-196℃の部屋

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パリトキシン関係の論文をゲットした(`・ω・´)

2010-02-12 23:33:24 | 学校
ろんぶんげっとふらいでー\(`・ω・´)/

どうでもいいですが、最近の記事は全部タグが「食べ物」になってますね(ぉ
せっかくいくつか分けてるんだから有効活用しろって話ですが、まぁ気にしちゃいけません(ぉぉ

さておき、今日のTVSPのルパンは、やっぱり面白かったですね!
意外な接点を持っていたローマと風魔。
そしてローマは16世紀にはレーザー技術を持っていてもおかしくはなかった(`・ω・´) とか言ってるんですから、侮りがたしヨーロッパ、って感じなわけですよ。
つかダヴィンチの弟子は何やってるんだよ…
ただ、オチがやたらとアッサリしてる気がしたのは気のせいなの?
とりあえず「いぬがぁ!」の人がミニブラックホールに吸い込まれて、ルパンも生還。
銭形:「生きていたのか、ルパン…」 ルパン:「そりゃこっちのセリフだ」
的なこと言ってEDですよ!
いくらED画面で「不二子ザマァwww」になってもそれは当たり前なことだし…
うむむ、全体的に内容がハチャメチャしてただけに、少し物足りない感を感じたのでした。

さて、話は変わって。
パリトキシンの論文関係を3部ほど引いてきたよ!(>ω<)
ちなみにパリトキシンってのはこんなのだ → パリトキシン - Wikipedia

この前書いたとおりイカツイ構造ですね( ・ω・)
とりあえず、ここにあったリンクのJACSの論文を引いてみたところ、“Synthesis of Palytoxin from Palytoxin carboxylic Acid”なるタイトルが。
確かにパリトキシンを合成してる論文ぽいけど、すでに出発原料にパリトキシンぽいものが…
これが「パリトキシンカルボン酸」というやつらしく、パリトキシンそのものとよく見比べると、末端部分の構造が確かに違う!
「パリトキシンカルボン酸」はカルボン酸言うだけあって、末端部分がカルボン酸になってるのに対して、「パリトキシン」は末端部分が「N-アシルビニル尿素」なるものになっていた。

つまり、Wikipediaに載っていたリンクの論文は、カルボン酸をN-アシルビニル尿素に変換しているだけなのであった!

うーむむ、確かに合成はしてるけど、構造の先っちょだけでしょ?
じゃあこの「パリトキシンカルボン酸」はどうやって合成してるのさ! と思い、リファーを引いてみたところ、JACSで“Total Synthesis of Palytoxin Carboxylic Acid and Palytoxin Amide”なる論文を発見。

パリトキシンカルボン酸の全合成キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!
とわくてかしながらアブストを読むと…
「パリトキシンカルボン酸の全合成はフルプロテクトされたパリトキシンカルボン酸からできますた」
と。フルプロテクトされたパリトキシンカルボン酸( ・ω・)?
続きを読むと
「フルプロテクトされたパリトキシンカルボン酸は、8種類の保護基を用いて、全42ヶ所のOH基を保護しています」と。
どうやら、この42個の保護基を全てはずしてパリトキシンカルボン酸を作ったらしい。
てか反応が全部脱保護…これだけでJACSの論文になるのか…

じゃあ次は、この「フルプロテクトされたパリトキシンカルボン酸」はどうやって作るの?
って話になるわけで。
そしたら、この脱保護論文のすぐ前に“Total Synthesis of a Fully Protected Palytoxin Carboxylic Acid”という論文が。

こうしてようやく、主要骨格を作っている論文にたどり着いたのであった。
これを見ると、どうやら8つの構成ブロックになる分子を繋げて作ってるらしい。
ただ、この構成ブロックの分子も明らかに作った感じなのよね…
だから、こいつらを合成した論文もありそうな気がするんだ…まだちゃんと読んでないからわからんけど。

とりあえず、このレベルになるといろいろめんどくさすぎて、「よくやる気になったもんだい」と感心するだけなのでした。
ついでに、パリトキシンの構造決定した論文はPart1~4まで4部ほど見つけますた。
さすがに引かなかったけどな!

あと、Wikipediaは脱保護論文とフルプロテクト全合成の論文ぐらいはリンクに張っておいた方がいいんじゃね? って思いつつ…

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