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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[オリンピック選手の食事]食生活について語ろう

2021年07月09日 | 美容ダイエット

・オリンピック選手の食事Foods for Olympic sportsman 
東京オリンピックは7/23(金)~8/8(日)、パラリンピック8月24日(日)~ 9月5日(日)までに開催します。
 オリンピック開催期間中は一般の人が選手村へ入ることはできないようです。
 東京オリパラ選手会場での食事は、どのようになっているのでしょうか?
GAP認証が、東京大会の食材調達の要件となり注目を集めています。
GAP(Good Agriculture Practice:農業生産工程管理)とは、より良い農業を進めるための取組で、GAP(ぎゃぷ)は農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みのこととしています。
食の安全や環境保全に取り組む農場に与えるGAP認証制度には、世界基準のFood Plus Gmb H(ドイツ)主体の「GLOBALGAP(青果物について承認)」、日本GAP協会が展開する「JGAP」、「ASIAGAP(青果物、穀物、茶について承認)」です。
スライド 1 (maff.go.jp)より


○食品安全
・ 照明器具の破損による異物混入を防ぐため、例えば、蛍光灯にカバーをつけるなど、破損時の飛散防止対策をしている。
・ 作業場所で飲食をする場合は、飲食後に清掃し、又は必要に応じて殺菌をして農産物の衛生に影響がないようにする。
○環境保全
・ 農産物の洗浄後の廃水は、残さを網などで除去した上で排水する。
・ 電気や重油、灯油等のエネルギー使用量を把握し、温室効果ガスである二酸化炭素の発生抑制と省エネルギーに努める。
○労働安全
・ ほ場や道路、施設全体の危険な箇所や危険な作業の点検を年1回以上行う。
・ 事故発生時のケガに備えて、清潔な水や救急箱がすぐに使えるようになっている。
○人権保護
・ 労働者を雇用している場合、休憩時間や作業場の照明の明るさ、有給休暇の取得やメンタルヘルスなどについて、年1回以上話し合いをし記録する。
○ 農場経営管理
・ 農場や資材管理、労務管理等の各部門の責任者がわかる組織図をつくり、担当者を明確にする。
○その他
・ 種苗や資材を購入する際には、購入元業者の信頼性の確認を行っている。
としています。
東京オリンピック・パラリンピックの選手村食堂の食材にGAP認証が求められたことを契機に環境や安全を重視する消費者のニーズも高まっており、食品大手や小売りなど企業は農家取得支援しています。そして安全認証の農産物の調達が本格化しています。
企業ではGAP認証農産物の調達を進めています。
「グローバルGAP」認証を取得した農場でつくられた農産物であることを示すラベル を商品に付けることにより、承認された農産物を店頭で簡単に選べる取り組みを行なっています。
GAP取得や企業の認証農産品の調達拡大は加速しているもののGAP取得は、コスト面などのハードルも高いなど課題があり、取得農家は、先ごろまで取得が進んでいませんでした。
農林水産省が東京オリンピック・パラリンピック競技大会にGAP認証取得農産物等の十分な出荷量確保などを目標に取得を推進していることなどから、安全認証の農産品の調達拡大の動きは加速していくとみられています。
東京オリパラ大会の主役は競技大会に参加する選手であり、選手が大会期間中に良好なコンディ ションを維持し、最高のパフォーマンスを発揮する上で、飲食提供の果たす役割は大きいといえます。
このため、選手が栄養管理を徹底した飲食を提供します。
スポーツ栄養の専門的知識を取り入れたメニューを作成し、選手の嗜好を考慮した飲食スタイルなどを可能な限り取り入れ、 必要なエネルギーや栄養素を摂取できる献立作成、栄養相談などが行われます。
選手が実力を発揮できるように、文化的、食習慣、宗教的背景の異なる選手のために、世界各地の食事メニューを準備、それぞれコーナーを分けて提供し、効率よく食事が摂れるよう、各種の調味料を豊富に取りそろえられます。
試合期には、エネルギー源となる、炭水化物の摂取が重要になります。日本人の場合には「おにぎり」や「もち」など、非常に親しみやすいメニューがありますね。今回のオリンピックでも、「おにぎり」は活躍しそうです。いろいろな具と合わせて食べることで、ナトリウムなどの電解質の補給にもなります。バナナも食べやすく人気が有ります。
東京オリンピック・パラリンピック、競技会場の食事は、選手が試合前に口にする食事なので競技ごとに特色が別れた提供がされるようです。
体調管理が必要な競技や十分なカロリーを必要とする競技など、様々な選手の異なるニーズにあったもをの提供することが求められます。
2008年の北京五輪金メダルの女子ソフトボールチームを栄養指導した神奈川県立保健福祉大の鈴木志保子教授らが講師を務め「発育、発達期の栄養状態や睡眠状態、どのような運動をしてきたかで骨格は決まる」と説明し、具体的な競技名を列挙して筋肉の付き方の差を示したようです。
エネルギー摂取については「エネルギーは体の“給料”。給料以上に使うと何かを節約しなければいけない。そうなると酸素を送ることを節約し、ヘモグロビンを作る量が減ってパフォーマンスが落ちる」と強調しています。
さらに試合前後の食事方法や、熱中症を予防する水分補給のやり方などの講演のようでした。
今回の東京オリ・パラ選手村内の食堂運営を事業給食大手のエームサービスで、契約金額は62億3470万円、大会期間中、選手やスタッフなどに約140万食を提供とのことです。
今回は和食も提供し、日本の食文化を発信していきます。
選手、観客、スタッフ等にそれぞれの食習慣に配慮した多様なメニューを用意することとしています。 

 

 


 ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 

 


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