したら、「恐慌」に突入するだろう。約4000兆円の借金をしている国。「利息」だけでも、気の遠くなる額である。借金の主な貸し手は日本・中国・アラブの金持ち国などである。貸し手の国が返済を要求しても「元金」は返せない。利息を返すだけでも四苦八苦している国である。「軍事力」と「金融」でメンツが保たれている国。
アメリカでは、小さな銀行がちょっとぐらいつぶれても、「大手銀行」でないかぎり、ニュースにもならないようである。小さな銀行がつぶれても、その影響額は(国の借金額の)4000兆円に比べたら、小さな小さな問題ってことなんだろう。
もうそろそろ「借金の限界」が近づいている気がする。ギリシャ・イタリヤなど「ユーロ圏のニュース」ばかり流されているが、私はアメリカの問題のほうを気にしている。
アメリカの破綻は先延ばしされているだけだと思っている。中国もいつ破綻(もうすぐ不動産バブル崩壊が引き金で、北京などの大都市圏でも大混乱が始まるだろう。すでに農村部での混乱はすごいらしい。)するかわからない状況だが、情報を表だって出さない(=隠しまくる)国なので、本当のところはよくわからない。しかし、崩壊は近いだろう。99%の「貧しい国民の不満や鬱憤の氾濫現象」が始まりそうである。
アメリカは国民の5%が金持ちで、(中間層はほとんどいなくて)残り95%は貧乏人の国。貧富の差が激しい。日本は中間層が多いので、貧富の差が少ない国である。生活保護を受けている人が過去最多になっているが、「生活保護制度のある国」は(人口が多い国では)珍しい。(裕福な小さな国の一部では制度があるようである。)生活が苦しくなり、飢えると死んでしまう、そういう国が多い。税金で、飢える状態にならないように面倒を見るということは、「貧富の差をなくす」方法の一つである。もっとも、やくざの一部が生活保護費を受け取っている話を聞くと、腹が立つが、病気などで働けなくて「生活保護」を受け取っていることに対しては「いい制度」だと思う。お金持ちが税金を多く払い、貧乏人の生活を援助していく仕組みそのものは、世界に誇れる制度だと思う。
中間層が一番多い国は日本だろう。一昔前、「一億総中流」と言われた時代があった。あの表現は現実離れした「幻想」であったが、日本人の全体を比喩的に表す点において、ある程度当たっているような気がする。現在でも「極貧」の人はほんのひとにぎりである。
ちょっと話はずれるが、大阪は(47都道府県)「幸せ度」ランクで、47位とのことである。つまり最悪。失業者が多く、治安は悪く、子育てしにくく・・・いろいろ悪いことだらけである。ちなみに「幸せ度」1位=福井県、2位=富山県、3位=石川県。北陸地方の県がベスト3を占めた。
そんな最低ランクの大阪であるが、地球規模で「住みやすい都市ランク」を調べると、なんとまあ、5位である。(東京は8位だったかな?) とにかく日本は「住みやすい国」なのだと思う。世界のあっちこっちを放浪したことのある人は全員そう思うらしい。「日本みたいな国は天国よ」と書いてある本を何冊か読んだから、信じられることである。日本しか知らない人にはピンとこない話だろうが・・・。私は日本以外に住んだことはないが、信じられる話だと思っている。
私は大阪が好きで、(引越し経験は多いが)引越し先は大阪府内ばかり。「幸せ度」ランク最低の地域とはいえ、気に入っている。東京や名古屋などに「住んでみたい!」と一度も思ったことはない。
話は脱線した。元に戻そう。
中国はアメリカ以上に貧富の差が激しくなってしまった。ここ30年で、中国は変わってしまったらしい。中国関係の「本」のデータによると、1パーセントが金持ちになっている。(中間層はアメリカ同様ほとんどいない)つまり、残り99%が貧乏人。だから、「貧富の差はアメリカ以上」ってことらしい。私もそのデータを信じる。中国人の1%=1300万人が世界のあっちこっちへ「旅行」しまくっているらしい。日本にも押しかけている。近年の私の旅行中においても、札幌・富良野で「中国人団体ツアー客」に出会ったし、大阪道頓堀でも見かけた。すごい人数なので、驚かされる。戎橋筋・心斎橋筋・道頓堀筋などでも韓国人・中国人向けの「店」が無茶苦茶増えた。
中国人などの「アジアの金持ちたち」が日本の製品を求めて(観光はもちろん)押し寄せていることがうかがえる。東南アジアの金持ちたちが日本に押し寄せる現象は、10年ほど前から激しくなっているのでは? 私個人の感覚だが。
今日は書きながら、あれこれ考えているので、話にまとまりがまったくありません。(だらだらとしたブログ内容になり申し訳ありません。)
今日述べたかったことは、「アメリカや中国」の現状について。「金持ちたちの生活・動きに関する情報」ばかりをマスコミは取り上げるし、私もそこに目を奪われがちになる。しかし、アメリカ人の95%、中国人の99%の「貧乏人たちの生活・動き」に着目して、「世界恐慌の始まり」をキャッチすべきであるということを言いたかったのです。
ちなみに、「世界恐慌」を救える国は「日本とアラブの一部の国」しかないだろうと考えています。
アメリカでは、小さな銀行がちょっとぐらいつぶれても、「大手銀行」でないかぎり、ニュースにもならないようである。小さな銀行がつぶれても、その影響額は(国の借金額の)4000兆円に比べたら、小さな小さな問題ってことなんだろう。
もうそろそろ「借金の限界」が近づいている気がする。ギリシャ・イタリヤなど「ユーロ圏のニュース」ばかり流されているが、私はアメリカの問題のほうを気にしている。
アメリカの破綻は先延ばしされているだけだと思っている。中国もいつ破綻(もうすぐ不動産バブル崩壊が引き金で、北京などの大都市圏でも大混乱が始まるだろう。すでに農村部での混乱はすごいらしい。)するかわからない状況だが、情報を表だって出さない(=隠しまくる)国なので、本当のところはよくわからない。しかし、崩壊は近いだろう。99%の「貧しい国民の不満や鬱憤の氾濫現象」が始まりそうである。
アメリカは国民の5%が金持ちで、(中間層はほとんどいなくて)残り95%は貧乏人の国。貧富の差が激しい。日本は中間層が多いので、貧富の差が少ない国である。生活保護を受けている人が過去最多になっているが、「生活保護制度のある国」は(人口が多い国では)珍しい。(裕福な小さな国の一部では制度があるようである。)生活が苦しくなり、飢えると死んでしまう、そういう国が多い。税金で、飢える状態にならないように面倒を見るということは、「貧富の差をなくす」方法の一つである。もっとも、やくざの一部が生活保護費を受け取っている話を聞くと、腹が立つが、病気などで働けなくて「生活保護」を受け取っていることに対しては「いい制度」だと思う。お金持ちが税金を多く払い、貧乏人の生活を援助していく仕組みそのものは、世界に誇れる制度だと思う。
中間層が一番多い国は日本だろう。一昔前、「一億総中流」と言われた時代があった。あの表現は現実離れした「幻想」であったが、日本人の全体を比喩的に表す点において、ある程度当たっているような気がする。現在でも「極貧」の人はほんのひとにぎりである。
ちょっと話はずれるが、大阪は(47都道府県)「幸せ度」ランクで、47位とのことである。つまり最悪。失業者が多く、治安は悪く、子育てしにくく・・・いろいろ悪いことだらけである。ちなみに「幸せ度」1位=福井県、2位=富山県、3位=石川県。北陸地方の県がベスト3を占めた。
そんな最低ランクの大阪であるが、地球規模で「住みやすい都市ランク」を調べると、なんとまあ、5位である。(東京は8位だったかな?) とにかく日本は「住みやすい国」なのだと思う。世界のあっちこっちを放浪したことのある人は全員そう思うらしい。「日本みたいな国は天国よ」と書いてある本を何冊か読んだから、信じられることである。日本しか知らない人にはピンとこない話だろうが・・・。私は日本以外に住んだことはないが、信じられる話だと思っている。
私は大阪が好きで、(引越し経験は多いが)引越し先は大阪府内ばかり。「幸せ度」ランク最低の地域とはいえ、気に入っている。東京や名古屋などに「住んでみたい!」と一度も思ったことはない。
話は脱線した。元に戻そう。
中国はアメリカ以上に貧富の差が激しくなってしまった。ここ30年で、中国は変わってしまったらしい。中国関係の「本」のデータによると、1パーセントが金持ちになっている。(中間層はアメリカ同様ほとんどいない)つまり、残り99%が貧乏人。だから、「貧富の差はアメリカ以上」ってことらしい。私もそのデータを信じる。中国人の1%=1300万人が世界のあっちこっちへ「旅行」しまくっているらしい。日本にも押しかけている。近年の私の旅行中においても、札幌・富良野で「中国人団体ツアー客」に出会ったし、大阪道頓堀でも見かけた。すごい人数なので、驚かされる。戎橋筋・心斎橋筋・道頓堀筋などでも韓国人・中国人向けの「店」が無茶苦茶増えた。
中国人などの「アジアの金持ちたち」が日本の製品を求めて(観光はもちろん)押し寄せていることがうかがえる。東南アジアの金持ちたちが日本に押し寄せる現象は、10年ほど前から激しくなっているのでは? 私個人の感覚だが。
今日は書きながら、あれこれ考えているので、話にまとまりがまったくありません。(だらだらとしたブログ内容になり申し訳ありません。)
今日述べたかったことは、「アメリカや中国」の現状について。「金持ちたちの生活・動きに関する情報」ばかりをマスコミは取り上げるし、私もそこに目を奪われがちになる。しかし、アメリカ人の95%、中国人の99%の「貧乏人たちの生活・動き」に着目して、「世界恐慌の始まり」をキャッチすべきであるということを言いたかったのです。
ちなみに、「世界恐慌」を救える国は「日本とアラブの一部の国」しかないだろうと考えています。
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2011/10/23
「情報過多」 評論・随筆その他
情報があふれる現代。正しい情報をつかみ取ることは難しい。正しい情報がつかめてこそ、正しい判断もできる。
世の中を変えるために、私たちが行使できることは微々たるものである。しかし、その「微々たるもの」であっても、力を発揮できるのは、あらゆる「選挙」においてである。議員を当選または落選させることができる。国会議員・知事・地方自治体議員などにおいての「一票」は、それなりの力を発揮する。
約一か月後、大阪市長選挙・大阪府知事選挙が実施される。大阪市民ではないが、どちらの選挙にも注目している。(私は府知事選に一票を行使できる。)
とにかく、選挙においては「正しい情報」をつかみ、判断することが大切なのだが、現代は情報過多・偏り情報氾濫の世の中なので、「正しい」と判断することが難しい時代になった。
私はテレビの情報も批判的に見ているので、とりあげかたの怪しいニュース画像を見せられるたびに、判断が混乱する。昔は一応「NHKの流すニュース」は信じていたのだが、現在は信じていない。民放の流すニュースについては、NHK以上に懐疑的にみている。新聞やネットの流す情報ははテレビ以上に怪しいものだと思っている。
では、何を信じて情報をつかむのか。私の場合、現在一番信じられる情報源は「本」である。週刊誌などの雑誌は怪しいが…。自分の思考ペースで「本」からの情報を考えることができるからである。新聞も(自分の思考ペースで)情報内容を考えることができるのだが、新聞は偏向記事が多い。(私なりの人生経験から感じていることである。)
ところで、私たちは(現状において)世の中を動かすうえで一番力を持っている「官僚」をどうすることもできない。官僚は国家公務員試験に合格して採用された役人だから、私たちは「官僚」のすることが気に入らなくても、やめさせたりできない。
民主党政権であろうが、自民党政権であろうが、「官僚」たちにとっては直接関係がない。消費税を上げて、その結果民主党政権が倒れても、官僚たちは「倒れない」。年金改悪でも同じことである。財政における借金情報ばかり流しているが、国が持っている「債権」・「処分できる国有地」・「いわゆる埋蔵金」などの情報はほとんど流さない。官僚がそれらの情報を隠しまくっているのだ。おおっぴらに大きく流されると困る情報は流さないらしい。350兆円ほどあるらしいのに、その情報は詳しく流さない。「使えないお金」ということで、お茶を濁されているらしい。民主党も官僚たちにうまく操られているようである。(この情報は「本」に書いてあるが、こちらを信じている私。)
民主党に期待しすぎたことを反省している私。しかし、私は現在も「高速道路無料化」に賛成である。東北自動車道が12月から全車種無料になるようだが、その方針こそ「東北を元気づける」ものだと思う。「民主党もいい方針を実施することがあるのだ」と、ほんの少しみなおした。
民主党もころころ方針が変わる(官僚に操られる)政党になってしまったので、期待できないが、官僚政治を推進してきた自民党よりはマシかもしれない。
官僚たちは、民主党が「都合のいい政権」になるように「がんばっている」(皮肉)。
その結果、官僚たちにとって、民主党政権が「都合のいい政権」に変質してくれたら、いつまで続こうが構わないのである。
今の動き(消費税上げ・年金受け取り年齢変更などの動き)は、そういう方向へ行きつつある。
「消費税を上げること」や「年金受け取り年齢変更」をしなければならない根拠(情報・データなど)は、すべて官僚が流しているにちがいない。税金を上げなくてもやっていける根拠(情報・データ)はうまーく隠す。その(官僚たちにとって都合のいい)情報に操られて「民主党議員」もおろおろしている。「TPP」なるものも(今のところ、私たちには判断材料がよくわからない話であるが)、官僚の流す情報によって、かき回されているようである。今まで、いろいろな国家的諸問題は官僚たちによって操られ、マスコミも利用されて(マスコミも加担して)決められてきた。
官僚の時代は終わるはずなのに、復活しつつある。何とかしなければ、世の中は変わらず、国民の苦しみは続く。
微力ではあるが、「官僚のための、官僚による政治」を終わらせるために闘っていきたい。そのためには、まず「正しい情報」をつかむ力をつけようと思う。
テレビの影響力はすごい。テレビで流される情報によって、私たちは 洗脳されている気がしてならない。人間を洗脳する力は、テレビが一番持っている。スマートフォンなどもすごい力を持っているので、情報把握に当たっては注意していかなければならない。ネット情報の偏りはひどいですから。(お互い注意しましょう!)
とにかく、テレビの流すニュースなどの作用で洗脳されていっている。そして、真実・事実を捉える力がだんだん弱くなってきている。
「テレビは恐ろしい!」 そんな気がしてならない。
私が官僚たちを攻撃するのは、官僚たちがあまりにも「甘い汁」を吸う体質になってしまったからである。この「ブログの力」は微々たるものだが、がんばりたい。
今後は、団塊の世代の一人として、しっかりとした眼力を養っていこうと思っている。
世の中を変えるために、私たちが行使できることは微々たるものである。しかし、その「微々たるもの」であっても、力を発揮できるのは、あらゆる「選挙」においてである。議員を当選または落選させることができる。国会議員・知事・地方自治体議員などにおいての「一票」は、それなりの力を発揮する。
約一か月後、大阪市長選挙・大阪府知事選挙が実施される。大阪市民ではないが、どちらの選挙にも注目している。(私は府知事選に一票を行使できる。)
とにかく、選挙においては「正しい情報」をつかみ、判断することが大切なのだが、現代は情報過多・偏り情報氾濫の世の中なので、「正しい」と判断することが難しい時代になった。
私はテレビの情報も批判的に見ているので、とりあげかたの怪しいニュース画像を見せられるたびに、判断が混乱する。昔は一応「NHKの流すニュース」は信じていたのだが、現在は信じていない。民放の流すニュースについては、NHK以上に懐疑的にみている。新聞やネットの流す情報ははテレビ以上に怪しいものだと思っている。
では、何を信じて情報をつかむのか。私の場合、現在一番信じられる情報源は「本」である。週刊誌などの雑誌は怪しいが…。自分の思考ペースで「本」からの情報を考えることができるからである。新聞も(自分の思考ペースで)情報内容を考えることができるのだが、新聞は偏向記事が多い。(私なりの人生経験から感じていることである。)
ところで、私たちは(現状において)世の中を動かすうえで一番力を持っている「官僚」をどうすることもできない。官僚は国家公務員試験に合格して採用された役人だから、私たちは「官僚」のすることが気に入らなくても、やめさせたりできない。
民主党政権であろうが、自民党政権であろうが、「官僚」たちにとっては直接関係がない。消費税を上げて、その結果民主党政権が倒れても、官僚たちは「倒れない」。年金改悪でも同じことである。財政における借金情報ばかり流しているが、国が持っている「債権」・「処分できる国有地」・「いわゆる埋蔵金」などの情報はほとんど流さない。官僚がそれらの情報を隠しまくっているのだ。おおっぴらに大きく流されると困る情報は流さないらしい。350兆円ほどあるらしいのに、その情報は詳しく流さない。「使えないお金」ということで、お茶を濁されているらしい。民主党も官僚たちにうまく操られているようである。(この情報は「本」に書いてあるが、こちらを信じている私。)
民主党に期待しすぎたことを反省している私。しかし、私は現在も「高速道路無料化」に賛成である。東北自動車道が12月から全車種無料になるようだが、その方針こそ「東北を元気づける」ものだと思う。「民主党もいい方針を実施することがあるのだ」と、ほんの少しみなおした。
民主党もころころ方針が変わる(官僚に操られる)政党になってしまったので、期待できないが、官僚政治を推進してきた自民党よりはマシかもしれない。
官僚たちは、民主党が「都合のいい政権」になるように「がんばっている」(皮肉)。
その結果、官僚たちにとって、民主党政権が「都合のいい政権」に変質してくれたら、いつまで続こうが構わないのである。
今の動き(消費税上げ・年金受け取り年齢変更などの動き)は、そういう方向へ行きつつある。
「消費税を上げること」や「年金受け取り年齢変更」をしなければならない根拠(情報・データなど)は、すべて官僚が流しているにちがいない。税金を上げなくてもやっていける根拠(情報・データ)はうまーく隠す。その(官僚たちにとって都合のいい)情報に操られて「民主党議員」もおろおろしている。「TPP」なるものも(今のところ、私たちには判断材料がよくわからない話であるが)、官僚の流す情報によって、かき回されているようである。今まで、いろいろな国家的諸問題は官僚たちによって操られ、マスコミも利用されて(マスコミも加担して)決められてきた。
官僚の時代は終わるはずなのに、復活しつつある。何とかしなければ、世の中は変わらず、国民の苦しみは続く。
微力ではあるが、「官僚のための、官僚による政治」を終わらせるために闘っていきたい。そのためには、まず「正しい情報」をつかむ力をつけようと思う。
テレビの影響力はすごい。テレビで流される情報によって、私たちは 洗脳されている気がしてならない。人間を洗脳する力は、テレビが一番持っている。スマートフォンなどもすごい力を持っているので、情報把握に当たっては注意していかなければならない。ネット情報の偏りはひどいですから。(お互い注意しましょう!)
とにかく、テレビの流すニュースなどの作用で洗脳されていっている。そして、真実・事実を捉える力がだんだん弱くなってきている。
「テレビは恐ろしい!」 そんな気がしてならない。
私が官僚たちを攻撃するのは、官僚たちがあまりにも「甘い汁」を吸う体質になってしまったからである。この「ブログの力」は微々たるものだが、がんばりたい。
今後は、団塊の世代の一人として、しっかりとした眼力を養っていこうと思っている。
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タグ: 小説 随筆 評論
投稿者: 鬼井江
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2011/10/7
「ユーロ・ドルと円」 評論・随筆その他
今日は「ユーロ安・ドル安」について考えてみたい。
ユーロ安の傾向が続いている。円が強いようであるが、日本国債の評価は低い。(日本の)財政赤字のせいであろう。赤字国債の発行(累積)額がものすごい額なので、(世界的には)日本の評価は上がらない。しかし、円高で、ドル安・ユーロ安の傾向がずーっと続いている。ということは、世界的にみると、「金融的には安全な国」なのだ。
円高になるということは、「ドルやユーロ」を持っているよりも、「円」を持っているほうが安全だと考える人(金持ち・投資家・金融機関関係者たち)が、世界的規模では多いということになる。
我々庶民には、直接関係がないように見える「為替や国債の世界」であるが、実は大いに関係している。我々は、どこの銀行(保険会社・共済・農協などふくむいろいろな金融機関)などに貯金(また借金や契約)をしているかということで、関係している。
各銀行などが為替にかかわっているし、外国の国債を買って持っている。今、国が混乱しているギリシャ・イタリア・アメリカなどの国債をどれぐらい持っているかは部外者にはわからない。私が利用しているT銀行やM銀行にしても、どれぐらい外国の国債や株を買って持っているのか、さっぱりわからない(銀行側が預金者などに知らせないように工夫しているようだ)。我々庶民は、銀行の名前などを信用して預金や契約などをしているにすぎない。(もちろんローンを組む場合も関係する。)
過去に、生命保険で人生勉強をさせられた私。契約していた(当時、大手と言われていた)保険会社がつぶれてしまったのだ。(会社を信用して契約したのだから仕方がないとはいえ、痛い目にあった。)
各銀行などの預金については、1000万円の保障がある。預貯金に関しては、「銀行の名前」を気にしなくていいのだが、億単位のお金持ちにとっては気になることであろう。銀行がつぶれるかもしれないからだ。
いわゆる「大手銀行」だって、どうなるかわからない。ギリシャ(ユーロ圏で混乱し始めて国の代表か?)などの国債をいくら買って持っているかを表には出さないので、部外者には銀行の内部事情はさっぱりわかない。「ドル」では、どこの銀行も損をしてきているに違いない。「ユーロ」での損はまだ少しだけであろうが、「ドル」では損を出している金融機関が多いことであろう。10年、20年単位で考えると、どの金融機関も「為替」では痛い目にあっていることであろう。
話にまとまりはなくなってきているが、ヨーロッパ地域の混乱が近い将来(来年ぐらいかも?)日本にも影響するだろう、ということ。
ギリシャやイタリア(スペイン・ポルトガルなども含めて)がどうなっていくかに注目していきたい。デフォルトした国は今までに20国ぐらいあった。例えば、アルゼンチン。日本との関係が薄いので、あまり大騒ぎにならなかったが、イタリアなどヨーロッパの国々が(連鎖的連続的に)デフォルトするような状況になれば、日本への影響も大きい。
外国からの借金(債務)を減らすために、各国政府は増税方針を打ち出さざるを得ない。それに対して、ギリシャ国民など(それぞれの国民)が反発している。各国政府にとっては増税(または支出削減)できなければ、国民生活の混乱に拍車がかかるらしい。
債務国がデフォルト(債権放棄)すれば、多くの会社がつぶれ、失業者が街にあふれだし、ゴミ収集などが滞り始める。生活が大混乱に陥り、停電や上下水道混乱などが頻発したり・・・。
どの国家においても、「国家破綻」が起これば、不安定社会に突入する。国家が破綻すれば、もちろん年金制度も破綻し、年金生活者に年金を出せなくなる。
ギリシャやイタリヤ・アメリカの現状に注目して、世界の今後の動きを考えていきたいと思っている。
生命保険では、「勉強」させられたので、「世界恐慌」の前触れをしっかり見極め、今後の人生に活かしていきたい。
現在、日本は世界一の「お金持ちの国(債権国)」である。つまり、お金を外国に貸している。総額200兆円以上貸しているはずである。その利子収入だけでもすごい。(デフォルトされると利子さえ入ってこなくなるが…。)ユーロ圏のデフォルト問題に関しての影響が大きいのはフランスとドイツらしい。日本も影響があるが、大きくはないだろう。
アメリカがデフォルトすると、「世界大恐慌」になる。日本も債権(貸しているお金)が消滅し、大混乱になる。
いまのところ、アメリカがデフォルトするようなことはないが、ドル安円高の流れは「準デフォルト」的現象と言える。この調子だと、1ドル=60円、50円もありうるであろう。それは、まさに「準デフォルト」と考えられる。近未来での出来事であろうが、考えられることである。いまや、ドルの面倒を見ているのは、日本・中国・韓国・台湾・インドなどである。中国のやり方(元をほぼ固定してる)は無理があるので、中国国内のインフレ傾向はまだまだ続くであろう。(中国の内部事情はよくわからない。とにかく貧富の差がだんだん激しくなっている国。)
日本の国の金融的状況に対して、(私個人の感覚としては)一応安心している。日本が破綻する時は、世界中が大混乱状態であろう。
そういう状態に世界が陥っても、強いのは「自給自足に近い生活」ができる人である。
ちなみに、自給自足の第一歩は家庭菜園かな(笑)。
ユーロ安の傾向が続いている。円が強いようであるが、日本国債の評価は低い。(日本の)財政赤字のせいであろう。赤字国債の発行(累積)額がものすごい額なので、(世界的には)日本の評価は上がらない。しかし、円高で、ドル安・ユーロ安の傾向がずーっと続いている。ということは、世界的にみると、「金融的には安全な国」なのだ。
円高になるということは、「ドルやユーロ」を持っているよりも、「円」を持っているほうが安全だと考える人(金持ち・投資家・金融機関関係者たち)が、世界的規模では多いということになる。
我々庶民には、直接関係がないように見える「為替や国債の世界」であるが、実は大いに関係している。我々は、どこの銀行(保険会社・共済・農協などふくむいろいろな金融機関)などに貯金(また借金や契約)をしているかということで、関係している。
各銀行などが為替にかかわっているし、外国の国債を買って持っている。今、国が混乱しているギリシャ・イタリア・アメリカなどの国債をどれぐらい持っているかは部外者にはわからない。私が利用しているT銀行やM銀行にしても、どれぐらい外国の国債や株を買って持っているのか、さっぱりわからない(銀行側が預金者などに知らせないように工夫しているようだ)。我々庶民は、銀行の名前などを信用して預金や契約などをしているにすぎない。(もちろんローンを組む場合も関係する。)
過去に、生命保険で人生勉強をさせられた私。契約していた(当時、大手と言われていた)保険会社がつぶれてしまったのだ。(会社を信用して契約したのだから仕方がないとはいえ、痛い目にあった。)
各銀行などの預金については、1000万円の保障がある。預貯金に関しては、「銀行の名前」を気にしなくていいのだが、億単位のお金持ちにとっては気になることであろう。銀行がつぶれるかもしれないからだ。
いわゆる「大手銀行」だって、どうなるかわからない。ギリシャ(ユーロ圏で混乱し始めて国の代表か?)などの国債をいくら買って持っているかを表には出さないので、部外者には銀行の内部事情はさっぱりわかない。「ドル」では、どこの銀行も損をしてきているに違いない。「ユーロ」での損はまだ少しだけであろうが、「ドル」では損を出している金融機関が多いことであろう。10年、20年単位で考えると、どの金融機関も「為替」では痛い目にあっていることであろう。
話にまとまりはなくなってきているが、ヨーロッパ地域の混乱が近い将来(来年ぐらいかも?)日本にも影響するだろう、ということ。
ギリシャやイタリア(スペイン・ポルトガルなども含めて)がどうなっていくかに注目していきたい。デフォルトした国は今までに20国ぐらいあった。例えば、アルゼンチン。日本との関係が薄いので、あまり大騒ぎにならなかったが、イタリアなどヨーロッパの国々が(連鎖的連続的に)デフォルトするような状況になれば、日本への影響も大きい。
外国からの借金(債務)を減らすために、各国政府は増税方針を打ち出さざるを得ない。それに対して、ギリシャ国民など(それぞれの国民)が反発している。各国政府にとっては増税(または支出削減)できなければ、国民生活の混乱に拍車がかかるらしい。
債務国がデフォルト(債権放棄)すれば、多くの会社がつぶれ、失業者が街にあふれだし、ゴミ収集などが滞り始める。生活が大混乱に陥り、停電や上下水道混乱などが頻発したり・・・。
どの国家においても、「国家破綻」が起これば、不安定社会に突入する。国家が破綻すれば、もちろん年金制度も破綻し、年金生活者に年金を出せなくなる。
ギリシャやイタリヤ・アメリカの現状に注目して、世界の今後の動きを考えていきたいと思っている。
生命保険では、「勉強」させられたので、「世界恐慌」の前触れをしっかり見極め、今後の人生に活かしていきたい。
現在、日本は世界一の「お金持ちの国(債権国)」である。つまり、お金を外国に貸している。総額200兆円以上貸しているはずである。その利子収入だけでもすごい。(デフォルトされると利子さえ入ってこなくなるが…。)ユーロ圏のデフォルト問題に関しての影響が大きいのはフランスとドイツらしい。日本も影響があるが、大きくはないだろう。
アメリカがデフォルトすると、「世界大恐慌」になる。日本も債権(貸しているお金)が消滅し、大混乱になる。
いまのところ、アメリカがデフォルトするようなことはないが、ドル安円高の流れは「準デフォルト」的現象と言える。この調子だと、1ドル=60円、50円もありうるであろう。それは、まさに「準デフォルト」と考えられる。近未来での出来事であろうが、考えられることである。いまや、ドルの面倒を見ているのは、日本・中国・韓国・台湾・インドなどである。中国のやり方(元をほぼ固定してる)は無理があるので、中国国内のインフレ傾向はまだまだ続くであろう。(中国の内部事情はよくわからない。とにかく貧富の差がだんだん激しくなっている国。)
日本の国の金融的状況に対して、(私個人の感覚としては)一応安心している。日本が破綻する時は、世界中が大混乱状態であろう。
そういう状態に世界が陥っても、強いのは「自給自足に近い生活」ができる人である。
ちなみに、自給自足の第一歩は家庭菜園かな(笑)。
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2011/9/10
「高級官僚への怒り」 評論・随筆その他
過去に書いた文章の再掲シリーズ(24)
高級官僚への怒り
投稿日: 2009年9月10日 作成者: 鬼井江
経済問題について、今夜は考える。
年金生活者にとって、一番恐ろしいことはインフレである。それも、超インフレが起きると、年金生活者は破綻の道を歩むことになる。
幸い、日本は当分インフレを起こす気配はない。むしろデフレである。デフレは、年金生活者にとっては怖くはない。年金を引き下げられるかもしれないが、インフレほどの影響はないと考えられる。
日本は財政が赤字だが、その赤字を埋めているのは、日本人である。世界中で、こんな国はおそらく日本だけであろう。そういう点を、あまりマスコミは大きな声で言わない。
政権交代したのだから、高級官僚たちが隠しているデータをオープンにしてほしい。今までは自民党に有利なデータばかりを出してきた。民主党に有利なデータは発表しなかった。高速道路無料化のデータがその典型的な例である。高速道路を無料化すれば、よい結果が得られるというデータを持っていたのに、選挙が終わるまで「民主党に有利になる」ということから、データを公表しなかった。
高級官僚の体質は、ひどいものである。千葉県の不正経理にしても、地方版といえどもひどい話である。額がものすごいのだが、誰も止められなかったということだ。一つの県だけでも、こういう体質なのだ。日本全国、高級官僚たちは好きなようにやっているように思われる。国家公務員試験(一番難しいレベル)合格者の高級官僚たち(主たるメンバーほとんどは東大卒)は、ばれないようにやるのが巧妙だから、なかなかオープンにはならないだろう。元防衛省事務次官(ちょっと名前が今浮かんでこないが)のように、奥さんまでが業者と癒着するようなことになってしまった。あの事件のことをお忘れだろうか・・・。こういう私も名前がすぐに浮かんでこないぐらい、次から次へと不祥事のニュースは多く、忘れられていく・・・。大阪市も大阪府も、そういうこと(不祥事)が一時話題になりました。(最近はやっとニュースにならなくなりましたね。)
政権交代したのですから、高級官僚の膿は出し切ってほしいですね。高級官僚は手ごわいでしょう。明治時代から、引きずっている問題だからです。
さて、円高ですが、以前ここでも触れましたように、1ドル=80円時代が来るでしょう。もうすぐ90円です。ドルにはもう力がないからです。しかし、前にも触れましたが、アメリカには経済力以外の力がありますから、70円までは行かないと思います。円高と私の生活に、濃い関係はないのですが、やはり気になるところです。ガソリン代などに直接の影響があります。
とにかく、日本の立場は世界情勢から考えれば、それほど心配はない国だと、私は思っています。雇用不安は税金の使い道を建設業中心から福祉中心に変えていけば、道は開けると思われます。今の税金の使い方は、高級官僚が考えた使い方ですから、高級官僚ではなく、国民が(その代表が)考えるべきなのです。うまくいかなければ、その国会議員を次の選挙で落とせばいいのです。それを実行すれば、道は開けるでしょう。
力のない人が議員や大臣をやるのはよくない。力のない人が議員や大臣になれば、高級官僚を喜ばせるだけです。
新しい大臣の動きと根性を見つめていきたい。
完
* この文章を書いてから、2年が経過している。
以上 2011年9月10日追記 (鬼井江)
高級官僚への怒り
投稿日: 2009年9月10日 作成者: 鬼井江
経済問題について、今夜は考える。
年金生活者にとって、一番恐ろしいことはインフレである。それも、超インフレが起きると、年金生活者は破綻の道を歩むことになる。
幸い、日本は当分インフレを起こす気配はない。むしろデフレである。デフレは、年金生活者にとっては怖くはない。年金を引き下げられるかもしれないが、インフレほどの影響はないと考えられる。
日本は財政が赤字だが、その赤字を埋めているのは、日本人である。世界中で、こんな国はおそらく日本だけであろう。そういう点を、あまりマスコミは大きな声で言わない。
政権交代したのだから、高級官僚たちが隠しているデータをオープンにしてほしい。今までは自民党に有利なデータばかりを出してきた。民主党に有利なデータは発表しなかった。高速道路無料化のデータがその典型的な例である。高速道路を無料化すれば、よい結果が得られるというデータを持っていたのに、選挙が終わるまで「民主党に有利になる」ということから、データを公表しなかった。
高級官僚の体質は、ひどいものである。千葉県の不正経理にしても、地方版といえどもひどい話である。額がものすごいのだが、誰も止められなかったということだ。一つの県だけでも、こういう体質なのだ。日本全国、高級官僚たちは好きなようにやっているように思われる。国家公務員試験(一番難しいレベル)合格者の高級官僚たち(主たるメンバーほとんどは東大卒)は、ばれないようにやるのが巧妙だから、なかなかオープンにはならないだろう。元防衛省事務次官(ちょっと名前が今浮かんでこないが)のように、奥さんまでが業者と癒着するようなことになってしまった。あの事件のことをお忘れだろうか・・・。こういう私も名前がすぐに浮かんでこないぐらい、次から次へと不祥事のニュースは多く、忘れられていく・・・。大阪市も大阪府も、そういうこと(不祥事)が一時話題になりました。(最近はやっとニュースにならなくなりましたね。)
政権交代したのですから、高級官僚の膿は出し切ってほしいですね。高級官僚は手ごわいでしょう。明治時代から、引きずっている問題だからです。
さて、円高ですが、以前ここでも触れましたように、1ドル=80円時代が来るでしょう。もうすぐ90円です。ドルにはもう力がないからです。しかし、前にも触れましたが、アメリカには経済力以外の力がありますから、70円までは行かないと思います。円高と私の生活に、濃い関係はないのですが、やはり気になるところです。ガソリン代などに直接の影響があります。
とにかく、日本の立場は世界情勢から考えれば、それほど心配はない国だと、私は思っています。雇用不安は税金の使い道を建設業中心から福祉中心に変えていけば、道は開けると思われます。今の税金の使い方は、高級官僚が考えた使い方ですから、高級官僚ではなく、国民が(その代表が)考えるべきなのです。うまくいかなければ、その国会議員を次の選挙で落とせばいいのです。それを実行すれば、道は開けるでしょう。
力のない人が議員や大臣をやるのはよくない。力のない人が議員や大臣になれば、高級官僚を喜ばせるだけです。
新しい大臣の動きと根性を見つめていきたい。
完
* この文章を書いてから、2年が経過している。
以上 2011年9月10日追記 (鬼井江)
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2011/9/6
「百名山と私」 評論・随筆その他
過去に書いた文章の再掲シリーズ(23)
百名山と私
投稿日: 2009年7月2日 作成者: 鬼井江
「日本百名山」に入っている山はどの山だろうと調べてみた。その中で、実際に自分の足で登ったことがある山を探してみると・・・、以下にまとめてみた。
利尻岳・月山・富士山・木曽駒ケ岳・大峰山・大山・石鎚山。以上の7座であった。
車やロープウェイなどを利用して山頂周辺へ行ったことのある山は、八幡平・岩手山・蔵王山・乗鞍岳・伊吹山・阿蘇山・筑波山・霧島山などいくつかあるが、これらは「登った山」ではない。「見てきた山」にすぎない。しかし、見てみるだけでも価値はあるものだと思っている。(本当は、山は登ってこそ感動があるものだが・・・。)
登山が苦手な私には、永遠に知らないままで終わる山も多いことだろう。登山が好きな人々にとって、深田久弥著『日本百名山』にとりあげられた山々は登ってみたくなることでしょうね。その気持ちはよくわかります。(私の場合は、江戸時代などの古い町並みが残っている場所に行ってみたくて行ってみたくて・・・。まだ行っていない場所を何かの拍子に見つけると、うずうずしてくるものです。)
*『日本百名山』について。(参考)
以下の100座の山をとりあげ、それぞれについて随筆をまとめている。
利尻岳 羅臼岳 斜里岳 阿寒岳
大雪山 トムラウシ山 十勝岳
幌尻岳 後方羊蹄山
岩木山 八甲田山 八幡平 岩手山
早池峰 鳥海山 月山 朝日岳
蔵王山 飯豊山 吾妻山 安達太良山
磐梯山 会津駒ヶ岳 魚沼駒ヶ岳
平ヶ岳 巻機山 燧ヶ岳 至仏山
谷川岳 苗場山 妙高山 高妻山
男体山 奥白根山 那須岳 皇海山
武尊山 赤城山 草津白根山
四阿山 浅間山 筑波山 丹沢山
両神山 雲取山 甲武信岳
金峰山 瑞牆山 大菩薩岳
富士山 天城山 白馬岳 五竜岳
鹿島槍ヶ岳 剣岳 立山 薬師岳
黒部五郎岳 黒岳 鷲羽岳
槍ヶ岳 穂高岳 常念岳 笠ヶ岳
焼岳 乗鞍岳 御嶽 美ヶ原
霧ヶ峰 蓼科山 八ヶ岳 雨飾山
火打山 木曽駒ヶ岳 空木岳
恵那山 甲斐駒ヶ岳 仙丈岳
鳳凰山 北岳 間ノ岳 塩見岳
悪沢岳 赤石岳 聖岳 光岳
白山 荒島岳
伊吹山 大台ヶ原山 大峰山
大山 剣山 石鎚山
九重山 祖母山 阿蘇山
霧島山 開聞岳 宮ノ浦岳
以下、2011年9月6日追記 (鬼井江)
*ちなみに、ブログでの友人「oidon100」さんは、これらの山の95座にすでに登頂されている。ほぼ同年輩の方なので、驚きである。すごい!
今年100座完全登頂を目指されていたようだが、台風12号の影響(道路ががけ崩れなどで不通になったとのこと。)で断念されたとのこと。来年は自然被害のない年になることを祈りたい。今年は全国的に災害の多い年ですので、お互い用心しましょう。
百名山と私
投稿日: 2009年7月2日 作成者: 鬼井江
「日本百名山」に入っている山はどの山だろうと調べてみた。その中で、実際に自分の足で登ったことがある山を探してみると・・・、以下にまとめてみた。
利尻岳・月山・富士山・木曽駒ケ岳・大峰山・大山・石鎚山。以上の7座であった。
車やロープウェイなどを利用して山頂周辺へ行ったことのある山は、八幡平・岩手山・蔵王山・乗鞍岳・伊吹山・阿蘇山・筑波山・霧島山などいくつかあるが、これらは「登った山」ではない。「見てきた山」にすぎない。しかし、見てみるだけでも価値はあるものだと思っている。(本当は、山は登ってこそ感動があるものだが・・・。)
登山が苦手な私には、永遠に知らないままで終わる山も多いことだろう。登山が好きな人々にとって、深田久弥著『日本百名山』にとりあげられた山々は登ってみたくなることでしょうね。その気持ちはよくわかります。(私の場合は、江戸時代などの古い町並みが残っている場所に行ってみたくて行ってみたくて・・・。まだ行っていない場所を何かの拍子に見つけると、うずうずしてくるものです。)
*『日本百名山』について。(参考)
以下の100座の山をとりあげ、それぞれについて随筆をまとめている。
利尻岳 羅臼岳 斜里岳 阿寒岳
大雪山 トムラウシ山 十勝岳
幌尻岳 後方羊蹄山
岩木山 八甲田山 八幡平 岩手山
早池峰 鳥海山 月山 朝日岳
蔵王山 飯豊山 吾妻山 安達太良山
磐梯山 会津駒ヶ岳 魚沼駒ヶ岳
平ヶ岳 巻機山 燧ヶ岳 至仏山
谷川岳 苗場山 妙高山 高妻山
男体山 奥白根山 那須岳 皇海山
武尊山 赤城山 草津白根山
四阿山 浅間山 筑波山 丹沢山
両神山 雲取山 甲武信岳
金峰山 瑞牆山 大菩薩岳
富士山 天城山 白馬岳 五竜岳
鹿島槍ヶ岳 剣岳 立山 薬師岳
黒部五郎岳 黒岳 鷲羽岳
槍ヶ岳 穂高岳 常念岳 笠ヶ岳
焼岳 乗鞍岳 御嶽 美ヶ原
霧ヶ峰 蓼科山 八ヶ岳 雨飾山
火打山 木曽駒ヶ岳 空木岳
恵那山 甲斐駒ヶ岳 仙丈岳
鳳凰山 北岳 間ノ岳 塩見岳
悪沢岳 赤石岳 聖岳 光岳
白山 荒島岳
伊吹山 大台ヶ原山 大峰山
大山 剣山 石鎚山
九重山 祖母山 阿蘇山
霧島山 開聞岳 宮ノ浦岳
以下、2011年9月6日追記 (鬼井江)
*ちなみに、ブログでの友人「oidon100」さんは、これらの山の95座にすでに登頂されている。ほぼ同年輩の方なので、驚きである。すごい!
今年100座完全登頂を目指されていたようだが、台風12号の影響(道路ががけ崩れなどで不通になったとのこと。)で断念されたとのこと。来年は自然被害のない年になることを祈りたい。今年は全国的に災害の多い年ですので、お互い用心しましょう。
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2011/9/2
「インターネットの世界」 評論・随筆その他
過去に書いた文章の再掲シリーズ(22)
インターネットの世界
投稿日: 2009年7月28日 作成者:鬼井江
よくよく考えてみるに、インターネットの世界はすごい世界であると思う。
このブログにしても、それほど価値のない文章であるにもかかわらず、ネットの世界で「存在」し続けることになるからである。
多くの人が、ある文章(詩や小説・エッセイなど)に価値を感じたとしたら、それは「残る」ことになる。昔は「本」という形で残した。今後も「本」という形は永遠だろうが、「ネット」の世界が新たに加わっている時代になった。これは画期的なことだと思う。
私のこのブログにしても、ネット世界で永遠に消えないのかもしれない。(何かの都合で消えるかもしれないが、ブログ提供の会社がつぶれない限り消されることはないだろう。) ネットの世界はものすごい量の情報氾濫である。地球上のネット世界において、日本語のホームページやブログは、いまや英語を抜いて世界一の言語量になっているとのことである。私のブログもその言語量の一部なのだ。
日本人はほとんどの人が字を読める。パソコンも使える。インターネット利用率もたいへん高い。ホームページやブログを公開している会社や個人は、世界一になったようである。 日本語の文化圏は狭いようだが、ネットの世界では世界一になっているらしい。私は英語が世界一だとばかり思っていた。中国人はものすごい人口であるが、ホームページやブログなどを自由に公開している人は少ないだろう。アメリカなど英語圏が量的にもインターネットの世界を牛耳っているものだとばかり思っていた。
しかし、意外や意外、日本語圏ががんばってネット情報を発信しているのだ。ただし、量的には世界一なのだが、世界で日本語がわかる人はたいへん少ない。たとえば、私のこのブログは世界中に発信されていることになるのだが、読んでいるのは日本人ばかりで、それもごくごく少人数である。しかし、すごいことだと思う。
このブログが価値のないものであっても、一応「公開」され続けるからである。公開のための費用は無料である。こんなことは昔では考えられなかった。昔は、「自費出版」をする方法などでしか、(「価値のない文章」は特に。)公開方法はなかった。
私が若かった頃、自費出版らしきことをしたし、友人の自費出版にも手をかしたりした。しかし、結構印刷費がかかったものだ。友人はかなりお金を使っていた。才能があると思っていた、その友人は世に出ることなく、病死された。(機会あれば、彼の作品を紹介したいとも思っている。)
私の場合、文才もなく、文章に自信がないので、「恥ずかしいけれど・・・」という思いがついて回る。ついつい臆病になりやすい。その点、ブログは無料だし、自分の書く文章に価値があろうがなかろうが、大して気にしないで公開できる。「ブログ」という世界は、私にとっては「気楽に文章公開」ができる。趣味的世界という認識だから、気分は軽いのであろう。それでも、ひょっとすると、このブログを読んでくれる誰かにとっては、「価値あること」が(たまに)書かれているブログになっているかもしれない・・・。
という淡い希望を持って書いているつもりである。少ない読み手であっても、読んでくれている人がいるだけで、ありがたいことなのだ。励まされる。もうかれこれ3年半(2011年現在は5年半になる)ほど書き続けてきていることになる。続けることはいいことなのだ! 続いていると「力」がついてくるかもしれない、と自分を励ましているこのごろである。
吉田兼好のようにすばらしい内容の文章を、一度も書くことができないままだが、気分は「徒然なるままに」である。小説は未完のままだが、ブログは続いている・・・。
完
インターネットの世界
投稿日: 2009年7月28日 作成者:鬼井江
よくよく考えてみるに、インターネットの世界はすごい世界であると思う。
このブログにしても、それほど価値のない文章であるにもかかわらず、ネットの世界で「存在」し続けることになるからである。
多くの人が、ある文章(詩や小説・エッセイなど)に価値を感じたとしたら、それは「残る」ことになる。昔は「本」という形で残した。今後も「本」という形は永遠だろうが、「ネット」の世界が新たに加わっている時代になった。これは画期的なことだと思う。
私のこのブログにしても、ネット世界で永遠に消えないのかもしれない。(何かの都合で消えるかもしれないが、ブログ提供の会社がつぶれない限り消されることはないだろう。) ネットの世界はものすごい量の情報氾濫である。地球上のネット世界において、日本語のホームページやブログは、いまや英語を抜いて世界一の言語量になっているとのことである。私のブログもその言語量の一部なのだ。
日本人はほとんどの人が字を読める。パソコンも使える。インターネット利用率もたいへん高い。ホームページやブログを公開している会社や個人は、世界一になったようである。 日本語の文化圏は狭いようだが、ネットの世界では世界一になっているらしい。私は英語が世界一だとばかり思っていた。中国人はものすごい人口であるが、ホームページやブログなどを自由に公開している人は少ないだろう。アメリカなど英語圏が量的にもインターネットの世界を牛耳っているものだとばかり思っていた。
しかし、意外や意外、日本語圏ががんばってネット情報を発信しているのだ。ただし、量的には世界一なのだが、世界で日本語がわかる人はたいへん少ない。たとえば、私のこのブログは世界中に発信されていることになるのだが、読んでいるのは日本人ばかりで、それもごくごく少人数である。しかし、すごいことだと思う。
このブログが価値のないものであっても、一応「公開」され続けるからである。公開のための費用は無料である。こんなことは昔では考えられなかった。昔は、「自費出版」をする方法などでしか、(「価値のない文章」は特に。)公開方法はなかった。
私が若かった頃、自費出版らしきことをしたし、友人の自費出版にも手をかしたりした。しかし、結構印刷費がかかったものだ。友人はかなりお金を使っていた。才能があると思っていた、その友人は世に出ることなく、病死された。(機会あれば、彼の作品を紹介したいとも思っている。)
私の場合、文才もなく、文章に自信がないので、「恥ずかしいけれど・・・」という思いがついて回る。ついつい臆病になりやすい。その点、ブログは無料だし、自分の書く文章に価値があろうがなかろうが、大して気にしないで公開できる。「ブログ」という世界は、私にとっては「気楽に文章公開」ができる。趣味的世界という認識だから、気分は軽いのであろう。それでも、ひょっとすると、このブログを読んでくれる誰かにとっては、「価値あること」が(たまに)書かれているブログになっているかもしれない・・・。
という淡い希望を持って書いているつもりである。少ない読み手であっても、読んでくれている人がいるだけで、ありがたいことなのだ。励まされる。もうかれこれ3年半(2011年現在は5年半になる)ほど書き続けてきていることになる。続けることはいいことなのだ! 続いていると「力」がついてくるかもしれない、と自分を励ましているこのごろである。
吉田兼好のようにすばらしい内容の文章を、一度も書くことができないままだが、気分は「徒然なるままに」である。小説は未完のままだが、ブログは続いている・・・。
完