・タンジーTansy たんじー
キク科、北欧原産で草丈70cm~1.5mの多年草、葉は、互生し長径10~15cmの羽状複葉で鋸歯、花は、先端で枝分かれして花径が1cmほどの黄色の花が8~10月に咲く。
日本には、明治時代に渡来し、北海道に分布、和名をエゾヨモギギク(蝦夷蓬菊)という。西洋では台所の入り口に植えられ、アリなどの虫除けとして使用してきた。
葉や茎、花の全体に毒性を持つ成分が含まれ、ドライフラワーやポプリ、染料としても用いている。
漢方で頭花のみを採取し、食欲増進・健胃・回虫駆除などに煎じて服用する。
蓬に似た香りで精油をタンジーオイルとして防虫剤・湿布にも使われるが毒性が強く、誤食で、けいれん、嘔吐、重篤(じゅうとく)になると、呼吸困難、多臓器不全に陥(おちい)り死亡することもある。
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