2013/7/9
「吉田昌郎氏の死」 つれづれ思うこと
福島第一原発の元所長、吉田昌郎氏がお亡くなりになった。
この人の判断(会社の命令に反して、事故原発炉心に海水を入れ続けた)で、日本は救われたと言えるであろう。すごい人である。何がすごいか?
会社の命令よりも、「自分の判断」を優先したことである。普通は「会社の命令=社長の命令」に従ってしまう。99%、社長の命令に従うだろう。
あの異常な前代未聞の事故発生状況において・・・「自分自身の判断」を勇気をもって実行した人である。彼の判断がなかったら、(つまり、社長命令に従って、海水の注入を止めていたなら)東京近辺まで「最悪レベルの放射能汚染」が及んでいただろう。
吉田昌郎、彼の名前を忘れることはないだろう。
ちなみに、彼の出身中学校・高等学校は、山中教授と同じで、大阪教育大学附属天王寺中高等学校である。
吉田昌郎氏のご冥福をお祈りいたします。合掌。
この人の判断(会社の命令に反して、事故原発炉心に海水を入れ続けた)で、日本は救われたと言えるであろう。すごい人である。何がすごいか?
会社の命令よりも、「自分の判断」を優先したことである。普通は「会社の命令=社長の命令」に従ってしまう。99%、社長の命令に従うだろう。
あの異常な前代未聞の事故発生状況において・・・「自分自身の判断」を勇気をもって実行した人である。彼の判断がなかったら、(つまり、社長命令に従って、海水の注入を止めていたなら)東京近辺まで「最悪レベルの放射能汚染」が及んでいただろう。
吉田昌郎、彼の名前を忘れることはないだろう。
ちなみに、彼の出身中学校・高等学校は、山中教授と同じで、大阪教育大学附属天王寺中高等学校である。
吉田昌郎氏のご冥福をお祈りいたします。合掌。
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タグ: 元所長の死
2013/6/26
「年金手続」 つれづれ思うこと
本日、堺市にも大雨洪水警報が出た。大和川水系の川(西除川など)が堺市内を流れているのだが、朝からの大雨で水かさが増しているのであろう。
西除川はJR浅香駅近くで大和川に流れ込んでいる。きっと激しい流れになっていることであろう。(普段から、雨が激しい時は水路や川に近づかないようにしている。)
ちょっとした水路でも、大雨が降ると激しい流れになる。私がお借りしている畑の水路でも同じような現象を目の当たりにしたことがある。ずるっと足をすべらせて、水路にはまると、大けがをするか、命さえ危ない・・・。大雨の時の水路をなめてはいけない。
朝から激しい雨が続いていたので、畑には行かず、バス利用で「年金手続」に行ってきた。
満65歳誕生日の前日(本日、その日に該当する私)から後に、「老齢年金の手続き」ができるということで、いろいろ複雑な書類をそろえて「年金センター」へ行ってきた。まあ、それほど提出を焦らなくてもいい手続きなのであるが、いつまでも「手続き書類」を手元に置いておきたくなかった。すでに一ヶ月以上手元に置かれたままになっていた書類だった。やっと、「提出可能初日」になったので早速出かけた次第である。
現在支給されている年金額が変わるわけではないが、満65歳になれば誰でもしなければならない手続きである。
約10ページほどある提出書類で、添付書類も多い。住民票や戸籍謄本、その他(私の場合=雇用保険関係書類、公立学校共済関係書類・私学学校共済関係書類など)いろいろ必要な書類があった。
書類がすべて整っていたので、一発で受理してもらえた。一安心。「役所仕事」というものは、提出書類に不備・不足があると、再度提出に出かけなければならないケースが多いので、「一発で受理」だったで、ほっとした。
これで、死亡するまで「多く、複雑な書類での年金手続」はしなくていいのだろう。今後、毎年する手続きは簡単なはずである。
満65歳の誕生日は明日である。明日から、私は「高齢者」の仲間入り。
脳梗塞を再発させることはなく、65歳になれました。この調子で、元気に70歳を迎えられたら・・・と願っております。
畑を楽しむことができることに、あらためて地主のO先生に感謝申し上げます。
今日は、O先生のことを少しだけ紹介します。
私より1歳年上の方で、8年間一緒に大阪教育大学附属天王寺中学校で勤務した方です。(私はまったくかかわりがなかったのですが)O先生は、あのノーベル賞受賞山中教授の中学時代に、担任をされています。理科の先生ですので、「山中教授の恩師」の一人ということになります。教育にたいへん熱心な方で、公立学校校長経験後、大阪教育大学教授にもなられました。大学教授で定年を迎えられた後、現在は関西大学で講義を受け持たれています。
すごい方だなあ、と頭が下がります。
西除川はJR浅香駅近くで大和川に流れ込んでいる。きっと激しい流れになっていることであろう。(普段から、雨が激しい時は水路や川に近づかないようにしている。)
ちょっとした水路でも、大雨が降ると激しい流れになる。私がお借りしている畑の水路でも同じような現象を目の当たりにしたことがある。ずるっと足をすべらせて、水路にはまると、大けがをするか、命さえ危ない・・・。大雨の時の水路をなめてはいけない。
朝から激しい雨が続いていたので、畑には行かず、バス利用で「年金手続」に行ってきた。
満65歳誕生日の前日(本日、その日に該当する私)から後に、「老齢年金の手続き」ができるということで、いろいろ複雑な書類をそろえて「年金センター」へ行ってきた。まあ、それほど提出を焦らなくてもいい手続きなのであるが、いつまでも「手続き書類」を手元に置いておきたくなかった。すでに一ヶ月以上手元に置かれたままになっていた書類だった。やっと、「提出可能初日」になったので早速出かけた次第である。
現在支給されている年金額が変わるわけではないが、満65歳になれば誰でもしなければならない手続きである。
約10ページほどある提出書類で、添付書類も多い。住民票や戸籍謄本、その他(私の場合=雇用保険関係書類、公立学校共済関係書類・私学学校共済関係書類など)いろいろ必要な書類があった。
書類がすべて整っていたので、一発で受理してもらえた。一安心。「役所仕事」というものは、提出書類に不備・不足があると、再度提出に出かけなければならないケースが多いので、「一発で受理」だったで、ほっとした。
これで、死亡するまで「多く、複雑な書類での年金手続」はしなくていいのだろう。今後、毎年する手続きは簡単なはずである。
満65歳の誕生日は明日である。明日から、私は「高齢者」の仲間入り。
脳梗塞を再発させることはなく、65歳になれました。この調子で、元気に70歳を迎えられたら・・・と願っております。
畑を楽しむことができることに、あらためて地主のO先生に感謝申し上げます。
今日は、O先生のことを少しだけ紹介します。
私より1歳年上の方で、8年間一緒に大阪教育大学附属天王寺中学校で勤務した方です。(私はまったくかかわりがなかったのですが)O先生は、あのノーベル賞受賞山中教授の中学時代に、担任をされています。理科の先生ですので、「山中教授の恩師」の一人ということになります。教育にたいへん熱心な方で、公立学校校長経験後、大阪教育大学教授にもなられました。大学教授で定年を迎えられた後、現在は関西大学で講義を受け持たれています。
すごい方だなあ、と頭が下がります。
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2013/6/16
「福井県恐竜博物館見学」 つれづれ思うこと
所用があって、石川県へ行ってきた。帰りに、福井県恐竜博物館を見学した。「家庭の日」(福井県では月に一日だけ設定)。その日は恐竜博物館の入館料が無料。通常は大人700円なので、「いきな計らいだなあ」と感心した。福井県民以外の人も無料だったから。
このねらいは成功しているようで、とにかく家族単位(子ども連れ)の入場者がものすごく多かった。恐竜博物館に興味のある人はほんの一部だろう、と勝手に思い込んで、「きっと空いているだろう」と甘く予測した。
ところが、どっこい、びっくりだった。ものすごい入場者数だ。駐車場は満車に近かった。
驚き、驚き! ものすごい人気だ。「失礼な予測をして、すみませんでした」と反省。
入場者数ばかりでなく、「展示の中身」にも驚いた。すごい迫力だ!
恐竜博物館の展示は「恐竜の世界」・「地球の科学」・「生命の歴史」の3つのゾーンから構成されていた。銀色の巨大なドームが展示場であった。4500㎡という広大な展示室は、地下1階部分までエスカレーターで降りていき、1階・2階・3階へと見て回る。そういう順路になっていた。中でも1階展示コーナーには、40体以上の恐竜全身骨格などがあり、迫力があった。大型復元ジオラマ(動くのでリアル)や迫力映像(動画)などがすごかった。退屈しない。大きな恐竜の動きに圧倒されてワクワクした。子どもはもちろん大人も楽しめる「博物館」だった。
(資料によると)福井県では1989年から発掘調査の結果、フクイラプトル、フクイサウルスなど、多くの恐竜の骨化石が採集されている。福井県周辺で、恐竜が群れで生活していたことが明らかになったようである。「骨化石」の発見による考察だから、事実なのであろう。「骨化石の9割が発掘されている恐竜」の展示が一番迫力があった。
「こんなに大きな恐竜が福井県にいたのだ!」とほんとうに驚いた。「化石の力」はすごい! 教え子の一人が「化石の発掘」に夢中になっているのだが、その気持ちがやっとわかった。
とにかく、この博物館は研究施設も兼ねているので、すごい博物館である。「恐竜に関する資料などを展示した国内最大の博物館」とのことである。(全国にある恐竜博物館を比較したわけではないが)おそらく「日本一の恐竜博物館」だろう。
まだご覧になっていない方へ。「福井県でのおすすめ観光地」ですので、足を運んでみてください。迫力満点でしたよ。
大型復元ジオラマ (リアルな動きをするので迫力満点)
このような骨恐竜が40体ほど展示されていた。すごい!
9割の骨化石が発掘され、その恐竜の骨格を再現したもの
大画面映像は迫力があり、見ていても飽きない。2つのスクリーンが向き合っていて、その中に入って見る。あっちを見たり、こっちを見たり。恐竜の動きに目を奪われるので、忙しい! 前から、後ろから恐竜が現れるので、恐竜好きにはたまらないだろう。
変わった形の恐竜もいたものだ。勉強にもなった。
2階部分から1階を見下ろす。一階中央にジオラマ
このねらいは成功しているようで、とにかく家族単位(子ども連れ)の入場者がものすごく多かった。恐竜博物館に興味のある人はほんの一部だろう、と勝手に思い込んで、「きっと空いているだろう」と甘く予測した。
ところが、どっこい、びっくりだった。ものすごい入場者数だ。駐車場は満車に近かった。
驚き、驚き! ものすごい人気だ。「失礼な予測をして、すみませんでした」と反省。
入場者数ばかりでなく、「展示の中身」にも驚いた。すごい迫力だ!
恐竜博物館の展示は「恐竜の世界」・「地球の科学」・「生命の歴史」の3つのゾーンから構成されていた。銀色の巨大なドームが展示場であった。4500㎡という広大な展示室は、地下1階部分までエスカレーターで降りていき、1階・2階・3階へと見て回る。そういう順路になっていた。中でも1階展示コーナーには、40体以上の恐竜全身骨格などがあり、迫力があった。大型復元ジオラマ(動くのでリアル)や迫力映像(動画)などがすごかった。退屈しない。大きな恐竜の動きに圧倒されてワクワクした。子どもはもちろん大人も楽しめる「博物館」だった。
(資料によると)福井県では1989年から発掘調査の結果、フクイラプトル、フクイサウルスなど、多くの恐竜の骨化石が採集されている。福井県周辺で、恐竜が群れで生活していたことが明らかになったようである。「骨化石」の発見による考察だから、事実なのであろう。「骨化石の9割が発掘されている恐竜」の展示が一番迫力があった。
「こんなに大きな恐竜が福井県にいたのだ!」とほんとうに驚いた。「化石の力」はすごい! 教え子の一人が「化石の発掘」に夢中になっているのだが、その気持ちがやっとわかった。
とにかく、この博物館は研究施設も兼ねているので、すごい博物館である。「恐竜に関する資料などを展示した国内最大の博物館」とのことである。(全国にある恐竜博物館を比較したわけではないが)おそらく「日本一の恐竜博物館」だろう。
まだご覧になっていない方へ。「福井県でのおすすめ観光地」ですので、足を運んでみてください。迫力満点でしたよ。
大型復元ジオラマ (リアルな動きをするので迫力満点)
このような骨恐竜が40体ほど展示されていた。すごい!
9割の骨化石が発掘され、その恐竜の骨格を再現したもの
大画面映像は迫力があり、見ていても飽きない。2つのスクリーンが向き合っていて、その中に入って見る。あっちを見たり、こっちを見たり。恐竜の動きに目を奪われるので、忙しい! 前から、後ろから恐竜が現れるので、恐竜好きにはたまらないだろう。
変わった形の恐竜もいたものだ。勉強にもなった。
2階部分から1階を見下ろす。一階中央にジオラマ
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タグ: 恐竜博物館
2013/6/12
「M中学勤務時代が目に浮かんで・・・」 つれづれ思うこと
大学を卒業して小学校に4年間勤務した。その後、M中学校に転勤した。希望しての転勤であったが、指導がうまくいかず、「苦しみながらの教師生活」の日々であった。
「教師失格だなあ・・・」と落ち込んで、自分を責める日々はつらかった。
そんな私を気遣って、励ましてくれたり、助けてくれたのは、(今は亡き)M先生であった。M先生は40代で亡くなられた。詩集を2冊自費出版された方であり、文学的関心という面で、「心が近い方」であった。泉佐野駅の近くの喫茶店で「文学論」を交わした相手でもあった。私より少しだけ年長の方であったが、うまがあった。
私の「中学校教師としてのスタート」はM中学。大阪府の最南部にある中学校である。
その時の校長先生がK先生。
昨日お亡くなりになり、本日がお通夜であった。たいへんお世話になった校長先生であり、「苦しい私の状況」を支えてくださった方でもあった。
苦しさから退職願を出した私であったが、「退職願」を出すほど苦しんでいる私を、そっと優しくなぐさめてくださり、励ましてくださりで・・・・、とうとう受理されなかった。 (おかげで、私は退職願を受理されることなく、M中学校で5年間勤務を続けることができた。その後、他の中学校や高等学校などに勤務し、36年間教師を続けることができた。あの時、退職願が受理されていたら、違う人生を歩んでいたことであろう。教師を36年間も続けられたことに満足、感謝している。教師生活最大の危機はM中学勤務時代であった。)
M先生とK校長先生の「話し声・言葉」はいつまでも浮かんでくる。「苦しい時に出会った言葉」は、ありがたく、忘れられない。ふとした時に浮かんでくるものである。
以上のようなことがあったM中学勤務時代の私である。
M先生、K校長先生のお二人は亡くなられましたが、私の心の中では生き続けている。
(私が死んで、誰かの心の中で生き続けるかどうか・・・。それは、わからない・・・。)
今夜、お通夜に参列し、K校長先生の遺影をみつめ、お別れしてきた。
ご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
「教師失格だなあ・・・」と落ち込んで、自分を責める日々はつらかった。
そんな私を気遣って、励ましてくれたり、助けてくれたのは、(今は亡き)M先生であった。M先生は40代で亡くなられた。詩集を2冊自費出版された方であり、文学的関心という面で、「心が近い方」であった。泉佐野駅の近くの喫茶店で「文学論」を交わした相手でもあった。私より少しだけ年長の方であったが、うまがあった。
私の「中学校教師としてのスタート」はM中学。大阪府の最南部にある中学校である。
その時の校長先生がK先生。
昨日お亡くなりになり、本日がお通夜であった。たいへんお世話になった校長先生であり、「苦しい私の状況」を支えてくださった方でもあった。
苦しさから退職願を出した私であったが、「退職願」を出すほど苦しんでいる私を、そっと優しくなぐさめてくださり、励ましてくださりで・・・・、とうとう受理されなかった。 (おかげで、私は退職願を受理されることなく、M中学校で5年間勤務を続けることができた。その後、他の中学校や高等学校などに勤務し、36年間教師を続けることができた。あの時、退職願が受理されていたら、違う人生を歩んでいたことであろう。教師を36年間も続けられたことに満足、感謝している。教師生活最大の危機はM中学勤務時代であった。)
M先生とK校長先生の「話し声・言葉」はいつまでも浮かんでくる。「苦しい時に出会った言葉」は、ありがたく、忘れられない。ふとした時に浮かんでくるものである。
以上のようなことがあったM中学勤務時代の私である。
M先生、K校長先生のお二人は亡くなられましたが、私の心の中では生き続けている。
(私が死んで、誰かの心の中で生き続けるかどうか・・・。それは、わからない・・・。)
今夜、お通夜に参列し、K校長先生の遺影をみつめ、お別れしてきた。
ご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
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2013/5/3
「憲法に関する情報」 つれづれ思うこと
私の友人(阿乱怒論さん)のブログに以下のことが書かれていた。参考になったので、部分転載しておきたい。
【・・・・ ドイツは既に58回も憲法改正を行っているのに日本は一度も改正していないと言う議論も耳にしますが、そのドイツやアメリカでも国会両院の3分の2以上を改正要件にしています。】
ドイツやアメリカにおける憲法改正要件が「国会両院の3分の2以上」ということを、私は知らなかった。ドイツが何回も憲法改正をやっている国であるということは知っていたが、たぶん改正要件は「2分の1」なんだろうと思い込んでいた。
そういう方面に疎い私は、勝手に思い込んでいたようだ。未熟な自分を反省。
(*未熟さを反省し、調べてみました。補足します。 アメリカでの憲法改正要件は、上下各院の3分の2以上の承認と4分の3以上の州議会の承認が必要、とのことである。日本の憲法改正要件はアメリカよりも緩いことになる。だから、衆議院・参議院それぞれ「2分の1以上で発議→国民投票へ」という「ゆるゆるの基準」にしている国家はどこなのか? マスコミよ、そのことも報道すべきである。現在の日本国憲法の改正基準は、世界の標準とのことである。今のままでいい。)
憲法96条だけをとりあえず変えて、(改正要件を2分の1にして)この国をどういうふうにするつもりなのであろうか? 改正すべき中身を国民に議論させないで、「2分の1」だけを話題にするというやり方は、マスコミを使っての「洗脳」にあたるだろう。
危険な動きである。マスコミによって洗脳されないように注意したい、と再認識した。
ドイツの憲法改正の回数を報道しても、その改正要件や手順については(NHKのニュースでは)まったく触れていなかった。他のテレビ局はどうだったのかは知らないが、たぶん触れていないのでは? 自民党政権にとって都合の悪い情報は、報道しないようだ。マスメディアばかりの情報に振り回されると、どんどん「洗脳」されていく気がする。(私は本からの情報も大切にしているが、どうしてもテレビの情報に影響される。)
原発情報やTPP情報においても、同じような危険性を感じている。「肝心なことは国民に知らせないやり方」が多くなってきたように思えて仕方がない。
次の選挙で「自分の考えに近い人」に一票入れることで、意思表示するつもりである。
【・・・・ ドイツは既に58回も憲法改正を行っているのに日本は一度も改正していないと言う議論も耳にしますが、そのドイツやアメリカでも国会両院の3分の2以上を改正要件にしています。】
ドイツやアメリカにおける憲法改正要件が「国会両院の3分の2以上」ということを、私は知らなかった。ドイツが何回も憲法改正をやっている国であるということは知っていたが、たぶん改正要件は「2分の1」なんだろうと思い込んでいた。
そういう方面に疎い私は、勝手に思い込んでいたようだ。未熟な自分を反省。
(*未熟さを反省し、調べてみました。補足します。 アメリカでの憲法改正要件は、上下各院の3分の2以上の承認と4分の3以上の州議会の承認が必要、とのことである。日本の憲法改正要件はアメリカよりも緩いことになる。だから、衆議院・参議院それぞれ「2分の1以上で発議→国民投票へ」という「ゆるゆるの基準」にしている国家はどこなのか? マスコミよ、そのことも報道すべきである。現在の日本国憲法の改正基準は、世界の標準とのことである。今のままでいい。)
憲法96条だけをとりあえず変えて、(改正要件を2分の1にして)この国をどういうふうにするつもりなのであろうか? 改正すべき中身を国民に議論させないで、「2分の1」だけを話題にするというやり方は、マスコミを使っての「洗脳」にあたるだろう。
危険な動きである。マスコミによって洗脳されないように注意したい、と再認識した。
ドイツの憲法改正の回数を報道しても、その改正要件や手順については(NHKのニュースでは)まったく触れていなかった。他のテレビ局はどうだったのかは知らないが、たぶん触れていないのでは? 自民党政権にとって都合の悪い情報は、報道しないようだ。マスメディアばかりの情報に振り回されると、どんどん「洗脳」されていく気がする。(私は本からの情報も大切にしているが、どうしてもテレビの情報に影響される。)
原発情報やTPP情報においても、同じような危険性を感じている。「肝心なことは国民に知らせないやり方」が多くなってきたように思えて仕方がない。
次の選挙で「自分の考えに近い人」に一票入れることで、意思表示するつもりである。
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2013/5/1
「シルバー川柳 感想」 つれづれ思うこと
『シルバー川柳』(ポプラ社)を読んで、考えさせられたこと。
八十八首を集めた傑作選。読み応えのある作品群。中でも、私がうなったのは、「起きたけど 寝るまでとくに 用もなし」(吉村明宏・男性・埼玉県・73歳・無職)という作品である。
完全退職して5年余が経過した。無職の私。この川柳は、私の生活の質を振り返る意味で、インパクトがあった。現在の私は「起きてから寝るまで」することが多い。新聞・朝食の用意・畑作業(行き帰りだけで2時間)・図書館または書店・テレビ・読書・ブログなど。こういうことで、一日が過ぎていく生活。好きなことばかりしているので、楽しい。
「起きたけど 寝るまでとくに 用もなし」という生活を想像すると、悲しくなる。人間としての楽しみが消されてしまった哀しさ。たとえ体が動かなくなったとしても、「用がある」生活をしたいと思った。
大工だった父(77歳で死亡)は、60歳の時に建築現場での落下事故で、第1級身体障害者(脊椎損傷のため両足が動かなくなった)になった。足は動かなかったが、手は動いた。動く手で、ノコギリやカンナなど大工道具を使って作業をしていた。自宅で車イスに乗りながらの作業であったが、楽しく「用」をしていた。
そんな父から「楽しみを奪う」日がやってきた。右手が動かなくなってしまったのだ。大工道具を使えなくなった父は、「楽しみ」がなくなり、生気が乏しくなっていった。その後、死を迎えるまでの日々は短かった。
この川柳は、亡き父のことを思い出させてくれた。「用もなし」という生活は、人間から生気を奪っていくものだと考えさせられた。
父から大工道具を奪ったことは、生気をも奪ってしまった。
いつの日か、私から「生気」を奪うものはなんだろうか?
ということを考える機会になった川柳である。名作である。
* 取り上げた川柳以外で、「うまいなあ」と感じた作品を少し紹介します。
誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ (今津茂)
クラス会 食後は薬の 説明会 (渡辺克己)
老の恋 惚(ほ)れる惚(ぼ)けるも 同じ文字 (池田又昭)
無農薬 こだわりながら 薬漬け (中谷弘吉)
他にも、つい笑ってしまう作品が多く、傑作選でした。
八十八首を集めた傑作選。読み応えのある作品群。中でも、私がうなったのは、「起きたけど 寝るまでとくに 用もなし」(吉村明宏・男性・埼玉県・73歳・無職)という作品である。
完全退職して5年余が経過した。無職の私。この川柳は、私の生活の質を振り返る意味で、インパクトがあった。現在の私は「起きてから寝るまで」することが多い。新聞・朝食の用意・畑作業(行き帰りだけで2時間)・図書館または書店・テレビ・読書・ブログなど。こういうことで、一日が過ぎていく生活。好きなことばかりしているので、楽しい。
「起きたけど 寝るまでとくに 用もなし」という生活を想像すると、悲しくなる。人間としての楽しみが消されてしまった哀しさ。たとえ体が動かなくなったとしても、「用がある」生活をしたいと思った。
大工だった父(77歳で死亡)は、60歳の時に建築現場での落下事故で、第1級身体障害者(脊椎損傷のため両足が動かなくなった)になった。足は動かなかったが、手は動いた。動く手で、ノコギリやカンナなど大工道具を使って作業をしていた。自宅で車イスに乗りながらの作業であったが、楽しく「用」をしていた。
そんな父から「楽しみを奪う」日がやってきた。右手が動かなくなってしまったのだ。大工道具を使えなくなった父は、「楽しみ」がなくなり、生気が乏しくなっていった。その後、死を迎えるまでの日々は短かった。
この川柳は、亡き父のことを思い出させてくれた。「用もなし」という生活は、人間から生気を奪っていくものだと考えさせられた。
父から大工道具を奪ったことは、生気をも奪ってしまった。
いつの日か、私から「生気」を奪うものはなんだろうか?
ということを考える機会になった川柳である。名作である。
* 取り上げた川柳以外で、「うまいなあ」と感じた作品を少し紹介します。
誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ (今津茂)
クラス会 食後は薬の 説明会 (渡辺克己)
老の恋 惚(ほ)れる惚(ぼ)けるも 同じ文字 (池田又昭)
無農薬 こだわりながら 薬漬け (中谷弘吉)
他にも、つい笑ってしまう作品が多く、傑作選でした。
2013/4/21
「TPP日本参加 全11ヵ国承認」 つれづれ思うこと
本日の新聞に小さく「TPP日本参加 全11ヵ国が承認」という記事が載っていた。
その記事によると、最後に承認したカナダのファスト国際貿易相は、朝日新聞に「後から入った国は、すでに決まったことを覆せない」と指摘している。
おそらく、これがTPP交渉の現実・実際のことであろう。
ところが、日本の国民向けには「交渉力で日本が不利にならないようにする」という幻想をマスメディア利用で垂れ流すことであろう。すでに、アメリカ・豪州・カナダなどが有利になっている話ばかりで、日本が不利になる情報がぱらぱらと漏れだしている。それらは、小さな記事やニュースの扱いにして、マスメディアも(TPP推進に賛成だから)政府に協力的である。危険な状況だ。
(このブログで繰り返し書いているが)せめて「日本医師会・日本歯科医師会・日本薬剤師会がTPP参加に反対している理由」を大々的に報道してほしいものである。TPP参加と「医療問題・医療保険問題・薬価格問題」がどのように関係しているかを、(または、関係していないのなら、その実体を)国民に分かりやすく伝えるべきなのだ。それを避けている政府・財界リーダー・マスメディア。これら3者のTPPに対する姿勢が気になる。
以下、日本医師会のTPPに対する考えを(長いので、部分的だが)コピーしてみました。日本医師会の反対理由がお分かりいただけると思います。参考にしていただきたい。
(日本医師会会長より)
・・・・。 TPP に新たに参加する国に対しては、
①合意済みの部分をそのまま受け入れ、議論を蒸し返さないこと、
②交渉の進展を遅らせないこと、
③包括的で高いレベルの貿易自由化を約束すること、
という条件が付されていることも判明し、TPP 交渉で日本の公的医療保険の給付範囲が縮小する懸念はなおも消えません。
日本医師会は、かねてから、将来にわたって国民皆保険を堅持することを強く求めると同時に、ISD 条項により日本の公的医療保険制度が参入障壁であるとして外国から提訴されることに懸念を示して参りました。
今後、日本はTPP 交渉に参加して議論をすることになりますが、日本医師会は、世界に誇る国民皆保険を守るために、第1 に公的な医療給付範囲を将来にわたって維持すること、第2 に混合診療を全面解禁しないこと、第3 に営利企業(株式会社)を医療機関経営に参入させないこと、の3 つが絶対に守られるよう、厳しく求めていきます。もし、日本の国益に反すると判断された場合は、TPP 交渉から速やかに撤退するという選択肢も持つべきです。
政府におかれましては、TPP 交渉において、国益を損ねることのないよう、全力で外交交渉に当たられることを強く望みます。
以上、「日本医師会」のTPP交渉参加に対する考え方。
今日までの情報をふまえて、私なりに今後を予想してみることにしましたので、参考にしてください。
日本医師会が懸念(太字部分)していることは、今現在(TPP交渉に参加してもいない段階なのに)生じている気がする。
例えば、10割自己負担の診療(=自由診療)を大学病院などの大規模病院で増やしていくという方針のニュースが先日流れた。国民皆保険をつかえない治療(高度治療・高度検査)を増やしていくという方針である。もう少しすれば、「この治療や検査は保険が使えませんが、治療してもよろしいでしょうか?」ということを担当医師から聞かされることになるであろう。現在でもそういう治療費用に関するやりとりが(一部の治療費=美容整形費用など)あるのだが、今後はそういう治療費用に関するやりとりがどんどん増えていくケースが多くなるだろう。歯の矯正や美容整形が10割負担の治療であるのと同じ扱いの「治療」が大学病院などで始まるようである。
要するに、貧乏人(10割負担の治療を希望しない人)は大学病院などで治療してもらいにくくなるだろう。10割負担の治療がどんどん大学病院などで導入されていく話である。保険治療の人(現在、70歳以上の人は1割負担で治療してもらえる)は、小規模病院へ行かねばならない、という雰囲気が広まっていくだろう。医療の差別化時代への突入である。
私の単なる予想なので、外れてくれればいいのだが…。
日本医師会の懸念はTPP参加とともに現実のものになる可能性が高い。国民皆保険制度は「形だけは守ったように」なっても、実質は骨抜きにされてしまうであろう。その結果、「グローバル化」・「自由化」・「規制撤廃」の美名(?)のもとに、医療はアメリカ基準となっていき、気がついたときには「金持ちでなければ、または高額負担の民間医療保険に加入している者でなければ」、必要な治療が受けられない国になっていくことであろう。
現在のアメリカ(約5000万人のアメリカ人は医療保険に加入していないので、大きな病気をすると生活が破綻するようである。無茶苦茶高額な治療費がかかる国だから。)やTPP参加の国々(アメリカほどひどくはないが、国民皆保険制度はない国々である)の実態がそうであるから。「国民皆保険制度」があるのは日本だけなので、TPP参加国と同一歩調を求められる危険性のある問題が、無傷(国民皆保険制度がまったくそのまま守られる)であるとは、誰が保障できるのであろうか? 日本政府でしょうか? 私は信じられませんね。 結局「実質、国民皆保険制度は骨抜きにされる」と予想しています。
では、どうすれば良いのでしょうか? 答えは、TPP条約が政府によって推進していっても、「国会で批准しない」ことしか、対策はありません。現在、国会議員の約7割がTPPに賛成しているようですので、批准されそうな勢いです。しかし、国会議員が入れ替われば、批准されない可能性はあります。TPPに反対している国会議員は、ほんとうは意外に多くいるのですが、今は黙っています。黙らせられているようです。
それらの議員たちが声を上げ始めると「批准されない可能性」はあるでしょう。
参議院選挙の成り行きを見守りたいと思っています。農業関係者や医療関係者などのTPP反対派勢力が参議院選挙でどういう動きをするかに注目したいと思います。
ちなみに、ブログ内容からお分かりのように、私はTPP参加に反対の考えです。
その記事によると、最後に承認したカナダのファスト国際貿易相は、朝日新聞に「後から入った国は、すでに決まったことを覆せない」と指摘している。
おそらく、これがTPP交渉の現実・実際のことであろう。
ところが、日本の国民向けには「交渉力で日本が不利にならないようにする」という幻想をマスメディア利用で垂れ流すことであろう。すでに、アメリカ・豪州・カナダなどが有利になっている話ばかりで、日本が不利になる情報がぱらぱらと漏れだしている。それらは、小さな記事やニュースの扱いにして、マスメディアも(TPP推進に賛成だから)政府に協力的である。危険な状況だ。
(このブログで繰り返し書いているが)せめて「日本医師会・日本歯科医師会・日本薬剤師会がTPP参加に反対している理由」を大々的に報道してほしいものである。TPP参加と「医療問題・医療保険問題・薬価格問題」がどのように関係しているかを、(または、関係していないのなら、その実体を)国民に分かりやすく伝えるべきなのだ。それを避けている政府・財界リーダー・マスメディア。これら3者のTPPに対する姿勢が気になる。
以下、日本医師会のTPPに対する考えを(長いので、部分的だが)コピーしてみました。日本医師会の反対理由がお分かりいただけると思います。参考にしていただきたい。
(日本医師会会長より)
・・・・。 TPP に新たに参加する国に対しては、
①合意済みの部分をそのまま受け入れ、議論を蒸し返さないこと、
②交渉の進展を遅らせないこと、
③包括的で高いレベルの貿易自由化を約束すること、
という条件が付されていることも判明し、TPP 交渉で日本の公的医療保険の給付範囲が縮小する懸念はなおも消えません。
日本医師会は、かねてから、将来にわたって国民皆保険を堅持することを強く求めると同時に、ISD 条項により日本の公的医療保険制度が参入障壁であるとして外国から提訴されることに懸念を示して参りました。
今後、日本はTPP 交渉に参加して議論をすることになりますが、日本医師会は、世界に誇る国民皆保険を守るために、第1 に公的な医療給付範囲を将来にわたって維持すること、第2 に混合診療を全面解禁しないこと、第3 に営利企業(株式会社)を医療機関経営に参入させないこと、の3 つが絶対に守られるよう、厳しく求めていきます。もし、日本の国益に反すると判断された場合は、TPP 交渉から速やかに撤退するという選択肢も持つべきです。
政府におかれましては、TPP 交渉において、国益を損ねることのないよう、全力で外交交渉に当たられることを強く望みます。
以上、「日本医師会」のTPP交渉参加に対する考え方。
今日までの情報をふまえて、私なりに今後を予想してみることにしましたので、参考にしてください。
日本医師会が懸念(太字部分)していることは、今現在(TPP交渉に参加してもいない段階なのに)生じている気がする。
例えば、10割自己負担の診療(=自由診療)を大学病院などの大規模病院で増やしていくという方針のニュースが先日流れた。国民皆保険をつかえない治療(高度治療・高度検査)を増やしていくという方針である。もう少しすれば、「この治療や検査は保険が使えませんが、治療してもよろしいでしょうか?」ということを担当医師から聞かされることになるであろう。現在でもそういう治療費用に関するやりとりが(一部の治療費=美容整形費用など)あるのだが、今後はそういう治療費用に関するやりとりがどんどん増えていくケースが多くなるだろう。歯の矯正や美容整形が10割負担の治療であるのと同じ扱いの「治療」が大学病院などで始まるようである。
要するに、貧乏人(10割負担の治療を希望しない人)は大学病院などで治療してもらいにくくなるだろう。10割負担の治療がどんどん大学病院などで導入されていく話である。保険治療の人(現在、70歳以上の人は1割負担で治療してもらえる)は、小規模病院へ行かねばならない、という雰囲気が広まっていくだろう。医療の差別化時代への突入である。
私の単なる予想なので、外れてくれればいいのだが…。
日本医師会の懸念はTPP参加とともに現実のものになる可能性が高い。国民皆保険制度は「形だけは守ったように」なっても、実質は骨抜きにされてしまうであろう。その結果、「グローバル化」・「自由化」・「規制撤廃」の美名(?)のもとに、医療はアメリカ基準となっていき、気がついたときには「金持ちでなければ、または高額負担の民間医療保険に加入している者でなければ」、必要な治療が受けられない国になっていくことであろう。
現在のアメリカ(約5000万人のアメリカ人は医療保険に加入していないので、大きな病気をすると生活が破綻するようである。無茶苦茶高額な治療費がかかる国だから。)やTPP参加の国々(アメリカほどひどくはないが、国民皆保険制度はない国々である)の実態がそうであるから。「国民皆保険制度」があるのは日本だけなので、TPP参加国と同一歩調を求められる危険性のある問題が、無傷(国民皆保険制度がまったくそのまま守られる)であるとは、誰が保障できるのであろうか? 日本政府でしょうか? 私は信じられませんね。 結局「実質、国民皆保険制度は骨抜きにされる」と予想しています。
では、どうすれば良いのでしょうか? 答えは、TPP条約が政府によって推進していっても、「国会で批准しない」ことしか、対策はありません。現在、国会議員の約7割がTPPに賛成しているようですので、批准されそうな勢いです。しかし、国会議員が入れ替われば、批准されない可能性はあります。TPPに反対している国会議員は、ほんとうは意外に多くいるのですが、今は黙っています。黙らせられているようです。
それらの議員たちが声を上げ始めると「批准されない可能性」はあるでしょう。
参議院選挙の成り行きを見守りたいと思っています。農業関係者や医療関係者などのTPP反対派勢力が参議院選挙でどういう動きをするかに注目したいと思います。
ちなみに、ブログ内容からお分かりのように、私はTPP参加に反対の考えです。
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2013/4/12
「韓国の若者失業率」 つれづれ思うこと
世界の国々の「失業率」について考えてみる。
(2012年末時点のデータより)
ギリシャ=27% スペイン=26.1% ポルトガル=16.5% イタリア=11.2% フランス=10.6% アメリカ=7.8% イギリス=7.8% ドイツ=5.3% これらに対して 日本は? 日本=4.1% とのデータである。
ギリシャやスペインでは、4人に1人が失業者。ということは、予想するに、若者の失業率は約50パーセントぐらいの状況だろう。
日本でも若者(15歳~24歳)の失業率=9.1%とのデータである。お隣の韓国でも若者の失業率=9.8%のデータである。 現在の韓国でも、「正規職」に採用されて働いている若者が減ってきているようである。つまり「非正規職」「派遣社員」の増加である。参考例だが、「(韓国の)放送局の職員の8割が非正規職」・「ほとんどの人が2年手前で雇い止め」だと、(朝日新聞の)記事に書いてあった。2年以上雇うと「正規社員にしなければならない法律」に触れるので、2年手前で契約が切れるようにしているのだろう。
よく似た話だが、こういうことは日本でも起こっている。私が知っている「教師の世界」でも同じようなことが(7、8年前から)すでに起こっている。
「最大3年契約の教師(身分は契約講師)」の増加である。4年目から「正規の教師に昇格」させなければならないので、3年で雇い止めになる教師(講師)たち。今や、日本全国の学校で(私立学校でそういう教師が多いように思われる)そういう立場の教師が増えたことであろう。実態はわからないが、予想はできる。
最大3年契約の教師がどれぐらいいるかという情報をオープンにする学校はほとんどないであろう。学校の「マイナス面」であるから。
こういうことは生徒や保護者にもわかりにくはずである。働いている者同士(同僚の教師間)でさえもわかりにくいから。そういうことに敏感な人なら、すぐに気付くであろうが。「その先生が3年でいなくなって」やっと気づく場合があった。(実は、とんまな私である。)
民間企業においては、もっと過酷な状況なのであろう。(民間企業のことについては本などで実態を知るぐらいで、現実を知らない私。)
日本・韓国どちらの国も、若者の「正規社員」への道はだんだん苦しくなってきているようである。失業率4.1%の日本でさえ、こういう現実に若者たちが苦しみだしている。
諸外国の失業率から想像するに、「貧富の差」・「勝ち組と負け組の差」は、ものすごいことになっているのであろう。
韓国での言葉に「三放世代」という言い方があるそうだ。非正規職で働く20代を「88万ウオン(7万7千円)世代」と名づけられた。その世代の別名が、「三放世代」。つまり、「恋愛」「結婚」「出産」の三つを放棄せざるをえない世代だとのことである。悲しい現実である。
アメリカとのFTA条約後、「サムスン」と「現代自動車」に正規採用された人以外は「負け組」になってしまい、若者たちの状況はさらに悪化しているようである。「生きること」も放棄せざるえないということから『四放世代』という言葉もささやかれ始めているらしい。あまりにも、あまりにも悲しい言葉である。
さて、日本の将来はどうなっていくのであろうか?
FTA条約よりも厳しい縛りを課されるTPP。TPP推進一派が、調子にのって、TPPがうまく運んでいるような報道ばかり流しているが、(ちなみに、マスメディアもTPP賛成の立場だから、しかたがないかも・・・)アメリカの狙いに気づかされたときに、国民は後悔する気がしてならない。
農業関係者は、現在、こういうこと(TPP推進がはっきりした)になっていっているのに、次の選挙でも自民党に一票入れるのであろうか? 「TPPを推進しない党=自民党」と信じた人が多いはず。 現在に至っても、騙されていることに気づかないのかなあ?
うーん、わからない。
(2012年末時点のデータより)
ギリシャ=27% スペイン=26.1% ポルトガル=16.5% イタリア=11.2% フランス=10.6% アメリカ=7.8% イギリス=7.8% ドイツ=5.3% これらに対して 日本は? 日本=4.1% とのデータである。
ギリシャやスペインでは、4人に1人が失業者。ということは、予想するに、若者の失業率は約50パーセントぐらいの状況だろう。
日本でも若者(15歳~24歳)の失業率=9.1%とのデータである。お隣の韓国でも若者の失業率=9.8%のデータである。 現在の韓国でも、「正規職」に採用されて働いている若者が減ってきているようである。つまり「非正規職」「派遣社員」の増加である。参考例だが、「(韓国の)放送局の職員の8割が非正規職」・「ほとんどの人が2年手前で雇い止め」だと、(朝日新聞の)記事に書いてあった。2年以上雇うと「正規社員にしなければならない法律」に触れるので、2年手前で契約が切れるようにしているのだろう。
よく似た話だが、こういうことは日本でも起こっている。私が知っている「教師の世界」でも同じようなことが(7、8年前から)すでに起こっている。
「最大3年契約の教師(身分は契約講師)」の増加である。4年目から「正規の教師に昇格」させなければならないので、3年で雇い止めになる教師(講師)たち。今や、日本全国の学校で(私立学校でそういう教師が多いように思われる)そういう立場の教師が増えたことであろう。実態はわからないが、予想はできる。
最大3年契約の教師がどれぐらいいるかという情報をオープンにする学校はほとんどないであろう。学校の「マイナス面」であるから。
こういうことは生徒や保護者にもわかりにくはずである。働いている者同士(同僚の教師間)でさえもわかりにくいから。そういうことに敏感な人なら、すぐに気付くであろうが。「その先生が3年でいなくなって」やっと気づく場合があった。(実は、とんまな私である。)
民間企業においては、もっと過酷な状況なのであろう。(民間企業のことについては本などで実態を知るぐらいで、現実を知らない私。)
日本・韓国どちらの国も、若者の「正規社員」への道はだんだん苦しくなってきているようである。失業率4.1%の日本でさえ、こういう現実に若者たちが苦しみだしている。
諸外国の失業率から想像するに、「貧富の差」・「勝ち組と負け組の差」は、ものすごいことになっているのであろう。
韓国での言葉に「三放世代」という言い方があるそうだ。非正規職で働く20代を「88万ウオン(7万7千円)世代」と名づけられた。その世代の別名が、「三放世代」。つまり、「恋愛」「結婚」「出産」の三つを放棄せざるをえない世代だとのことである。悲しい現実である。
アメリカとのFTA条約後、「サムスン」と「現代自動車」に正規採用された人以外は「負け組」になってしまい、若者たちの状況はさらに悪化しているようである。「生きること」も放棄せざるえないということから『四放世代』という言葉もささやかれ始めているらしい。あまりにも、あまりにも悲しい言葉である。
さて、日本の将来はどうなっていくのであろうか?
FTA条約よりも厳しい縛りを課されるTPP。TPP推進一派が、調子にのって、TPPがうまく運んでいるような報道ばかり流しているが、(ちなみに、マスメディアもTPP賛成の立場だから、しかたがないかも・・・)アメリカの狙いに気づかされたときに、国民は後悔する気がしてならない。
農業関係者は、現在、こういうこと(TPP推進がはっきりした)になっていっているのに、次の選挙でも自民党に一票入れるのであろうか? 「TPPを推進しない党=自民党」と信じた人が多いはず。 現在に至っても、騙されていることに気づかないのかなあ?
うーん、わからない。
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2013/3/10
「戦後の大地震」 つれづれ思うこと
被害の大きかった大地震
1番は「東日本大地震」 2番が「阪神淡路大地震」 3番は・・・
実は、「福井大地震」である。
この地震が世間で話題になることはほとんどなくなったが、私にとっては、「心の中で記録されている地震」なのである。
福井大地震が発生したのは、1948年(昭和23年)6月28日である。私が生まれたあくる日のことである。
0歳児の私が地震を覚えているわけはない。しかし、石川県で生まれた私に、その時の恐ろしさを、母は何度も何度も話してくれた。話さずにはいられなかったのであろう。子ども心に(大人になってからも何度も)聞かされ続けると、その地震は「心の中で記録されている地震」になっていった。
母は、誕生まもない私を守るために必死であったとのことである。いつの時代も、「母」は命がけで子を守るものだと思う。わが母も私を命がけで守ってくれた。その母はすでにこの世にいないが。
地震が話題になるとき、ふっと「福井地震と母」のことが浮かんでくるときがある。ぜんぜん記憶のない地震なのに・・・。不思議だ。
阪神淡路大地震が起こるまでは、「戦後最大の地震=福井大地震」であった。
福井大地震での死者=3800人足らずで、全壊家屋は約35000戸。国鉄(現JR) の福井市周辺線路はぐにゃぐにゃで、鉄筋コンクリート造りの建物ですら崩壊した。被害の大きい直下型地震であった。(以上、資料による)。
明日は、東日本大地震発生から2年目の日である。
亡くなられた方々のご冥福をあらためてお祈りいたします。
また、2年経過しても苦労されている方々のことを思い、義援金箱に入れさせていただきます。(私にできる、ささやかな協力です。)
原発反対運動も微力ではありますが、続けていこうと決意しております。福島の方々の傷みを忘れないように。
1番は「東日本大地震」 2番が「阪神淡路大地震」 3番は・・・
実は、「福井大地震」である。
この地震が世間で話題になることはほとんどなくなったが、私にとっては、「心の中で記録されている地震」なのである。
福井大地震が発生したのは、1948年(昭和23年)6月28日である。私が生まれたあくる日のことである。
0歳児の私が地震を覚えているわけはない。しかし、石川県で生まれた私に、その時の恐ろしさを、母は何度も何度も話してくれた。話さずにはいられなかったのであろう。子ども心に(大人になってからも何度も)聞かされ続けると、その地震は「心の中で記録されている地震」になっていった。
母は、誕生まもない私を守るために必死であったとのことである。いつの時代も、「母」は命がけで子を守るものだと思う。わが母も私を命がけで守ってくれた。その母はすでにこの世にいないが。
地震が話題になるとき、ふっと「福井地震と母」のことが浮かんでくるときがある。ぜんぜん記憶のない地震なのに・・・。不思議だ。
阪神淡路大地震が起こるまでは、「戦後最大の地震=福井大地震」であった。
福井大地震での死者=3800人足らずで、全壊家屋は約35000戸。国鉄(現JR) の福井市周辺線路はぐにゃぐにゃで、鉄筋コンクリート造りの建物ですら崩壊した。被害の大きい直下型地震であった。(以上、資料による)。
明日は、東日本大地震発生から2年目の日である。
亡くなられた方々のご冥福をあらためてお祈りいたします。
また、2年経過しても苦労されている方々のことを思い、義援金箱に入れさせていただきます。(私にできる、ささやかな協力です。)
原発反対運動も微力ではありますが、続けていこうと決意しております。福島の方々の傷みを忘れないように。