遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

報告:札幌オーギリング 九月興行'17『グリン オブ トライアンフ』

2017-09-04 00:31:44 | 報告!

2017/9/3

札幌オーギリング『グリンオブトライアンフ』に参加してきました。

休止興行は休止興行ならではの盛り上げ方があるはずなので、通常営業のオーギリングはおそらく今回がラストだと思います。

一ファンとして観戦しているうちに「あいつに大喜利やらせたらおもしろいんじゃないか」というノリで誘われ、スポット参戦だと思っていたら、いつのまにかレギュラー参戦になっています。

ふだん自分が代表をやっている団体(エンプロ)でも前説以外で舞台に上がることはないので、世の中ホントに何がおこるかわからないものです。

今回、遠藤は一部の「サバイバルローテーション式オーギリング」、二部の「ローテーション式上の句下の句大喜利」の二試合に参戦しました。

「サバイバル~」は、時間に追われるプレッシャーこそあるものの、やってることは通常の大喜利なので、回答自体にはそれほど困りませんでした。

ただ、ゼニャ選手の圧力がすさまじく、一番影響の受けにくい回答順だったにもかかわらず、強風に煽られるように中盤で脱落してしまいました。残念。

ただ、盛り上がりを考えるとゼニャ優勝が順当だったなと思います(俯瞰で見るクセは職業病のようなものです)。

逆に心配なのが、二部のほうでした。

回答が自分ひとりではコントロールできないので、チームで呼吸を合わせられるかどうかが勝負の分かれ目です。

このあたりは、どうしても現場慣れしている役者さんや芸人さんのような人にはかないません。

ただ、自分の方針を鈴木さんがその場で汲み取ってくれて、尻上がりに面白くなっていったのがうれしかったです。

負けてしまいましたが、もう少し試合時間があれば、よりいい勝負ができたと思います。

体力的にはかなりぐったりましたが、経験したことのない刺激があったのも確かでした。

さて、いよいよ11月をもって、オーギリングが休止します。

ファンという立場と矛盾するようですが、遠藤は休止を歓迎しています。

休止を迎えることで、はじめてオーギリングという大河ドラマの全貌を知ることができるからです。

(長期連載しているマンガのうち、どれだけの作品が幸せなエンディングを迎えられるか考えると想像しやすいと思います)

少しでもお役に立てるよう、しっかりコンディションを整えてその日を迎えたいと思います。

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報告:札幌オーギリング 七月興行'17『フラッシュ・ギグル』

2017-07-16 22:29:11 | 報告!

2017/7/16

昨日の札幌オーギリング『フラッシュ・ギグル』に参加してきました。

第二部の第一試合でした。

前座なんて言い方もありますが、第一試合とは興行の一番槍。興行の流れを左右する重要な役割です。

前回のオーギリングマニアⅡがふがいない内容で、実はかなり落ち込んでいたんですが、今回は安藤友樹くんとのタッグが思いのほか調子よく、手ごたえを感じました。

彼は典型的な「気は優しくて力持ち」タイプなので、他の人を押しのけてまで前に出る感じではないのですが、自分はもっと引くタイプなので、相対的に彼に注目が集まってくれたらいいなと思っています。

大喜利の腕もあがってますし、縁の下の力持ちで終わってほしくないですね。

ちなみに演者の立場では休止前ということをあんまり気にしていません。

ゴールを意識してブレーキを踏むようなことはしたくないので、多少収まりが悪くても全力で走り抜けたいと思います。

きれいにまとめるのはGMにおまかせします。

興行全体としては、混沌とした回答が多く、お客さんの反応も良かったことから、勢いと混沌の循環が起きてました。

会場内はきちんと冷房がきいているのですが、自分は当日の「暑さ」と無関係ではないと思っています。

ライブってこういうこともあるからおもしろいです。

次回は9月。もうちょっとお客さん入っててもいいんじゃないかと思っています。

また、よろしくお願いいたします。

※物販の下敷きをいただきました。表情すごいね、みんな。

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報告:即興組合『シアタースポーツ』

2017-07-04 00:36:47 | 報告!

2017/7/3

即興組合『シアタースポーツ』が無事終わりました。

今回は、即興組合と劇団リベラルシアターが団体対抗戦を行いました。

遠藤は、各作品を採点するジャッジとしての参加です。

指名されたのは「ストーリージャッジ」なので、作品の物語性を評価します(えらそうに…)。

戦いの様子はフェイスブックの即興組合ページで確認できます。

結果、全部あわせて38作品の採点をしたわけですが、今回はこういう基準でやってましたので、開示しておきます。(自分が担当したストーリーの他に、エンタメとテクニカルジャッジがいて三人で点数をつけます。)

0点…ヒールとしての見せ札。実際にはほぼ使わない。

1点…ストーリーが破綻している。

2点…ストーリーは成立しているものの、わかりにくい。

3点…ストーリーが成立しており、わかりやすい。

4点…ストーリーが成立しており、作話上の工夫も見られる。

5点…短編作品として評価できる。

物語性をつけるのが困難なルールの場合は基礎点を2点として物語性が見出せれば加点していく方法をとりました。「物語性がない=0点」でもいいのかもしれませんが、ルール選択の幅が狭くなりそうなので避けました。

結果、全体的に2~4点という、採点者としてはかなり日和った点数に終始していたのですが、5点も2回出せたので満足しています。

ちなみにそのうちのひとつは即興組合の『クリスマス』(7/1 14時)という作品。タイムワープというルールを用いて、クリスマスの一日を中心に、平凡な家族のやりとりを人生賛歌に仕立てました。

もうひとつは劇団リベラルシアターの『テッシュ』(7/2 14時)。形式はミュージカル。役者陣の熱量の高さはもとより、ティッシュという小道具を、序盤と終盤で異なる使い方で見せたところが巧いと思いました。

面白い作品はほかにもたくさんあったのですが、物語性が無い作品には高得点がつけられないので、なかなか悩ましい作業でした。

かなり集中して見たので、何もしていないわりに疲れましたが、また機会をいただけるなら参加したいです。

また、今回存在感を見せ付けた劇団リベラルシアターのように、いろんな団体がインプロの場に挑戦してくる様子をついつい想像してしまいます。

役者さんがインプロから学べることは多いような気がしているので、色んな人に興味を持ってほしいと思う公演でした。

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報告:札幌オーギリング『オーギリングマニアⅡ』

2017-06-14 00:06:37 | 報告!

2017/6/13

札幌オーギリングの三周年記念興行『オーギリングマニアⅡ』に参加してきました。

今回は新設されたヘビー級のベルトを争うリーグ戦に出場です。参加資格は90kg以上。

佐々木さん、安藤友樹くんといったお馴染みの巨漢ファイターに、ロシア人ファイターのゼニャ、そして自分。

自分も96kgあったので間違いなく規定内なんですが、それでも安藤くんとは20kgくらい違うそうなので、やっぱり見劣り感は否めません。

いつもの格好だとヘビー級っぽくないので、フィジカル重視の市民ランナースタイルに変えてみたんですが、焼け石に水。

むしろ、ノイズになってしまったかなと反省しております。

おまけにゼニャも絶好調で、手がつけられませんでした。

強いて言えば、最後までヘビー級の実感のないまま戦ってしまったのが敗因だったような気がします。 

そして、今回も販売パンフにコラムを書かせていただきました。

前回のようにシェイクスピアの引用で語ろうと思えばいくらでもできるんですが、新鮮さに欠けるんで、古代演劇でお馴染みのギリシアを裏テーマに書いてみました。

今後もできるだけ大仰にオーギリングを表現していきたいと思います。

そんな個人の反省はともかく、興行自体は盛り上がりました。

特にメインの4WAYマッチ。

出場選手4人が、ほとんど間をおかず、25のお題に次々と答えていく形式。

面白い回答を楽しむのはもちろんですが、限界まで脳を削る過酷な形式に選手たちが抗う様が大きな見所でした。

実は練習で自分もこの形式でやってみたんですが、翌日まで偏頭痛が取れませんでした。これ、ほんと大変。

 

年内で休止のお話は残念ですが、それほどネガティブには捉えていません。

むしろ、余力のある今だからこそできる選択だと思います。

それに、こんなに大喜利大好きな人たちが、大喜利をやめられるわけがありません。

どのような形式になるかわかりませんが、休止しても近いうちに新生オーギリングの姿を見せてくれると思います。

ひとまず11月興行まで、市民ランナーらしく、自分なりに淡々と走り続けたいと思います。

どうもありがとうございました。

 

※こんな地味な選手にも紙テープ投げてくれるお客さんがいらして、うれしかったです。感謝。

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報告「教育文化会館演劇フェスティバル2017 短編演劇祭 公開審査会」

2017-05-22 02:05:35 | 報告!

2017/5/22

去年に引き続き、教文短編演劇祭の台本審査会に審査員として参加させていただきました。

今年は、武田晋さん、小島達子さん、南参さん、イトウワカナさんと自分。

他の方々と比べて実績の乏しい自分ですので、他の方々より時間を使って作品を読み込み、調べること、印象批評にならないように良いところも悪いところもできるだけ具体的にお話しするよう心がけたつもりです。

個人的には「今年は第三回全日本もう帰りたい選手権ないんだな」とさびしがっていたんですが、『アフター10』なる後継作品が出てきたこと、そして去年まで第一回、第二回の「帰りたい選手権」を上演してきた劇団イチニノさんがまったく作風を変えて参加していたことに驚いたり喜んだりしています。

講評後、劇団名が判明した時は素直にびっくりしました。

言い足りない部分もあるので、各作品の講評メモはどこかで公開するかもしれません。

結局、台本では見えない部分もたくさんありますので、本番を楽しみにしたいと思います。

教育文化会館演劇フェスティバル2017 短編演劇祭

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報告:札幌オーギリング『スマイルバック』

2017-05-08 23:04:47 | 報告!

2017/5/8

昨日、札幌オーギリングに参加してきました。

第一試合、若者二人対中年二人の年の差タッグ対決。もちろん自分は中年側。

相手は澤田へそ太郎くんとぞえちゃん。若者とは言え、個人レベルでは最強クラスと目される二人が相手です。

実は結構楽観視していました。隙を見て取りこぼしを拾っていけば、いい勝負ができるかなと。

ただ、予想以上に若者二人に隙がなく、大差で負けてしまいました。

こちらも回答が滞っていたわけではないので、悔しいやら、頼もしいやら。

回答機会さえあれば、もっと面白い回答ができたのに残念です(終わったことだから強気)。

それでも、若手二人にパートナーの安楽さんを加えた四人で、大事な第一試合をしっかり盛り上げられました。

終わってからレフリー・解説の氏次くんにも試合内容を褒められました。これはうれしいもんです。

あと、開演前に、自分が販売パンフに書いたDVDレビューの内容をツッコんでくれたのもよかったです。

売り物に載せる文章ということで、いつものブログとはだいぶ雰囲気を変えているつもりです。

興味のある方は次回のオーギリングマニアでどうぞ。

すこしでも販売促進になっていればいいんだけど、どうなんでしょ。

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「観劇三昧・2017手のひらフェスティバル」に全力で参加してみた。

2017-04-11 01:07:53 | 報告!

2017/3/3

「観劇三昧・2017手のひらフェスティバル」という企画に、全力で参加してみました。

これは、演劇配信アプリ「観劇三昧」にて、各団体からエントリーされた81作品から、視聴者の投票に基づき、大賞や部門賞を決めようというイベントです。(詳細はコチラ

作品はパソコンやスマートフォンから見ることが出来ます。

 

フェスの応募期間は2/1から2/28まで。期間内で81作品中42作品視聴しました。

フルタイムで働く身としてはギリギリの視聴数でした。

視聴にあたって自分の中でいくつかルールを決めました。

 

「必ず400字程度の感想文を書くこと」

「必ずいずれかの部門賞に投票すること」

「暫定ランキング上位の作品はできるだけ避けること」

「配役がわかるものについてはメモを残す」

 

感想とメモについては、備忘録にしたいのと、ある程度責任感を持って観られるように。

投票は、自分もどちらかというと作品の提供側の人間なので、心構えとして上目線で優劣を語りたくなかったこと。

暫定ランキング上位の作品を避けたのは、イベントトップ画面に上位作品が表示されるので、上位の劇団がより有利になる仕組みだったように感じたからです。 

あ、あと、自分の活動エリアである北海道の2団体はひいきして選びました。

どちらも劇場で見ているし面白いのは知っているので、あえて映像で見ることにためらいはあったんですが、投票もしたかったし、結果、いろいろ発見もあってよかったです。

 
ただ、やはり他エリアの未知の強豪団体とたくさん出会えたのは刺激的でした。

過去作を見たことがあるのはたった5団体(yhs intro 宮川サキ一人芝居 笑いの内閣 シアターモンゴルカンパニー)。ライブだと3団体のみ。

全体の1割程度。あとはほぼ未知です。

こんなに知らない団体の作品を一度に見たのは初めてです。

しかも、フェスには「団体一推しの作品」が提供されるわけで、どの作品にも必ず見所があります。

自分の立ち位置を客観的に見られたのも重要なことでした。

 

各作品の上演時期は2007年~2016年、短い作品は20分、長いものだと2時間34分と、同じレギュレーションで比べるのは完全に無理があるんですが、こんなに幅広い作品を横一列に比べられるのもWEB配信ならでは。

一方で、集中力は劇場で見るより20%くらい減。

どうしても自宅で古いノートPCで見るとなると、作品だけに集中しにくい環境になってしまいます。

視聴から感想文を書くまでそう何時間もかけられないので見返すにも限界がありました。

 

こういうことを書いておいてなんなんですが、せっかくここまで観てきたのだから、自分なりのアカデミー賞をやりたいと思います。 

観ていない有力作品も多いし、自分でも「おまえごときが」という気持ちはありますが、この一ヶ月間で費やした時間に免じてお許しいただきたいです。

 

…とここまで書いたのが3月のはじめ。

 

それから、いろいろそれっぽいことを書いてみたものの、書けば書くほど、「お前は何様だ」という気持ちに押しつぶされてしまって、すっかり日にちがたってしまいました。

面白かった作品だから、別に悪口書くわけでもないのに、選ぶ行為だけでここまでしんどいとは。

 

このフェスでは、<芸術賞><エンタメ賞><笑える賞><感動賞><観劇ビギナー賞>の5つの部門賞がありました。

そもそも、芸術とは、エンタメとは、感動とはなんだ。

そんな大それた概念の定義付けから始めなきゃいけないのか。

 

作品ごとに、いずれかの賞を当てはめるのは難しくなくても、部門ごとに作品を選ぶのは大変です。

せっかくここまで見てきたし選びますけど。

でも、ひとつずつ振り返っていると時間がかかりすぎるので、作品名だけでカンベンしてください。

 

<芸術賞>

時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』

劇団 壱劇屋『SQUARE AREA』 

芸術的な評価とは、斬新さとか秩序とかそういうことだと思います。

 

<エンタメ賞>

ゲキバカ『0号(2014.ver)』

パノラマ堂『怪人坂の少女と、少女館の怪人』

見ている間、ずっと楽しく、退屈しない作品です。

 

<笑える賞>

オパンポン創造社『オパンポン☆ナイトvol.3~曖昧模糊~』

そのまんま、生理反応としてよく笑える作品です。

 

<感動賞>

匿名劇壇『二時間に及ぶ交渉の末』

笑いの内閣『名誉男性鈴子』

劇団ZTON『ティル・ナ・ノーグ ~太陽の系譜~』

実際は「泣ける」という意図なんだと思いますが、自分は作品を見て泣く感覚がよくわからないので、こういう本を書いてみたいという「憧れ」で代替しました。

 

<観劇ビギナー賞>

宮川サキ一人芝居『モダンtimes』

匿名劇壇『二時間に及ぶ交渉の末』

ほとんど現地で観劇したことのないので、「観劇三昧のビギナー」に最初にオススメしたい、時間短めの作品です。

 

大賞とかそういう大それた選出はなしです。上に書いている作品全部大賞です。

書いてない作品もおおむね大賞です。


まとめ。

もちろん、演劇は劇場で見るのが一番。

作り手は劇場で見たときに一番面白くなるように作るものだからです。 

しかし、「どんなにたくさん動画を見ようが一度の観劇体験に及ばない」というのも極端な話。

利用できるものは何でも利用して自分の創作に活かすのが本筋だと思います。

今、観劇三昧では600作品くらい見られるはずです。自分がこの期間で見た42作品なんて1割にもなりません。

たくさん見ればいいというものではありませんが、今後も色んな刺激をいただきたいと思います。

ちなみに、観劇三昧で特におもしろいのは、劇評の可能性が広がることだと思っています。

批評は、受け手が共通のテキストを持っていないと成立しないものです。

ライブである演劇は、見た人ごとに異なるテキストが残ります。

同じ演目の同じ回を観ていても、座席によって印象が変わることは珍しくありません。

この再現性のなさが演劇の面白さであると同時に、批評の敵でもあります。

だから、どうしても劇評というと印象論やポエム風の文章、知識の羅列になりやすい。

しかし、観劇三昧なら、誰でもほぼ共通のテキストで論じられます。

これはとても面白いことだと思います。

きちんとした劇評が書ける人が増えれば、演劇というジャンルがもっと豊かになるはずです。

自分も少しでもマシな感想文が書けるようにがんばります。

今後もよろしければお付き合いください。

 

おわり

 

観劇三昧:感想文一覧

 

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報告:札幌オーギリングの三月興行『ファニーアズヘル』

2017-03-20 23:35:12 | 報告!

2017/3/20

札幌オーギリング『ファニーアズヘル』が終わりました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

今回は一にも二にも及川選手。

大方の予想を覆し、王者楽太郎選手からベルト奪取に成功しました。

楽太郎くんは、うちの演劇に出てもらっている縁もあり応援していたのですが、今回は及川くんの勢いが勝っていました。

オーギリングという展開の読めない大河ドラマのなかで、彼がいちばん盛り上がるタイミングでしっかり王者になれたのは、とてもすごいことだと思います。

オーギリングを知らない人に説明するときに、いろんな表現の仕方があっていつも言葉に迷うのですが、今回はツイッターに「いい歳した大人が必死で大喜利バトルをするイベントです」と書きました。

プロのお笑い芸人さんはたくさんいますが、大喜利に特化してここまで必死な人たちは、日本中探してもそうそういないはずです。

及川選手が勝った瞬間、チームメイトが泣き、同期が泣き、リングアナまで泣いている。

ただの大喜利の結果でここまで感情を爆発させている人を見たことがありません。

こんな異常な空間が生まれたのは、みんな及川くんのこれまでの苦労と必死さを知っていたからだと思います。

演劇ではなかなか見られない生々しい感情が見られ、個人的にも大満足の興行でした。

 

なお、個人的な反省点もあります。

回答はまずまずだったものの、照明に足を当ててしまったり、回答の順番を間違えてしまったり、導線があやしかったりと、細かいミスが多かった。

こういうところで足を引っ張るようなことはしたくないので、あらためて気をひきしめて今後に活かしたいと思います。

 

あらためて、本日ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

次回は5月7日だそうです。またよろしくお願いいたします。

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報告・札幌オーギリング『正規軍興行』

2017-03-02 01:06:53 | 報告!

2/26に札幌オーギリングの上映会および正規軍興行に参戦してきました。

こんな愛想のない人間をいつも受け入れてくる運営と選手の皆さんには感謝しかありません。

お客さん的にはどうなんでしょう。邪魔だと思われていなければいいのですが。

ともあれ、おこしいただいた方、本当にありがとうございました。


上映会についてはゆるい雰囲気でした。

もうちょっと自由にふるまったほうが、めんどくさいおじさん感が出ておもしろかったかもしれません。

器用にふるまう能力がないなら、それなりの関わり方もあったはずです。反省。


上演会での個人的なメインイベントは、正規軍興行でのカード決めでした。

お客さんの前で、aWoとの5対5の団体戦およびクロスワード大喜利のカードを決めます。

希望があれば通りそうな雰囲気でしたが、自分の場合、誰と戦ってもそこまで斬新な組み合わせにはならないので、流れに任せました。


ただ、途中、客席がダレてきたような感じがしたので、テンポアップのため、中堅戦に名乗り出ることしました。

中堅の枠が空いていると思っていたんですが、微妙な空気になっていたので、そうではなかったようです。

空気の読み方を間違えました。反省。

中堅の菊池旭くんとの戦いは見る人が見れば相当ヒリヒリするカードですが、シンプルに大喜利の技量で戦える相手でもあるので、かみ合うと思っていました。


本興行での対抗戦は4対1で我々正規軍が勝ちました。圧勝と言っていいと思います。

唯一負けたのが自分だったんですが、接戦だっとことと、2勝0敗からの1敗だったことを考えると、またしても負けることが興行的にプラスになっていました。

なので、今回はあまり悔しくはなかったです。

それよりも、試合前の菊池くんのパフォーマンスに対して、うまくふるまえなかったことを猛烈に反省しています。


自分以外のことで言えば、若者3人によるチャンピオン挑戦者決定戦が面白かったです。

内容的にはやや安定感に欠けましたが、彼らのオーギリングへの本気さがきちんと表に現れていて、演劇では見られない生々しい感情が出ていました。皆さんはどうでしたでしょうか。


自分は感情をストレートに出せる人間ではないので、これからも淡々とお客さんに楽しんでもらえるよう腕を磨いていきたいと思います。

お越しいただいた皆様、あらためてありがとうございました。

3月末の興行もどうぞよろしくお願いいたします。

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報告:札幌オーギリングの十二月興行'16『キング・オブ・オーギリング』

2016-12-09 11:45:33 | 報告!

2016/12/9

・12/4のオーギリングに参加してきました。

・今回は2部構成。各部で合わせて2試合出場。

・本戦10月、11月と勝てていなかったのをひそかに気にしていましたが、なんとか1部の試合のほうで勝てました。

・即席チームでしたが、キャラクターの濃さで負けても、本筋である大喜利で勝てたのはよかったと思います。

・ハイスピードな試合展開は得意とするところではありませんが、なんとか乗り切れました。

・安藤選手は、ぞえちゃん選手戦ではどうなることかと思いましたが、着実に力をつけているようです。

・しかし、2部ではチームプレイがうまくフィットせず、自身の読み取りミスも重なり、残念な結果となりました。

・正直、足を引っ張ってしまったように思います。

・チーム戦かつタッグ回答となると、求められる瞬発力の段階が跳ね上ります。

・手数を出せなかったのは大きな反省材料ですが、鍛えるにしてもどうしたらよいのやら。

・次の機会があれば、安藤選手に負けないようになんとか成長していきたいと思います。

・個人的にはそんな感じでしたが、2部では楽太郎選手がメインを制し、見事、現役続行が決定しました。

・「負けたら引退」は、むしろ対戦相手の山本輔選手にとって、かなりハードな牽制だったようです。

・コーナーから見ていましたが、あの「悪ふざけストロングスタイル」の持つペンが震えていたのがわかりました。

・もともと1部と2部で3時間を越える興行を、1対1の対決でしめるというのは、相当なプレッシャーがあると思います。

・それに「相手の引退」を上乗せしたプレッシャーに抗おうとする山本輔選手と、メインと自身の引退を賭けてなお軽く明るい楽太郎選手との対比は、名勝負と呼ぶにふさわしい構図ができていたと思います。

・試合展開だけ見ると一方的でしたが、この試合も間違いなく「いい勝負」のひとつの形でした。

・バッドエンドも有り得たわけですが、オーギリングには、まだまだお客さんを楽しい気持ちにさせてほしい。

・そして、来年のTGRの賞レースにも是非絡んでほしい。

・そのためには、「あんなの演劇じゃない」という人も出てくると思うので、しっかり理論武装しとかなきゃね。

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