漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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秋の養生・のどがかさついてきた

2012-09-26 | 秋の養生法

喉がかさついてきたので漢方薬でケアしたいと来局された女性(声を使う職業)
少々炎症もあるようでしたので養陰清肺と板藍のど飴を利用していただくことにしました。

関東地方は急に涼しくなり、体も急に秋の症状に見舞われているようです。

「西風粛殺、これに感ずるものは多く風燥を病む」

秋を方位に当てはめれば西。したがって「西風」は秋風、「粛殺」とは秋の気が草木を枯らすこと。
つまり
「秋は草木を枯らしてしまうほど乾燥しているので、人も乾燥する疾患にかかりやすい。」
風は肺から入るので、のどの渇き、声がれ、空咳、しつこく続くせきやたん、など喉や肺の症状に悩まされやすくなります。

酸味と甘みの食材を一緒に使うと潤いが生まれるといわれます。(酸甘化陰)
今は梨がちょうど旬。逃さず食べましょう。ゴマや白木耳(シロキクラゲ)もよい食材です。
夜は「陰」の時間。睡眠不足は陰分を消耗します。秋の夜長はゆっくり休みましょう。
ふだんから麦味参顆粒や百潤露などを服用しておくのがいいですね。


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